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第1章(決心まで):その5 浦島太郎だよ~ん

メチオニンを用いたPET検査から1年余りが過ぎた。

検査結果は陰性だったけど、
その後のMRI画像に映る嚢胞は依然拡大傾向…

(何で大きくなるねん…)

なぜか大阪弁になる僕。

森先生、以前から僕が思っていたとおりのことを言われる。

「辛島君、このまま嚢胞の拡大が止まらなければ、
正常な脳が圧迫されることによって体に何らかの悪影響が出てくる」

今の拡大ペースで考えたら、それが髄芽腫の再発でなくても
今のうちに何か手を打てないかと…

アウト~~~~!ってことなんだろう。

「もう一度、検査を受けた大学病院へ行ってください。
今度は私の後輩である医師に診てもらいます」

先生はそう言うと紹介状が入った封筒を渡してくれた。

紹介状を渡してくれる先生
紹介状を渡してくれる先生

後日、その紹介状を持って再び大学病院へ…

以前ここへ来た時よりも順調に増改築工事が進んでいるみたい。
ただ、その代わり一時的に診察室などが移動していて頭が混乱…

(えっと…脳神経外科外来はどこに移動したんかぇ~)

(あっあれか~)

院内を右往左往してようやくたどり着いてホッとする僕。

外来窓口で受付を済ませ…あっとそうだ!

このときに新しくなっていた「システム?」にびっくりしたんよ~

それはこんな流れ…

・院内で受付後、ファイル(バーコードが記載された受診票が挟まれている)を渡される

・それを脳神経外科来窓口の機械にかざし待合室で待機する(ピッで完了!)

・診察可能な状態になると、窓口上にある大きな電光掲示板に僕の受診番号が表示される

・それを確認したら診察室へ入っていく…

僕が大学病院に入院・外来受診していたのは、
おそらく20年ほど前が最後。

当時はバーコードではなかったんだけど、
じゃ~どうやって受付していたのかは…

忘れちまった~

まーそこは置いておいて?

最初は勝手が違いすぎて浦島太郎状態だったけど

慣れてしまえばやっぱり便利!

このバーコードを用いたシステム?は
外来受付だけじゃなくて会計などでも活用されていた!

これって~

・患者の負担軽減
・業務の効率化
・感染防止(非接触)

とかに繋がるんじゃないかな~

ー つづく ー


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ヨワヨワマン辛島
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