【ネタバレ注意】崖の上の冒険録 まとめ
※こちらは「黄金のレガシー」のネタバレを含みます。ご注意ください!※
さらに言うと、
ファイナルファンタジー9のネタバレを大いに含みますので、ご注意ください!!
メインシナリオのクリアから数日経ち、
クラフターカンスト、極マウント2種ゲット、FATE周回中・・・・と絶賛黄金の夏休みを楽しんでおります。
この数日間、たくさんの方の黄金クリアレポートを拝見させていただきました。
ということで、メインシナリオの記憶が確かなうちに、自分もレポートをまとめておこうと思います〜。
※ただのFF9&FF14オタクによる独断と偏見にまみれた上から目線レポートです。
ご容赦ください!!
<勝手な採点>
■シナリオ:70点
■キャラクター:60点
■グラフィック:100点
■バトル:60点
■音楽:95点
■その他(ミラプリまわり):80点
■シナリオ:70点
◎前半は王位継承戦、後半はアレクサンドリアと、分かりやすい二部構成で良かった。
◎好みはあると思うが、ウクラマトの思考が「相手のことを知る」という一本筋の通ったものになっており、うだうだと悩む過程がなくスッキリしていて気持ち良かった。ただ王位継承に関してはあまりに順調に行きすぎていたので、大きな挫折→ヒカセンたちの支えを経て一層強くなる、という描写は欲しかったかも。船酔いとかじゃなくて。
△ウクラマト側にはクルルさんと双子(とエレンヴィル)が、コーナ側にはサンクレッドとウリエンジェがついていたが、ウクラマトやバクージャジャたちのキャラが立ちすぎていて、暁の彼らが空気と化していた。せめてサンク&ウリとガチ勝負できるイベントバトルとかあっても良かった。
×セノーテ最奥の黄金郷の手前まで行ったのに中には入れず、中途半端なところで後回しにされて困惑した。荒野での西部劇のようなくだりは、「黄金郷を前にして、自分いったい何をやってるんだ?」と困惑どころかイライラさせられた。
◎アリゼーの「この人(ヒカセン)に全てを背負わせないでよね」の一言で完全に恋に落ちた。笑
×ゾラージャの描写が圧倒的に浅い。西部劇やる尺があるならゾラージャの描写に使って。
極周回したためか「世界は俺のものだ」と言うばかりの、バックボーンのよく分からないキャラクターに落ち着いてしまった(自分の中では)。
「奇跡の子」と呼ばれることの重み、期待に応えられない悔しさ、王位継承戦以前の大きな挫折やコンプレックス、
それ故にたとえば王位を継承できなければ死ぬくらいの後が無い感など、もっともっと描写が出来たはずだ。
×グルージャの存在自体は可愛いので癒されたが、どういう流れで生まれた子なのか全く分からなかった。
30年のうちにゾラージャが側室的な女を作ってついつい出来ちゃった子、とかなのか。
「奇跡の子」と呼ばれることにコンプレックスを感じていた(はず)のゾラージャが積極的に子供を作ったとは思いにくい。
そういった説明がないせいで、ゾラージャ討滅戦後のグルージャとの掛け合いや、グルージャに武王の王位が継がれていたことの深みが感じられなかった。
×ていうかそもそもマムージャ族の命名規則が「○○ージャ」ばっかで覚えにくすぎる。書いてる今もゾラだかグルだかバクだか混乱しながら書いてるわ。
◯土壇場でラザハンと国交を結んだこと。「想いが動かす力」のBGMとともにヴリトラが現れたところが黄金で一番沸いたポイントかも。
×スフェーンの描き方が魅力的に感じられなかった。これまでどんな女性キャラが登場しても嫌悪感こそ抱くことは無かったものの、正直女としてスフェーンは受け付けないタイプのアレだった。
何が苦手って、こちらが聞いたことをはぐらかして話を逸らしたり、自由奔放に見せかけたり(事実そうなのかもしれないが)、
プログラミングされた存在のはずなのに思考に筋が通っていなかったり、人間として苦手なタイプだった。
×何度も言ってるけど、100IDでグラハがスフェーンのことを「彼女の本質は善良そのものだからな」と言ったあのセリフが本当に解せない。そこまで距離をスフェーンと詰めた時間も描写もない。
×命のストックがあるシステムと、死ぬと他の人の記憶から消えるシステムの循環はまだ分かるんだけど、
それと永久人のシステムがどう繋がってるのかいまいち理解しきれなかった。死ぬ時に永久人になるか決められるの?選ばれた人は永久人になれるんだっけ?
