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『仕事の8割はつまらない』No.8

「いつも楽しそうに仕事していて、見ているとイライラする!」
職場で自分がまわりからどう思われているか気になるときがあります。
群れを嫌い、自ら選択的に孤立している人。
仕事がうまくできずに、陰口を言われている人。
なぜかいつも、イライラして、周りをピリッとした雰囲気にしてしまう人。
私もこれまで、いろんなタイプの人と仕事をしてきました。
今も合う人、合わない人、いろいろです。そう、職場にはたくさんの人がいます。それはまさに、10人10色ですよね。

一行目に書いた言葉は、私が今まで言われて一番驚いた言葉です。
一字一句は同じではありませんが、これまで2回言われました。
1回は、面と向かって直接。
2回目は人づてに・・・。
私は職場の誰かをいつも、イライラさせているのか・・・
ショックでした。そんなつもりは全くありませんでした。
「つまらない仕事を楽しい雰囲気で進めていくにはどうしたらいいか?」を考えながらやっていたことが、誰かをいらつかせていたなんて!

でも、深呼吸して頭を冷やして考えると、そう思う人がいても不思議ではないなと思いうようになりました。
自分が落ちている状態のときに、いつも楽しそうに仕事をしている人を見たら、さらに落ち込みますよね。
「なぜ自分はうまくいっていないのか?」「あの人はいつも楽しそうで、いいな~」と思っても不思議ではありません。逆なら私もそう思うはずです。

私も最初から、なんでも楽しくやろうと前向きに思っていた訳ではありません。どんどん、昇進していく同僚や後輩を羨ましく思いながら、子育てと仕事を両立する毎日の中で、いつか子どもが大きくなって、なぜ母が働き続けているのか?と考えることがあったときに、恥ずかしくないように生きようと思ったことがきっかけです。

そんな毎日の中で、「あ~、仕事の8割はつまらないことなんだよな」と思い、後の2割をどう楽しくするかは、自分の心の在り方にあると思い始めました。
そう考えると、コピー取りやシュレッダー掛けさえ楽しくできるようになりました。
日々の人間関係さえも、前向きに捉えて答えのでない事態に耐える力がついてきたように思います。
「あと5分しかない」と思うか「まだ5分ある」と思うかの違いと同じです。
事態がうまくいかないほとんどの理由は、自分の心の在り方にあるのです。
前向きに捉えられる時期は、どんどん進んでいきましょう。
逆に、気持ちが沈んでいるときは、その気持ちを自らの心でそっと包んで、嵐がすぎるのを待ちましょう。
無理に頑張って、明るい気持ちになろうと思わなくてもいいのです。
空を見上げ、季節の風を感じ、静かに呼吸を整えながら、その時を待ちましょう。


では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!


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