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USスティール

日本製鉄による、USスティールの買収をアメリカ大統領が阻止をしようとしていました。その結論が15日以内につくようです。
しかし、対米投資委員会も結論を出せないまま、バイデンに下駄を預けたというなんだか締まりの悪い話になってきました。
USスティールもここで買収が決まらないと本社も移転、工場も閉鎖。日本製鉄も中国への依存のリスクを考えたら、ここで買収を決めないと企業の存続が危ぶまれる局面。
USスティールの地元は、買収が地元を助けてくれないと困る切実な思いがある。
ペンシルバニア州も支援を好意的に受け入れている。

なのに、アメリカの象徴だからUSの名をつけた会社の買収は許せないとか、国家安全保障の観点から買収は反対する。とか、いかにも大義があるかのように言っている。

USスティールがアメリカの象徴なら、ここまで何をアメリカはしてきたのか?
世界24位に下がるまで放っておいて何がUSの名前がついた会社が買収されるのはカッコがつかないっとなんなんだ。働いている人はえらく後回しだな。

国の安全保障上の観点というなら、USスティールが経営に苦しんでる時に製鉄に対する企業の衰退はここ数年の話ではなかったはずです。

他国の話をしながら、日本に対してもこのチグハグはいっぱいありそうな気がしています。
少なくとも、トランプだろうが、バイデンだろうが、石破だろうが、人を守るとか、雇用を守るとかから、一番遠い存在だと感じます。

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