9."プロ"にこだわる理由
「なぜプロじゃないとダメなんだ。」
「働きながら社会人チームでサッカーをすればいいじゃないか。」
その通りだ。
わざわざリスクを犯して海外に行ってまでサッカーをする必要があるのか?
日本でプロになれないから海外に逃げるように行ったんじゃないのか?
妥協じゃないのか?
正直自分でもまだわからない。今後の人生がどうなるのか、未知数だ。
ただ、プロサッカー選手になるという夢を叶えたい。そして人に感動を与えたい。これが僕の目標だ。
サッカー選手として高みを目指し続ける。今しかできないことをする。
どうなるかわからない人生を選ぶ事に後悔は微塵もない。むしろおもしろい。
海外に行ってみて感じることもある。世界は広くて色んな人がいる。
日本では当たり前だったことが、当たり前じゃない。そんなことわかっていたけど、いざ海外に来てみると、身をもって実感できる。
経験したことがあるのとないのでは、全く違う。
言葉が通じなくても、優しい人ばかりだ。そんな人たちと会話がしたい。英語を話せるようになりたい。英語を学びたい。
日本にいる時は、そんなこと思わなかった。
正直サッカーでお金をもらえるかはわからない。でも、お金を稼ぐために人生があるんじゃない。幸せになるために人生がある。だから僕は好きなサッカーをして、人に感動を与えられるような人間になる。
それが僕の幸せだ。
あとは、自分を信じてやるだけだ。
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