#9 ルヴァンカップ開幕!カップ戦の意義を考える
こんにちは、ユースケです。
3月2~3日にかけて今シーズンのルヴァンカップが開幕しました。
リーグ戦が4チーム自動降格なのもあって、ツイッター界隈や掲示板なんかをみてるとカップ戦の捉え方はサポーターの間でも考えが結構分かれていますね。
サガン鳥栖にしても、先日鹿島に3-0と完敗したこともあっていろんな意見があるようです。人それぞれ考え方がありますが、今回は私の個人的な考えをお話ししてみようかと思います。
全ての試合に勝って欲しいと願うのはサポーターなら当然の感情です。私もやるからには勝って欲しいと思いますし、もちろんサガン鳥栖がタイトルを取るところを見たいと思っています。
ただカップ戦を勝ち抜くには、主力を休ませてもチームクオリティに差が出ないくらいの選手層が必要です。現状、今のサガン鳥栖の選手層でそれを望むのはなかなか難しいでしょう。
リーグ戦になかなか絡めない選手たちの成長が競争を促し主力メンバーにも緊張感を生む。
昨今、世界中どこのリーグでも過密日程は当たり前で、カップ戦は専ら
「主力を休ませる」
「サブ組から試合勘が無くなるのを防止する」
「ルーキーや若手の経験値アップ」
「新加入選手の戦術理解促進・連携強化」
などに利用されることが多く、リーグ中位~下位のチーム程その傾向が強いです。つまりカップ戦にはこれから活躍が期待される選手が多く出場することになります。
サガン鳥栖の場合、先日の3/3鹿島戦はスタメン全員を変えた完全なターンオーバーでしたね。
リーグ開幕戦に登録や出場のなかった選手や途中出場だった選手たちです。大卒ルーキーをバックラインにいきなり2人とも組み込み、なんと2種登録したばかりの福井くんをいきなりスタメンで使ってきました。
結果的に福井くんは前半で交代。松本はエヴェラウドに上からヘッドで叩き込まれ、今掛は攻撃では持ち味を出したものの守備でまずい対応を見せるシーンがありました。
ただ3人は初めてのJ1公式戦。固さもあったでしょうしJ1のフィジカル、スピード、技術を初めて目の当たりにしたわけですから無理もありません。特に松本、今掛は良い経験になったでしょう。ウチのDFラインも選手層が厚いわけでは無いので、2人にはリーグ戦でも活躍してもらわないといけません。
この経験値の積み上げはテストマッチではなく公式戦を経験すると言うのが重要です。カップ戦といえど公式戦。テストマッチとは強度が全く違いますからね。本人たちにとっても悔しい敗戦だったと思いますが、こういった苦い経験を積み重ねて早いとこプロの強度に慣れてほしいですね。
今回カップ戦に出場したメンバーの成長やアピールがチーム内の競争を生み、主力メンバーにも緊張感が生まれるわけですから。
今シーズンはリーグ戦に集中すべき
ということで、リーグ戦で良い結果を出すためにカップ戦を上手に利用する事が“今のサガン鳥栖”には必要なのではないかと私自身は思いますね。
今シーズンは4チーム自動降格、しかも債務超過解消に向けて財務改善していかないといけないシーズン。絶対に残留するために現実的にはリーグ戦に全振りしなければなりません。ハッキリ言ってJ2に降格したら収入が激減してそれこそチーム存続に関わります。
J1でプレーしたくてJ2から鳥栖に来てくれる良い選手や、J1クラブだからアカデミーに来てくれる子達など、降格したらこういうことも無くなってしまうでしょう。とにかくJ1に居続けることが大事ですし今後の経営にとっても非常に重要だという事です。
ルヴァンカップのタイトルは経営基盤がしっかりしてから改めて取りに行きましょう!
いかがでしたでしょうか?
今回の内容はあくまで個人的な意見です。ベルマーレやジェフなどビッグクラブでなくともカップ戦を制した例はありますので絶対に無理なわけではありません。
ただ今シーズンに限っていえば絶対にリーグ戦に集中すべきですよというお話でした。
それではまた。