安易にN1必須という日本企業
日本語教師をしたり、OUCHI de Internationalという日本人と海外の人を繋ぐイベントを主催しております。
こちらの記事はstand.fmという音声配信アプリで収録したものを文字起こししております。
現代忍者羅希阿丸さん https://stand.fm/episodes/60bc76523612c60f8a67a6ee
が広島県で生前葬を行います。
当日はYoutubeライブにて生配信されます。
第一部はたちまち終活の赤さんが生前葬について、終活についてお話をされます。
第二部は現代忍者羅希阿丸さんが再び世界の舞台に挑戦する決意表明と、今までの感謝の気持ちをお話しします。
当日はお見逃しなく!!
◆OUCHI de International
日本人と海外の人がおうちで繋がれるオンラインイベントです。
毎週いろいろなテーマについて話しています。
英語の練習、価値観を広げるのに、ぜひぜひ参加してください。
最近は、よく参加される方同士が直接会えたという声を聞いて本当に嬉しく思います。
参加チケット
https://elu.jp/item/iYVGoRfz7oxaSvU5sc0L
毎週木曜日20時半毎週土曜日or日曜日日本人、海外の方がワイワイ話しています。 なぜOUCHI de Internationalが作られたのか(日英note)
それでは本題です。
「安易にN1を求める企業」というテーマです。
コロナの状況が落ち着いたんですが、外国から日本への入国が難しい状況です。
まだ留学を申し込む前なのに、
航空券、ホテルの部屋、また空港からホテルまでの移動手段、その管理者などの情報を提出しなければなりません。
つまり、留学できるかわからない状態で、諸々の手続きをしなければいけないんです。
しかもその申請が通るかわからない状況です。
なかなか絶望的な状況なので、
今は本校で勉強してくれている学生に何かできないかと思い、就職のお手伝いをしています。
それでいろいろな企業さんとお話しする機会が増えて気がついたことがあります。
それは安易にN1合格者を求めているということです。
日本語教育専門の方なら、
N1のレベルがどのぐらいか想像できますよね。
正直なところ、仕事に関する知識があれば、N2合格で十分だと思います。
漢字圏の国の人ならまだしも、非漢字圏の国の人にN1合格を求めるのはなかなか酷だと感じました。
タイで働いていましたが、大学の先生でもN1はなかなか取れない状況でした。
少しだけN1の問題を共有します。
https://www.jlpt.jp/samples/pdf/N1-mondai.pdfより抜粋。
このレベルを求められるわけです。
文脈から答えを読み取る必要がある問題です。
日本人でも読解力がないとなかなか難しいのではないでしょうか。
N2ではなく、N1を求める根拠があればいいのですが、
N1のレベルを知らずにN1を求めるのはなかなか酷だと感じているこの頃です。
少しでも、世間一般にN1がどれだけ大変か、そのために留学生たちがどれだけ努力しているか知って欲しいと思いました。
引き続き、今預かっている学生さんの進路実現のために尽力してまいります。