クリーブランド・クリプス
日鉄のUSスティール買収の禁止命令から10日。ついに黒幕が表に出てきました。
米製鉄大手「クリーブランド・クリフス」が別の米鉄鋼メーカーと協力してUSスチールを買収する可能性があるとの表明しました。
まあ、一連の流れのなかバイデンの買収禁止を出させた黒幕中の黒幕のローレンソ・ゴンカルベスCEOです。
買収額も半値程度しか出さないし、会社を解体してしまうような雰囲気だし。
日鉄と買収に競り負けたのには当然の理由があると誰の目にも明らかなのに、圧力手段に出るは。あまりにも酷いハイエナっぷりです。
記者会見では散々、日本バッシングをして、正当なフリをしましたが、経済学者もこの買収はクリーブランド・クリプスが価値を見出せないと言う人が多いようです。
でも、大統領命令は多分覆らないだろうし、日鉄は賠償金を如何に削るかの何の建設的な企業意義を見いだせないことをしないといけなくなる。誰もが明らかにクリーブランド・クリプスがおかしいって言っても横恋慕したジャイアンが得をするっていうのも可笑しな話です。
今後、アメリカの企業は買収するリスクしかなく、投資対象にはならなくなっている。そういうことなんでしょう。
それは今回の件だけでなく、アメリカを見渡した最近のニュースが物語っています。
最後に、このCEOは鉄鋼界のイーロンマスクらしいですねー。国家のシロアリと呼んであげたいです。