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『仕事の8割はつまらない』No.12

今回は、リストラや構造改革について一緒に考えてみましょう。
誰もが希望の年になるだろうと予想していた、2020年はCOVID-19のパンデミックにより、東京オリンピック・パラリンピックは延期。年が明けた2021年も開催が危ぶまれている状況と言えます。
また、企業は業績不振を理由にリストラを進めています。
私もこれまで2回、早期退職の対象者となり、上司との面談を受ける機会がありました。

1回目は40代、出向していたので上司との面談も形式的なものとして1回で終わりました。退職金を上乗せした書面と転職支援を受けることができるという説明を受けました。

2回目は、出向先から戻り50代となっていたので格好の餌食となり、上司は強気で法律違反スレスレの圧迫面接を4回受けました。1回目から上司との面談を録音していたので、4回目の面談では「これは違法ギリギリですよね」と詰め寄り、終わりまた。
上司の言い分はこうでした。
「出向から戻り、今の職場では十分に活躍できていないのでないか?」
「これから会社が変わっていかなければいけない状況の中で、あなたはついてこれないと考えています」
「あなたの評価は低いです」「いつまで、いるつもりですか?」「転職もサポートしますので、一緒に探しましょう」などなど・・・。
私は、「辞める気はありません」「お世話になった元上司に相談しています」などと交わしていた。激高した上司は、「相談している人を教えろ、その人に電話して、あなたの認識は間違っていると言うぞ」と脅してきた。
その時、私の心にスイッチが入った!
今ここで、「わかりました、では退職します」と言ったら、この能無し上司の手柄になるのか!
私:「前回私が、会社が変わっていくスピードについてこれないと、ご心配いただいていましたが、これから会社はどの様に変わっていくのでしょうか?」
上司:「それは、私にもわかりません」
私: 「どう変わるかわからないけど、私はついてこれないという判断ですか?」
上司:「そうです」
一字一句がこの通りではないが、だいたいこんな感じだった。
腹黒い私は、腹の中で笑った。
「こんな人に私の人生を決められたくない。辞めるか、辞めないかを決めるのは私だ」

そんなこんなで4回目の圧迫面談を経て次の年、私はまた出向となり、今に至っています。
2020年度内に、希望退職を募る企業はますます増えるだろう。多くの企業は、40歳以上を対象とするところが多いのではないでしょうか。
ある人には、チャンスであるかもしれない。
コロナ禍でも、希望はあるはずです。
ただ、私のように特段のスキルもないような人間には、退職はリスクだろうと思います。
会社という組織は、退職を拒んだ者に対して、不慣れな仕事をさせ、精神的に追い詰めて退職させるということもあるでしょう。

そんな時は、考え方を変えてみましょう。
そう「そもそも、仕事の8割はつまらないものなのだ」と。
働くことを「生活のため、家賃を払うため、住宅ローンを払うため、税金を払うため」と考えてみましょう。
仕事に対する「夢」「やりがい」などは、今はわきに置いて、生きるためと考えましょう。
でも、尊厳を奪われ、心を深く傷つけられるような状況に追い込まれたら、その時は退職を選びましょう。
会社(組織)に命を懸ける必要はありません。
会社(組織)に殺されてはいけません。
あなたの人生は、あなたのものです。
働くのは私自身であり、あなた自身です。

では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!


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