アレルギー体質になったのだろうか?
豪雪地帯ではないけど雪国に分類される地域で生まれ育って、進学と就職で8年くらい離れたけどそれ以降の17年くらいは故郷に戻って生活している。
冬に全く雪が降らなかった記憶はない(私が覚えていないだけかもしれないけど)。だいたいどの年も積もりはしなくても、雪が降っていた。
1日の最高気温が1〜2℃であるのは冬なら当たり前の感覚だ。そういう日は氷点下あたりの温度で1日の大半を過ごす。
一言で言えば寒い地域だ。
子供の頃から雪遊びはしていたし、ある程度の年齢になれば雪かきをするようになる。
低い外気温の中、屋外で活動するのは当たり前の感覚だった。
外から戻ってきて手を見ると、赤く腫れ上がっている。
普段、どちらかというとほっそりとした指だし、手全体として薄い形状をしている。
それが、ぼってりと厚みを帯びた形状の手になり、腫れ上がった指は関節の動きを制限されている。
じゃんけんの「グー」が完全にはできない感覚。
温かい部屋にいると徐々に戻る。
この現象を「誰にでも起こる、ごく当たり前の反応」だと思っていたので、誰にも相談しなかったしその件について話すことがなかった。
ここ数年、その現象がエスカレートしているのに気付いた。
寒くなってくると水道の温度も下がる。手を洗おうとすると「冷たい」と感じるほど。それは当たり前だと思う。
その冷たい水で手を洗う。ご時世的に流水で数十秒などと言われる。
別に正確に遵守するわけではないけど、清潔が求められる場面では流水である程度の時間をかけて手を洗う。
そうすると、やはり手は赤くなる。
「まあ、水が冷たかったから、そんなものだよな」と思っていたが、そこに「痒み」が加わった。
猛烈に手が痒くなる。
何かのアレルギー反応?と思って洗剤の使用や消毒に注意を払ってみたが、それぞれの使用や年間を通してその反応が出ているわけではない。
水温によるものと予想するのが妥当だろう。
涼しい季節や時間帯にジョギングをしていても手が赤くなり、腫れて、痒くなる。
もしかして、この反応は誰にでも起きている当たり前のことではないのか?と思っていたら、痒くなる私の手には膨瘤疹のようなブツブツが複数現れてきた。
「ああ、蕁麻疹か」
アレルギー体質の仲間入りをしていたわけだ。幼少の頃からの積み重ねによるのだろうか。
それに気付いてからは、反応は明確に認識できた。
冬場に水道水で時間をかけて手を洗うと、痒くなる。手を見ると赤くなってブツブツしてる。
ぬるま湯とかだったらその反応は出ない。
誰かにその反応の話をした時に「それは寒冷蕁麻疹だね」と教えてくれた。その人は皮膚科医でも何でもない。
そんな蕁麻疹があるのか、とちょっと調べたら私の反応とほぼ同じ文章が書かれていた。
ほとんどのケースはセルフケアで対応できるのだそうだ。
「水道など物理的に接触がある時は室内との温度差を大きくしないようにする」
「手袋などを使用して冷たい外気に触れないようにする」
「温める」
「冷たい飲み物、食べ物をひかえる」など。
対症療法だが医学的対応もあるらしい。蕁麻疹の処方と同様。
私の体に現れるこの反応は年々エスカレートしてきている気がする。
以前は屋外での活動後のみだったのが、今や手を洗っただけで起こる。
数十分間の痒みに耐えれば良いだけなので、特別問題視はしていない。症状的には。
けれど根本的な部分で不安はある。
この蕁麻疹も自律神経系の過剰反応と捉えられるわけだ。気温の変化を皮膚が感知して、たぶん最初は皮膚表面の毛細血管が収縮するのだと思う。体温を放熱しないために。
その収縮のリアクションが過剰で、収縮後に血管が拡張するのだと思う。猛烈に。
だから赤くなる。膨れあがる。
意思と全く関係ない部分で、物理的な条件に過剰に反応する身体にはちょっとした恐怖がある。ちょっとしたものなので、どうということはないのだけど。
そういえば、この夏辺りから始めたサウナ活動で、ルーティーン2セット目の水風呂後あたりから、皮膚にまだら模様の赤みや小さなブツブツがでていた。
あれも寒冷蕁麻疹のなせる技か。
水風呂に入るのも考えないとだ。。。
水をかける程度にすれば良いのか?夏だけにすれば良いのか?これはシーズン通して向き合っていこう。
時期的にこれから気温はどんどん低くなる。幸いにして外出の機会は多い方ではない。アレルギー反応が酷くならないように注意はしていこう。
アレルギー反応といえば、酒を飲むと鼻水とくしゃみが続く状態にもなっていた。鼻の粘膜が荒れていくのが実感としてわかった。
いつか正確に調べないとダメなのだろうか?酒は飲まなきゃ良いだけだし、気にしてはいないのだけど。
洗剤の香料で具合が悪くなるのも、椎茸やきのこが食べられないのも、みんなアレルギーか??
花粉症と縁がないのが救いだと思っている。
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