第1章(決心まで):その17 理想と現実…
おっ、今度は(一応)料理中かな?
あのぎこちなさ…
たぶん
福祉ホームで単身生活を開始したころや!
当時は
今よりもレパートリーが少なくて苦戦したっけ…
大先輩に愚痴をこぼしたら
叱咤激励されちゃったよな~
あっ、懐かしいな~
あの容器!
堅いパスタと水を入れてレンジでチン!
するといつの間にか
茹で上がっちゃってるから超楽ち~ん
ソースもレンジでチン!
そしたらさ~
洗い物が少なくて便利なんよね~
ほかにも
冷凍食品
レトルト食品
100均などで売ってる便利アイテム
助けられたな~
…
料理はもちろん
洗濯だって
買い物だって
ゴミ出しだって
なにかあったときの対処も全て自分がやらないといけないし
あと、僕は車の運転が苦手だから…
それに頭がすっからかんで…
仕事は職場に貢献できているのか…
そういうの…
大変って言うのもあるんだけどね~
時間が経過してくると
慣れもあるんだろうけど
仕方がなくこなしてるって言うのかな?
何となくできちゃってる自分がいてさ…
あれほど夢でもあった目標
僕が考える自立した生活
それって結局は
「なんてことはない」っていうのか…
「そっけない」っていうのか…
「想像とは違った」っていうのか…
わくわくドキドキすることなんて
ほぼなかったかも。
(僕の描いていた夢ってこんなんだったの?)
そんな感じで肩を落としたっけ…
でも今はちょっと違うかな
そう思える僕がいる。
だから今の生活環境こそが
僕なら生活できる…
僕がいるべき場所!
…
あれだけの時間を費やして
失敗も繰り返して
やっとつかんだ今を
簡単に
手放しちゃっても良いのかな?
…
「ただの」ヨワヨワマンじゃないんやろ?
手術なんてヘッチャラやん?
受けてまた前を向いていけばいいやん?
…
でも…
手術と言っても、開頭手術
…
やっぱり怖い
いざ、決断を迫られると足がすくむ…
ー つづく ー
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