別に「生きてるうちに善行を積めば永久人になれるシステム」とかが周知されてるわけじゃないよね?
今生きている人たちの命の循環を止めないために他国を襲うならばまだ理解できるんだけど、そうじゃなくて永久人のためというのがよく分からない。
全体的に魂と記憶やらの設定が入り組みすぎててよく分からなかった。バカですいません。
×リビングメモリーで、エレネッシパにターミナルのシャットダウンさせたところが許せない。
ただでさえ戦えないエレネッシパがエーテルらしきものを発してるのってあれが初な気がするのに。
全ての業を背負うつもりで来たなら、それはウクラマトがやってください。
★ただでさえ他シリーズの陰に隠れがちなFF9をフィーチャーしてくれたことは、本当にそれだけでありがたいと思える派。そんなFF7とかみたいに供給ないからさ…。
△FF9原作とFF14におけるアレクサンドリアは完全に別物と考えていたので、大好きなあの街が水没していようとも、謎のサイバーな街にされていてもギリギリ許せた。
△リビングメモリーはまさにFF9のテーマパークで、文字通り夢の国として捉えたので、原作との乖離はギリギリ許せた。ただ、BGMの使いどころが惜しかったり、リンドブルムの立ち位置だったり、なんていうか「FF9は好きだけど根幹まで愛してはいない」人たちが作ったゲームだなという印象。
×たとえ別物の世界とはいえ、FF9をさんざん匂わせたうえで、FF9のテーマである「いのち」に触れるなら、細心の注意をはらって触れてほしい。
FF9のビビは、作られた限りある命と分かっていても、それを受け止めて、次世代に記憶を繋いだ大切なキャラクター。
たとえ自分が死のうとも、大事な誰かが生きていくことによって記憶は継承されていく、それが続いていく、というメッセージが
FF14のアレクサンドリアではまるで真逆のように扱われていた。死んだ人の記憶が消える時点でまず1アウト(FF零式のオマージュだったならアリかもね)
私はFF9のことを勝手に人生の教科書と呼んでいますが、FF9をプレイしてFF14を作った方々は勿論そこまでの思いはなく、
「FF9好き〜懐かしいから要素散りばめといたら皆嬉しいでしょ」くらいのテンションでシナリオを作ってしまったような気がしている。
ゲームは大切な人生体験なんだということを分かってほしい。
🔳キャラクター:60点
・ウクラマト:先にも書きましたが思考が一貫しているという意味ではとても好き。次第に王としての風格のようなものが現れていっている気がするのも良かった。
ただ同じクラスにいたらこんな陽キャと仲良くできる気はしないので、ラマチとは呼ばないでおくね。笑
・コーナ:石川界人がいい仕事をしていた。コーナとウクラマトが仲が良いというのは意外。
ラザハンと国交を結ぶというのが、ウクラマトにはおそらく出来ない理王としての第一の仕事として的確すぎてグッジョブ。
・バクージャジャ:最初から負けは確定していたようなキャラなのであまり存在を気にしていなかったが、
ヴァリガルマンダの封印を解いたのは冷静に考えてめちゃくちゃやばい。
裁きは理王の範疇なのかな?落ち着いたらコーナはバクージャジャにちゃんと罰を与えてください。
・ゾラージャ:上述したとおりで描写不足にもほどがある。
関係ないけど極で「我が世界よ」的なことを言うんですが、その言い方が「わ〜〜が世界よ〜〜」って感じで周回中なぜかいつもツボってしまう。好き。
・グルージャジャ:皆に慕われる素晴らしい王、しかも2人分の脳みそがあって、という存在でありながら
実子ゾラージャの心の闇を何とか出来なかった、というか何とかしようとしたのか、放置していたのか知りたい。
だってそもそもゾラージャのメンタルケアがきちんと出来ていたら、失われなくて良い命がたくさんあったわけですからね。
・スフェーン:苦手なので割愛!でも7.1以降も登場してきそうですね。
・オーティス:FF9スタイナーのオマージュですね。オーティスが正気を取り戻してスフェーンを守ったシーンが黄金の中で2番目の沸きポイントでした。
・エレンヴィル:黄金でいちばんの被害者な気がする。はるばる帰省しようとしたらタッチの差で実家がなくなって家族もあんな状態になっていたってどうよ。
そういえばエレンヴィルとウクラマトって良い幼馴染で、ちょっとカップリングみたいな見方も出来るのかなと思っていたのですが、そうでもなかったね。。
暁は全員大好きなので割愛!
