【ネイルの効果】今日から始められるQOLの高め方
はじめに
みなさんは普段ネイルをしますか?
私はアルバイトの都合上、爪を伸ばす、ネイルサロンに通うということができません。
また私は爪を伸ばすことが苦手で、爪の先が手のひら側から見えるぐらいまで伸びると落ち着かなくてすぐ切ってしまう、いわゆる深爪派です。
しかしネイルをすることは好きで、バイトがない日、たったの2日でも、短い爪に塗りたくなります。(母にはよく勿体無いと言われますが笑)
私がネイルをする理由は、気分を上げる、短い爪を隠す(実は長くスラッとした爪に憧れるのですが、いざ伸びると落ち着きません(T T))の2つです。
たとえ短い爪でも可愛いセルフネイルができると、テンションも上がって、チラチラ見てしまいます。
1日に何回も自分の爪を見てしまうという方も多いのではないでしょうか?
余談が長くなりましたが、今回の記事ではこのネイルによる心理的効果についてご紹介したいと思います。
ネイルケアの実施
今回は、東京都内の特別養護老人ホームに入居している65歳以上の女性12名に週3回のネイルケア介入を8週間(計24回)行い、介入前と介入後のQOL-26(QOL尺度)、ストレス度、PGCモラール・スケール、STAI-1(状態不安尺度)を比較するという研究についてご紹介します。
*PGCモラールスケール:「モラールが高い」=①自分自身に満足感を持つ、②居場所があるという認識を持つ、③年齢などの事実を受容できている
*STAI-1(状態不安尺度):一過性の不安状態を測る尺度
<方法>
*ラベンダーオイルを使用した爪もみ
①指先の冷感の改善効果
②ストレスの解消、リラックス効果
*マニキュア
平均週1〜2回/1人
結果
研究結果を簡潔にまとめると・・・
*QOL-26:介入前と比べて一部領域以外、増加(増加=QOL向上)
*ストレス度:介入前と比べて減少
*PGCモラール・スケール:介入前と比べて「心理的動揺」に関する項目部分が減少(減少=モラールの向上)
*STAI-1:介入前と比べて減少
となります。
つまり、65歳以上の女性12名はネイルケアによりストレス・心理的動揺・不安が和らぎ、自身のQOLが向上しました。
おわりに
今回ご紹介した研究は、私たちがシニア世代の健康について学んでいることもあり、対象がシニア世代でしたが、ネイルには年齢、性別関係なく、これらの効果をもたらしてくれる力があると思います。
セルフで今日から始められるネイルでみなさんも手軽にQOLを高めてみませんか?周りにいるシニア世代の方にもぜひオススメしてみてください🍀
最後まで読んでいただきありがとうございます。
前回の投稿でメイクの効果についてご紹介しているので良ければそちらも見てみてください^^
*今回も素敵な見出し画像をお借りしました、ありがとうございます*
筆者K
参考文献:堤谷めぐみ、小川奈美子、若林紋、加藤裕子、川名はつ子、辻内琢也、町田和彦(2008)『化粧やネイルケアが高齢者のライフスタイルやQOLと免疫能の向上に及ぼす影響』
https://www.kose-cosmetology.or.jp/research_report/archives/2008/fullVersion/Cosmetology%20Vol16%202008%20p75-86%20Machida_K.pdf
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