2024/11/10(前編)
この日は私にとって、他のClariSTにとって、ClariSに関係する全員にとって、大きな節目の1日となったであろう。
「ClariS AUTUMN TOUR 2024〜Via fortuna〜」大阪公演の日、そしてこの日をもって、クララさんと共にClariSとして活動してきたカレンさんが卒業を迎えた。
決して忘れられない、忘れてはいけない1日。
今回は、この2024/11/10という日付に焦点を当て、この日を迎えるにあたり私に起きた困難、困難な中での意地と執念、その先の物語を書き進めていく。
1.私とClariSの出会い
まず、私自身がClariSのことを知ったのは2024年2月のオダイバ超次元音楽祭2024、ClariSを本格的に応援するきっかけになったのは2024/6/2の「ClariS SPRING TOUR 2024 〜Tinctura〜」からである。ここも機会があれば詳しく話したいなと思いつつ、今回は本題とズレるので割愛する。とにかく、私自身がClariSを応援するようになったのは今年のTincturaからだということである。
2024年6月のTincturaのタイミングで、秋のツアーの日時と場所は開催されており、この時点でClariSに魅了された私は「次のツアーは全部行こう」と意気込んでいた。ところが、、、
2.ツアー全通を邪魔する存在
秋のClariSのツアーに全部行こうとしてたそんな私を邪魔する存在が現れる。
弊社である。
2024/11/10、私はどうしても出社いけないといけない状況になってしまった。。
そしてこの日は、ClariS 秋ツアー千秋楽の大阪公演…………
そう、スケジュールが被ってしまったのだ😢
「会社終わりに行けるのでは?」と思うかもしれないが、
弊社 →都内
ClariS →Zepp Nanba(大阪)
仕事後に易々と行ける距離で無いのである。。
だから諦めざるを得なかった。
ただ、この時点ではClariSのツアーに4公演参加できることは決まっており、弊社への不満を募らせつつも、
「今回4公演行ける。クララさんとカレンさんに会う機会はちゃんと取れたから、次のツアーこそは全部行こう。今回は仕方ないね」
という気持ちに切り替えできており、日々何気なく過ごしていた。
しかし、そんな平穏な日々を過ごしていた私に、ある日激震が走る。。
3.2024/9/1
ClariSに関係する人達にとってはもう周知の内容ではあるが、この日カレンさんの卒業がClariS公式サイトより突然発表された。
残りたったの2ヶ月と少しでカレンさんとクララさんの2人で作ってきたClariSを観ることは叶わなくなってしまう。
僕が大好きな2人のClariSのうちの1人が卒業してしまう。そんなお知らせだった。
このお知らせを読んだ時、僕は過呼吸になるぐらい泣いた。
人生で1番泣いた。
「ClariSを応援し始めてまだ全然日数が経っていないの」にって。
「クララさんとカレンさんの2人が作るClariS、この2人のClariSだったから僕はClariSが大好きになったのに、2ヶ月と少ししか見れないの?」って。。
そして、何よりも悲しかったのは、
「カレンさんが卒業する2024/11/10の大阪公演行けないじゃん」って。。。
さっきも書いた通り、この日は会社にどうしても行かないといけない日だった。
クララさんとカレンさんの2人のClariSとしては最後となる公演を会社都合とかいう最悪の理由で見ることが叶わない………
これが何より悲しくて、ずっと落ち込んだままになっていた。
ただ、暫くしてクララさん・カレンさんがたくさん発信をしてくれて、嬉しいお知らせもたくさんしてくれて。
おかげで少しずつメンタルは改善してきて、
「僕が大好きなこの2人が作るClariSを悲しい気持ちのままだけで過ごすのはもったいない。楽しむ所は楽しみたい」と思うことが出来て。
ただ、カレンさんの卒業公演に参加できないという事実を時々思い出しては、僕の心を憂鬱にさせた。
そしてツアーが近付く中、私は1つ決断をする。
「大阪公演最初からは行けないかもしれないけど、もしかしたら最後だけは参加できるかもしれない。とりあえずチケットを押さえておこう」
と思い、大阪公演のチケットを購入した。
「ClariSのツアー参加している時に、あまりマイナスな気持ちで挑みたくない。目の前で起きていることに全てを集中したい。」
ただその想いで行けるか分からないチケットを買い、精神面での安定を図った。
(いま思うと精神の安定は失敗しているけど、ツアー自体を楽しむことができた点では正しい判断だったと思っている)
そして、10/26(土)のLINE CUBE SHIBUYAからツアーが始まった。
4.ツアー期間(〜2024/11/3)
「ClariS AUTUMN TOUR 2024
〜Via Fortuna〜」が10/26(土)に始まった。
クララさんとカレンさんの2人で作るClariSとしては最後のツアー
「後悔だけはしたくない」という想いで各公演に挑むことができ、大泣きしつつもちゃんと楽しむことが出来た。
ツアーの思い出の詳細も機会があれば書きたいが今回は割愛するが、1個だけ書きたいのは、『Prism』の冒頭とサビで、クララさんとカレンさんが手を繋ぎ、前後に大きく振るところ、本当に大好きなんですよね。。
そんな感じで途中にFCイベントも挟みつつ、11/3(日)カルッツ川崎公演が来た。
このツアーに確実に参加できるのはこの日が最後だった。
カレンさんとクララさんの2人を確実に観れるのは最後になる。
だから、この川崎に自分の全てをぶつけようという想いで挑んだ。
そうして挑んだ川崎公演。
この公演もすごく楽しむことができて、「クララ〜、カレン〜」と声援を送ることもできて。
本当に夢のような時間で「終わってほしくない」と何度も願ったが、
時間というのは非常に残酷なもので、
「待って」と言っても「終わらないで」とどれだけ願っても、全員平等に1秒ずつ時間が経過していく。
そして、私の願いも虚しく、11/3(日)の川崎公演が終わってしまった。
クララさんとカレンさんに確実に会える公演が終わってしまった。。
終演後、心に大きな穴が空いてしまったような感じになった。
これでもう、カレンさんに会えなくなる。
クララさんとカレンさんの2人のClariSを見れなくなる。
嫌だ。寂しい。。受け入れたくない。。。
そんな気持ちになり、帰り道涙がポロポロと出そうになるのを何度も抑えていたが、目は真っ赤になっていただろう。
そんな感じで暫く悲しみに暮れていたが、この悲しみの気持ちが
「諦めきれない。このまま終わるなんて”嫌だ”」
という想いへと変化し、1つの結論に辿り着いた。
来週(2024/11/10)大阪行こう
と。
『border』の歌詞にある
「諦められるんだったら簡単なのにね。
諦めきれない、このままじゃダメなんだ」
がこの時の自分にすごくリンクしているなと思ったが、ここからClariSのカレンさんの卒業公演に参加する為の意地と執念の物語が始まる。
(3,000字超えたので一旦次回へ)
そしてそんな私に1つの希望が見える。
11/10(会社に行かないといけない日)だが、頑張れば15時30分に帰ることができるかもしれない。
ここから私の意地と執念の闘いになる。
ただし、ツアー前に僕にとって微かな希望となる情報が入った。
16時には帰れるかもしれない。