キーエンスに中途入社してみた(営業職)
1. ごあいさつ
はじめまして。この度、キーエンスの新規事業であるデータアナリティクス事業グループに中途入社した経験を基に、記事を執筆していきます。
担当していたのは、キーエンスが独自に開発したデータ分析プラットフォーム「KI (Keyence Analytical Insights)」のエンタープライズ営業です。
キーエンスは、2024年3月期の連結業績で売上高9,673億円、営業利益4,950億円、営業利益率51.2%と、高い収益性を誇る企業です。
私自身、金融機関での営業経験を経てキーエンスに参画しました。異業種からの挑戦であり、神秘のベールに包まれたキーエンスの独特なカルチャーに飛び込むことには不安もありましたが、それ以上に期待感を胸に門戸を叩きました。
この記事では、キーエンスで働いた中で感じたことや気づきを複数の記事に分けて記載していく予定です。日本屈指の高収益企業における営業のリアル、入社後のギャップや学び、そして新規事業ならではの難しさなど、可能な限り赤裸々に綴りたいと思っています。
また、読者の皆さんが知りたい情報やご要望があれば、ぜひコメントで教えてください。今後の執筆テーマに反映させていただきます。
※現在は退職済みのため、外部からの視点も交えた内容をお届けします。
2. キーエンスとの出会い
金融機関に勤務していた当時、キーエンスは「日本屈指の時価総額を誇る製造業」「新卒採用が中心」というイメージでした。そのため、中途採用で営業職として入社できる道があるとは思いもよらず、少し意外でした。ただ、SNSや噂話で語られる「超成果主義」や「独特な働き方」に対して、興味はありつつも謎に包まれていた印象です。
転職活動を始めたきっかけは、金融業界でのキャリアの狭さを感じ始めたこと。将来的な市場の縮小リスクや自分の成長の限界を感じて、キャリアの幅を広げる必要性を意識するようになりました。
そんな中、BizReachでエージェントからキーエンスの営業職ポジションを紹介され、軽い気持ちでカジュアル面談を受けることに。初めて具体的にキーエンスの営業職の話を聞いたとき、他社にはない「強烈な成果主義」「業界を問わず広範な商材」「現場に裁量を与える文化」に興味を持ちました。
3. キーエンスを選んだ理由
私がキーエンスへの転職を決断した理由はいくつかあります。
営業としての腕試しができる環境
様々な業界から優秀な営業人材が集まり、全員が成果を追求する環境に挑戦することで、自分の限界を試してみたかったからです。取扱商材の幅広さ
金融商品のみを扱う営業から、ソリューション提案やデータ分析プラットフォームといった多岐にわたる商材を提案する営業にキャリアチェンジすることで、長期的に自分のスキルを活かせる土台を築きたいと思いました。勤務地の魅力
東京勤務で転勤がないという条件も大きなポイントでした。(お台場勤務というのは少し遠いですが…)
4. 挑戦への一歩
内定通知を受け取った瞬間、正直なところ迷いはほとんどありませんでした。「新たな挑戦ができる場が目の前にあるのに、立ち止まって後悔したくない」という思いが背中を押しました。
転職を考えている方へメッセージを送るなら、こう伝えたいです。「自分の成長や挑戦を止めるのは、自分自身です」。
私自身、金融機関からIT業界へという異業種への挑戦を経て、自分のキャリアの可能性を広げることができました。そしてキーエンスという環境は、決して楽な場所ではないものの、自分の限界に挑みたいと思える人には非常に魅力的な場所です。
何を「ハードワーク」と感じるかは人それぞれですが、自分の営業スキルや体力に自信がある方、そして新たな分野に挑戦したい方には、キーエンスでの経験は大きな成長機会を提供してくれるはずです。
今後、実際に働いてみた中での詳細なエピソードや学びについて、順を追って記事にしていきます。また、「キーエンスの〇〇について知りたい」などのリクエストがあれば、ぜひコメントで教えてください。