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『仕事の8割はつまらない』No.20

 2021年7月12日、東京都に4回目の緊急事態宣言が発出された。
飲食店にも、酒類提供の停止を政府が強く求め、政治の混乱と人々の不満は爆発寸前ではないか?
市井の人の声なき声が、政治には届いていないのだろうか?

 また、大手電機メーカーが30年以上にわたり、鉄道車両向け製品の不正検査を行っていた。経営トップは、自分にはそのような報告が上がっていなかったと釈明した。
不正は現場でおきているのだ。大企業の社長室までその情報が届くまで、幾人が動いているのかは想像に難しくないだろう。
経営層が現場を見ていないのだ。
そして、現場も自分の保身に走ってしまい、多くの人の命が軽んじられているのではないか?天然資源の少ない日本で、人と技術力は大切な資源ではないのか?
“Made in Japan” の輝きはもうないのだろう。もう、幻想か・・・
今の若者がいわゆる大企業に魅力を感じなくなっているのも、無理はないだろう。

 だから大人になった私も、どんな状況でも飯が食える人になりたいと思う。そのためには、心身ともに健康でなくてはいけない。
自分で自分の機嫌を取り、慰め、平常心を保つすべを身に着け、組織と対峙していく。
特別な資格もなく、学歴も普通過ぎる私ができることは、今の会社にしがみつくことだ。
しがみつき、抗い、戦う。
そして、「定年」というゴールに向かってひた走るつもりだ。

 しかし、長期化する新型コロナウィルスとの戦いは、自分で稼いだお金で、ごはんを食べるというささやかな願いまでも、踏みつぶしていくかのようだ。


 2020年に早期退職募集に踏み切った企業は、東京商工リサーチによれば、50社1万人以上になるという。
大抵は、45歳以上の年齢が高く、再就職が難しい層がターゲットになっている。
さらに、長期雇用が当たり前の男性とは違い、女性にはさらに一歩踏み込んだ「やめない勇気」がいるとおもっている。
やめないことで、人事的な嫌がらせを受けることもあるかもしれない。
そんな時は、我慢しないで外部に協力を求めよう。
他人に話すことで、内容が整理されるような経験は、誰にでもあるのではないか?
客観的に見ることが、時に役立つことがあるのだ。
確かに、45歳を過ぎると心身ともに、そして男女とも静かな変化が内に起こっている。
でもあきらめないで、もう少し頑張りたい。
若い人に迷惑をかけないように、若い人が活躍しやすいように、誰からも評価はされないけど、誰とでもすぐ仲良くなれる高いコミュニケーション力をフル稼働して、水面下で調整をしていく覚悟だ。

できるだけ自分の力で稼ぎ、生きる覚悟。
できるだけ上手に人を頼って、生きる覚悟。
できるだけ誠実であろうとする覚悟。

時々、毒づいても許して欲しい。

 さあ、間もなく57年ぶり2回目の東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定だ。2013年に「TOKYO」に決まったときの熱気はないが、歴史に残る大会になることは間違いなさそうだ。

何があっても、あなたの人生も私の人生も続いていく。
さあ、生きよう!どうせいつか、ちゃんとお迎えがくるんだから。
心配ないよ。

では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!

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