ネット議論のマナーについて考えてみた2
議論で罵倒合戦にならないために大事なことその2は、論点をきちんと意識しておくことだと思います。相手と何の主張が対立しているのかをきちんと把握して、その論点について議論するということです。
ある問題について自分が何かの主張をし、誰かがその主張に対して異議を唱えられたら、その意見が異なっている問題について議論しましょう。
自分の意見が受け入れられなかったことに腹を立て、異議を言われた相手のフォロー先だったりプロフィールなどから攻撃できそうな部分を粗探しして、人格攻撃してやっつけてやろう、などと思わないでくださいw
そんな議論(?)は不毛でしかありません。
大事なこと1,2は、「議論する人はお互いにこれを守ろう」という話でしたが、第3は、自分が罵倒されたらどうするか?という話です。
ゲームの理論には「しっぺ返し戦略」というものがあります。「やられたらやり返す、倍返しだ」ていうやつです。ゲームの理論においてこのしっぺ返し戦略はかなり有効で、社会生活でも(困ったことに?)有効な場面は多々あります。
ただし仕方なく使う場合でも、最低限「等倍返し」までにとどめるよう
心がけたいものです。
ネットの議論などを拝見していると、罵倒が罵倒を呼んで罵倒合戦がどんどんエスカレートして収拾がつかなくなってるシーンを時々みかけます。両者ともに「2倍返し戦略」を取ってるからなんでしょうねw
それと人間ってだいたい自分には甘いので、自分では等倍返ししてるつもりでも第三者からは10倍返しくらいに見えてるケースが多いです。「半分返し」くらいのつもりでちょうどいいかもしれません。
もちろん、本当は罵倒や暴言が始まったらスルーするのが一番いいのですが。でもスルーしたらしたで「自分の誤りに気付いたから去って行ったんだ」みたいな事を言う人もいますから、憤りを抑えてスルーするのはなかなか難しいことだとは思いますが。
なお余談ですが、上に書いたしっぺ返し戦略の話は国と国との関係にもあてはまることなんじゃないかなーって思います。
暴言を暴言で言い返すことの是非について、春名風花さんがノートに記事を書いておられます。素晴らしい内容ですが、私にはここまでできないかも?と思いましたw
https://note.com/harunafuka/n/n52051cadf454
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