🔳グラフィック:100点
・これに関してはもともとあまりこだわりもなかったので、綺麗になって素晴らしいですね!という感想。エリアで言うとマムーク周辺が一番好きです。
・FF特有なのかもしれないけど、ゲーム制作の方々ってグラフィックへのこだわり本当に強いよね。PLLでの時間の割き方も半端なかったもんね。
🔳バトル:60点
・これは自分が戦闘苦手なのが悪いんですが、IDボス戦の難易度が上がりすぎな印象。うかつにヒラを出せない。。極が難しいのはまだ覚悟できるけど、IDはもうちょっと緩めに設定してほしかったな。
・メインはヴァイパーで進めましたが、ヴァイパーの技がまぁ漢字だらけの方向指定だらけでね
初めて技名を見た時はテイルズかな?と思いました。もうここまでFF9オマージュするんだったら、ジタンの技をひとつふたつ入れてくれよな!私はグランドリーサル打ちたかったよ!
ただ、ヴァイパーのAF武器が「サルガタナス」だったところで盛大に手のひらクルーしました。ありがとうありがとう。
・ピクトマンサーにはまだ触れていないのですが、あの草みたいなやつが気になってしょうがないよ!簡易表示だと消えないよ!なんかアサイラムに入るようなノリで自分も入ってしまう。
🔳音楽:95点
・いつもいつも素晴らしいけれど、今回も音楽がしぬほど良い仕事をしてませんでしたか!?
・特に好きなのは97IDヴァンガード、100IDアレクサンドリアです。まだサントラが発売されていないから、ハウスでオーケストリオン流して延々聴いてる。
・マイナス5点の理由は、FF9のBGMのつけどころが全体的に何かおかしいってところです。
タンタラスのテーマなんかは最高だったんですが。
何より残念なのが、例えばアークに乗ったときの「バトル1」や、リビングメモリーで一瞬流れた「守るべきもの」など、人気曲のほとんどが原曲そのままだったので
おそらくオーケストリオン実装されないというところです。これは本当に残念。。
🔳その他(ミラプリなど):80点
・本業裁縫士なので、装備まわりの要素がめちゃくちゃ重要で…。
2箇所染色は素晴らしいなと思いましたが、まだ2箇所染色が実装されていない装備が想像以上に多かったということと、
そこ染色されるん?!みたいな装備も結構あったかな。でも2箇所染色という発想そのものが神なのでありがとうございます!!
・これはいつものことかもしれませんが、マケボ装備(自分で作れる、売れるやつ)は全体的にデザイン使い回しが多いのと、
デザインがちょっと微妙なのが多いかな?という印象です。
ID装備やAFはとても良いので、全体としては全く悪いことではないのですが、ミラプリショップとしてはね…ちょっと困るよね…!
つらつらと思いつくままに書いていたら5000字弱になってしまいました!
なんかこう、FF9好きで集まって今回の黄金について良くも悪くも語ろうの会をやってみたいなぁと思いました。
もうすぐ黄金の基本的な作業も終わると思うので、ミラプリショップも早いとこ再開したいなと思います!
以上、ご覧いただきありがとうございました〜!!