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『仕事の8割はつまらない』No.9

子どもの頃、どんな夢をもっていましたか?
その夢はかないましたか?なりたい自分に慣れていますか?
私は成長期にずっと、大人は嘘つきだと思いながら生きていたように思います。
本音と建前を上手に使い分けて、平気で子どもには嘘をつく。
その癖、夢を持ちなさいと気安く言う。
学生の頃、あるアルバイトをしていました。そこは連帯責任でした。全員ができないと給料が出ませんでした。だから、先月もらった給料でいつまで生活すればいいのか見通すことができませんでした。元締めのようなところに行き、困っている現状を話して、バイト先に帰ったら、店主は鬼の形相で待ち構えていて、「俺の顔に泥を塗った」とわめいていました。
未成年が働くとき、どんな法律で自分が守られているのか、学校では教えてくれません。
働くとき、どんな契約で働くのかは、ちゃんと確認しましょう。

新卒で入った会社は100人ほどの社員がいる、小さな広告代理店でした。
そこにもワンマン経営者がいて、愛人である部長に気に入られていなければ、昇進昇級もなくボーナスも低く、本当に世の中はこんなものなのか?と、もがきながら働いていました。それでも、目をかけてくれる上司に会えたことはいまでも、私の財産です。
男女雇用均等法があるとはいえ、まだまだ女性の給料は低く、日々の生活がやっとでした。海外旅行に行ったり、ブランド物のバッグともその頃も、今も全く縁がありません。
それでも、この先もずっと働ける会社に転職する機会をずっと探していました。
「女性は就職しても2~3年でどうせ辞める」という思い込みが、社会を包んでいて同性でさえ、ずっと働いていこうとしていた私を理解してくれる人はいませんでした。

でも与えられる仕事は、男性の補助的な仕事ばかりでした。
「一般事務」「アシスタント営業」そんな職種です。
あの頃の私は、自分が傷つかないように、他人から傷つけられないように心に鎧をつけあがき、もがいていました。
原因不明の湿疹が出て、かゆみで眠れなくなったり、肩こりや頭痛が続いて、20代だったのに肌も全然きれいじゃなくてシワがあるものの、今のほうが肌の調子がいいくらいです。
夢を持つにはエネルギーがいります。とても大きな力が自分の中には湧き上がってこなければ、夢や希望なんて持てないと思います。
だからそんな時は、無理になりたい自分を探すより、目の前のできることを一つ一つやっていきましょう。
お金がなくても独学で語学の勉強をしたり、図書館で哲学や心理学の本を借りて読んでみまましょう。
それがやがて、自分自身に勇気と希望をくれる時がきます。
若い時に成功する人もいれば、人生後半に成功する人もいます。
いつか来るチャンスをしっかり掴む準備を進めながら、毎日を過ごしましょう。
Yes, I can do it!!
誰よりも、自分を信じて。

では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!


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