#19 ロアッソ熊本へ敬意をこめて
こんにちは、ユースケです。
ひそかに追いかけていたロアッソ熊本の2022シーズンが終了。
決定戦の結果は1-1のドロー。J1チームのアドバンテージで京都サンガの残留が決定した。
思い返せば今季のロアッソの試合を初めてみたのは6月5日の秋田戦。天皇杯の相手がロアッソに決まってから偵察でもしようかと見始めたのだった。
それまでにロアッソの事で知っていたのは「風のようにターレス」という名実況と元サガン鳥栖の黒木が所属しているということのみ。そんな状態で試合を見始めた訳だが、ロアッソが展開するフットボールに衝撃を受けた。
当時こんなことをツイートしていた。
その後いろんな記事を調べてみたら(とはいえ情報は極端に少ない)昨年の2021シーズンからやっているらしく、特徴的なタスクだと思っていたWBの選手は大木さん曰くサイドMFと呼んでいるとのこと。うん、そりゃそうだ。あれはWBと呼ぶには無理がある。
この時のロアッソのサッカーを見て「天皇杯、甘く見ていたらやられるぞ」と感じた。実際、我が軍の総大将である川井監督は天皇杯試合後にロアッソの印象についてこうコメントしている。
それからというものサガン鳥栖が指向しているサッカーに少し似ている事もあって、ロアッソにどんどん引き込まれていった。その後DAZNでは10試合くらいロアッソを見たかな。
魔境めいたJ2で快進撃を続けるロアッソ。ついにはリーグ戦を4位でフィニッシュしたのである。そうJ1昇格プレーオフ1回戦をホームで迎えることができるのだ。
11年前の約束が結実するかもしれないロアッソを見て、居ても立っても居られず、少しでも後押ししようと現地に馳せ参じることにしたのだ。
初めて行った「えがスタ」は周辺の環境も良くスタグルを買って近くの芝生で食べるほのぼのした雰囲気。子供たちが試合の時間まで広場でサッカーに興じていたりとボールパークの空気間が漂う。
一緒に行った熊本在住の弟からスタジアムDJだと教えてもらった「スガッシュ」さんのメンバー紹介煽りがめちゃくちゃカッコよくて鳥肌がたった。(なんとゴール裏サポーターの目の前でマイクを持って行う)
大分とのプレーオフ初戦は開始20秒でいきなり失点するものの結果は2-2のドロー。リーグ戦の順位アドバンテージで勝ち上がりが決まった。
相手はどっちだとスマホで確認すると、なんと山形が勝利。リーグ順位の関係で2回戦もホーム開催が決定した。
もうここまできたら来週も来るしかないと2週連続でえがスタへ。
大分戦後に生カモンロッソを初めて目にし、次の試合では一緒にやりたいと黒木のタオマフを買うことを決意(鳥栖サポが買うなら黒木一択やろと笑)
そして迎えた山形戦。イヨハのゴールで先制。かなり有利な状況になったと思っていたら、あれよあれよと2失点。リードを許してしまった。
後半から猛攻を仕掛けるロアッソ。平川のスルーパスに反応した高橋がペナルティエリアの中で倒されPK獲得。一気にヒートアップするスタジアム。
これを杉山がしっかり決めて同点に。そのままドローで試合終了。ついにJ1京都サンガとの決定戦に駒を進めることとなった。
そして今日の試合だ。
本当に惜しかった。最後の平川のシュートがあと数センチでも内側に飛んでいれば入ったかもしれない。
J1とJ2の差はほんの数センチ。されどそれが大きな差なのかもしれない。
昇格できなかったロアッソの選手たちにはJ1から山ほどオファーが届くだろう。
それだけ魅力的な選手ばかりだ。全員は残せないかもしれない。
だけど大木監督の続投は決まっているし、別れがあれば出会いもある。
無責任な言葉だけど、残ってくれる選手、監督、コーチ陣、そして新しく来てくれる選手を信じればきっと大丈夫。
またロアッソらしいフットボールが来季も見れるはずだ。
主力を抜かれまくっても残留した鳥栖サポの自分が言うんだから間違いない!(笑)
ロアッソとの約束は来期以降に持ち越されることになったが、サガン鳥栖も偉そうに上からものを言っている場合ではない。
あの約束は「J1に居続けてね」なのだ。
実際に現地でロアッソの試合を2試合見て、くしくもサガン鳥栖が昇格した年と同じような歓喜と熱量を感じた。
そこにはなんだかここ数年のサガン鳥栖が忘れかけていた野心と熱量があった気がする。我々もロアッソに負けないように川井監督と共に挑戦を続けないとね。
あとがき
あの時約束を交わしたロアッソは鳥栖サポにとっても特別なクラブ。来季もDAZNを中心に試合を見て応援させてもらいます。
ロアッソ熊本の選手、監督、コーチ陣、クラブスタッフ、ロアッソサポさん、今季熱い試合をたくさん見せてくれてありがとうございました。
長いシーズン最後までお疲れさまでした。
ロアッソ熊本に関わる全ての人に敬意をこめて。