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ビールの値上げ

アサヒビールが来年4月に酒類の値上げをすると発表しました。仕方ないといえば仕方ないのですが。
通勤を車でしているもので、週に1回か2週に1回ぐらいしか飲むことが出来ないのですが、お手軽なお酒としてのビールやノンアルコールビールの値上げはこたえます。様々な食品が材料費の高騰で値上げする中、嗜好品の値上げは飲まなけりゃいいじゃない。というかもしれませんが、ちょっと気持ちを緩めるときにお酒を夜に飲むのも楽しみの一つです。

嗜好品を最初に値上げ対象にするか、最後に値上げ対象にするかということはその社会がどうなっていくかの指標だと思います。
嗜好品を最初に値上げをする場合は、贅沢品としてここに値上げをすることに世間的な賛同を得られるという観点だと思います。
逆に嗜好品を最後に値上げするということは、その他の日常品を値上げ対象とすることで薄利でも多量に獲得するという意味を感じます。
値上げ対象に上がるものは、生産者・企業としては損益のぎりぎりまで考えた末での結論だと思います。値上げやむなしの日本の経済状況の中でこれからどういう路線を展開するかが少し見えてくるような気がします。

税金もしかり、税収が一定規模ないと国の運営も立ち行かないと思います。今あるお金を放出すればいいというのも、一時的な話としては乗り切れても今後の動きはどうなるの?という気持ちでいます。かといって税金を増やすことだけに、頭をひねってお偉い官僚が庶民の生活がどうなるかを考えないのも困ります。
使い方だということを言うなら、使い方にに対するきちんとした開示と、点検、ペナルティは必要だし、その法律は第三者が成立に対する意見を反映する場が欲しいと思います。即時性が奪われるということをいうのならば、即時性のために不具合の放置や既得権の確保は困るのではないでしょうか。
意見が選挙で反映するかというと、いまいち心もとないですが、政治と金をとかいう政党も寄付金で成り立つ政党も含めて、実際の法案の設立を是正することには及び腰で自分の既得権には触れるのを嫌がるように感じます。

とりあえず、一杯のビールも飲むのを躊躇する社会はやはり不健全な社会の一面をのぞかせているのかもと思っています。
じつは、第3のビールの値上げの時に、そこが需要が増えたからそこの税金をあげるんだという新鮮な驚きを感じたことを最後に声を大にして言いたいです。

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