その25 自身2回目の皮膚癌が確定したのは残念だけど・・・僕には向き合えっていける自信があった!
2020年 (令和5年) 45歳 3月上旬
「生検の結果ですが…前回と同じ基底細胞癌でした」
約2週間後に、結果を聞きに大きな病院を受診した僕。
「そ、そうですか…残念です」
想定してはいたけど、決してうれしいものじゃない結果・・・
知らず知らずのうちに肩を落としてしまう・・・
「そんなに落ち込まないでください。基底細胞癌は、しっかり切除すれば完治可能ですから、手術でしっかり採りきってしまいましょう!」
「わかりました、頑張ります」
「今日はこの後、血液検査とレントゲンと心電図を済ませて帰ってください。手術時に必要なデータになりますから!」
「えっ?前回そんなことしましたっけ?」
「私が執刀したわけではないので確かなことはわかりませんが、事前検査はしていたと思いますよ」
「それでしたら僕の度忘れなのかもですね!では、検査後は帰りますので今日はこれで失礼します」
「わかりました」
(あんなこと言ってはみたけど…記憶にないんだけどな~)
そう思いながら血液検査を受ける場所へ向かう途中、周辺の景色を眺めていると前回の記憶がよみがえってきた!
(あ~そうそう、そういえば前もここに来たな~)
・・・
前回がある?
・・・
また皮膚癌になったのは残念ではあるけれど、前回の経験で得た知識と自信は、きっと今回の僕を助けてくれるはず!
確かに、同じ基底細胞癌と言っても、場所も大きさも手術を受ける年齢も違う(異なる点が多い)んだから、決して前回と今回を全く同じものと考えてはいけないんだけど…
前回の経験を活かして向き合える今回は、前回よりもずいぶん気が楽であって、精神的にも余裕があるんだよね!
だから、落ち込む必要なんてない・・・
今は体調を崩さずに手術日を迎えられるよう、自己管理することに集中すればいいんだぞ!
ー つづく ー
いかがでしたか?
今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!
読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。
できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。
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