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ビジネス英語の学習法5:会議での会話、プレゼンの時の会話、会食やお付き合いでの会話のスキルアップ

以前からの記事の要点です。

①『ビジネス英語』=専門用語を伴う、大人が使う『英語』
②基礎文法の習得、そして単語力を増やす取り組みが大切
③ビジネス英語の下地作りは業界の英語記事を読むこと
(*ビジネス英語の下地:①専門用語と大人向けの単語の下地、②フレーズと言い回しの下地、③基礎文法の下地、さらにはビジネス英語を取得する目的の一つでもある④海外マーケットの情報を得る)
④ビジネス英語における、ライティングによるアウトプットは基礎文法の理解と英語の論法を手に入れる訓練が必要

さあ、今日はスピーキングについて触れて参りましょう。今日のタイトルで紹介した、会議での会話、プレゼンの時の会話、会食やお付き合いでの会話はすなわちビジネス英語のスピーキングのシーンの代表的なシーンとなります。

まず、スピーキングの定義をします。

スピーキングとは言葉のキャッチボールの事を指しています。スピーキングとは一方的な自己主張を指すものではなく、相手がいる状態でなされるものであり、やはり言葉のキャッチボールである事を忘れてはなりません。

少し勇気を出してお話します。

よく3,000単語あればスピーキングは会話が十分にできるとか、表現方法を考えれば自分の伝えたいことは単語量が少なくても必ず表現できると謳っている本、ブログ、記事などを目にします。本当にそうなのででしょうか?

例えば単語力に制限がある小学生と話していて大人同士の十分なコミュニケーションが成り立つと思いますか?専門用語を知らない相手に専門用語を使わないでコミュニケーションを取る難しさを経験したことはありませんか?

あなたがビジネス英語の学習で手に入れたいのは小学生のような会話力でしょうか?また、あなたがビジネス英語を学習して、いつまでも同じ業界の人と話すのに、専門用語を使えない人材でとどまっていることが学習の成果と考えられるのでしょうか?

おそらく答えは違うと思います。

スピーキング、すなわち円滑な大人同士の会話におけるスキルを得たいなら、覚えておぼえておかなければならないことは、一定以上の単語力が必ず必要にあるという事です。ビジネス英語におけるスピーキングは、一定の単語量があるという事が条件になるのです。

ビジネス英語のスピーキング力を手っ取り早くスキルアップしたいなら、まずは単語力強化に取り組んでください。単語力が少しでも増えれば必ずスピーキング・会話力に繋がることを体験できます。単語力はそれだけ威力があるのです。

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単語力に取り組みつつ、さらにスピーキングのスキルアップを望みたいのであれば、すぐにでも取り組めるトレーニングは時間を決めて書くショートエッセイです。

この方法はまず頭の中でテーマを決めます。なんでもいいのです。ここでは「かき氷」と設定しましょう。

テーマを決めたら「主張」を決めます。ここでは「夏はかき氷がうまい!」としましょう。

次に、この「主張」に対する「本論」を頭の中で組み立てます。これも大事な訓練です。なぜ「夏はかき氷がうまい!」と考えたのでしょう?この問いに対する回答が本論になります。

「気温が上昇する夏は体もほてりやすい。口に氷が入った瞬間にそのような体のほてりが一瞬解放されるように感じる。だから夏に食べるかき氷を美味しいと感じるのであろう。」ここまで頭の中で考えられたら、時間を決めショートエッセイを書き始めます。

中級者であれば時間は5分から7分で設定し、初級であれば20分まで伸ばしても良いでしょう。タイマーをセットし時間内で英語の表現を考えながら、自分の主張と理由付けを英語で落とし込むのです。

I love eating shaved ice in summer. I love the feeling when I put shaved ice into the mouth. It feels like it takes away all the heat of the body. I just can't resist the craving for that.  (上級者十数秒)

時間を決めて行うこのショートエッセイの練習は、脳に緊張状態を作り出し、あたかも目の前に人がいて、自分の話を待っているかのような緊張感を作り出すことができます。この緊張が脳にはスピーキングと同じような感覚を作り出すので、この訓練を繰り返すことで発話がよりスムーズにできるようになります。

また練習の頻度は週に一度、行うのではなく、たかだか時間にして一文さちゅでも20分ですので、毎日やることが大事です。

英語に毎日触れる状態を作り出せるこの訓練方法は、脳への刺激という点でもとても良い訓練になります。この訓練を繰り返せば、最終的にはわざわざショートエッセイを書き起こさずとも、頭の中で組み立てた主張と本論をそのまま発話する訓練を行えばよいという事になるのです。

さて、上記では単語と時間を決めて取り組むショートエッセイについて述べましたが、さらにスピーキングを向上される為には、もう一つ取り組んだことが良い訓練があります。

それは、質問文の作り方に慣れるという事です。

我々のスクールではテキストに記載されている文章をすべて質問文に変える訓練を行います。

初めはYes/Noクエスチョンの作り方を覚えます。次にwhatやwho(whom)を使った質問文作りを行います。その次にWhenやwhereを使った質問文作りに移行し、最後にWhyやHowを使った質問文作りに取り組みます。

この訓練は自分が聞きたいことをしっかりと尋ねることが出来るようになる訓練になります。スピーキングは言葉のキャッチボールですので、やはり質問文を頭の中で作れるようにならないと円滑なコミュニケーションにはならないわけですね。

以上がスピーキングンに取り組むための3つのポイントとなります。単語強化、英語の論法と文章の作成スキルを上げる為に取り組む時間を決めて書くショートエッセイ、そして頭の中で質問文を作る練習です。

スピーキングの訓練方法はご理解いただけたでしょうか?

ぜひ上記の内容を参考にビジネス英語のスピーキング力に取り組んでくださいね。

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