yousen

コードキャンプ(株)創業者。 早稲田大学卒業後、IT企業2社を経て、コードキャンプ(株)を2012年末に創業。2015年に上場企業とのM&Aにより子会社となる。その後も経営を続け、2021年5月に退任。 現在はエンジェル投資を行いつつ、慶應義塾大学メディアデザイン研究科に在籍。

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コードキャンプ(株)創業者。 早稲田大学卒業後、IT企業2社を経て、コードキャンプ(株)を2012年末に創業。2015年に上場企業とのM&Aにより子会社となる。その後も経営を続け、2021年5月に退任。 現在はエンジェル投資を行いつつ、慶應義塾大学メディアデザイン研究科に在籍。

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コードキャンプ(株)の取締役を退任しました。

少しご報告が遅くなりましたが、5月末日をもって自身が創業したコードキャンプ(株)の取締役を退任しました。 2019年3月末に代表取締役を退任し、その後は常勤の取締役を務めておりましたが、今回のタイミングで会社から離れることになりました。 2012年12月に会社を登記して、8年半。 その間にコードキャンプ(株)はスタートアップから上場企業の子会社になったり、私の役割も代表取締役から取締役に変化したり、様々な出来事がありました。 多くの起業家がM&Aの後1-2年で退任して

    • M&A後のスタートアップに起こったこと。 資金枯渇、組織崩壊を乗り越えて、さらなる成長を掴むまでの5年半 -後編

      M&A後のスタートアップが資金枯渇、組織崩壊を乗り越えて、さらなる成長を掴むまでの物語、後編です。 前編をまだ読んでない方はこちらからご覧ください。 組織崩壊後の再構築2017年最終四半期も黒字で終えることができ、何とか首の皮一枚で生き残ることができた。 ただ、これは集中治療室で大量出血を止めて何とか一命をとりとめた状態と似ており、血は流れていないが気力、体力は戻っていない感じだった。 2018年開始時点でも組織としての活力は失われおり、何か元気が無い、雰囲気が暗い、

      • M&A後のスタートアップに起こったこと。 資金枯渇、組織崩壊を乗り越えて、さらなる成長を掴むまでの5年半 -前編

        M&A後のスタートアップについて語られることは多くない。 スタートアップとしての物語はM&Aで終わりを迎え、そこからは子会社としての物語が始まる。 スタートアップでは無くなった小さな会社は、言わば「中小企業」でありメディアへの露出が途端に少なくなる。 露出が減っても人知れず成長を続けている会社もあると思うが、残念ながら数年後にサービスがクローズしたり、会社が無くなったりという記事を見かけることも多い。 もちろん会社が無くなったら失敗で、残っていれば成功という訳ではない

        • プロダクト企画は「調べる」が99%

          最近読んだ本に、物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛とあった。 少しニュアンスは異なるが、これはプロダクト企画にも当てはまる。 ほとんどの人は企画者の主義主張には興味がない。 自分が使いたいか使いたくないかだけだ。 もし使って欲しければ、使い手のことを徹底的に調べないといけない。 「調べる」のであって、「聞く」のではない。 聞いても本当のことを話してくれるか分からないし、本人も自分の行動をよく覚えていない。 利用者の目的、行動、感情を調べ、それにスッと合う形で提供し

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        コードキャンプ(株)の取締役を退任しました。

        • M&A後のスタートアップに起こったこと。 資金枯渇、組織崩壊を乗り越えて、さらなる成長を掴むまでの5年半 -後編

        • M&A後のスタートアップに起こったこと。 資金枯渇、組織崩壊を乗り越えて、さらなる成長を掴むまでの5年半 -前編

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          働き方や学び方は「短期戦」か「長期戦」かで選ぶと良さそう

          最近、オンライン学習が大きな注目を集めています。 私は前職含め10年くらいオンライン学習に携わっていますが、ここまでの注目を集めたのは初めてではないでしょうか。 ただ、今は外出自粛→オンライン学習という不可避な流れですが、これが終わった時に改めて、リアルとオンラインはどういう立ち位置になるのか? それはオフィスワークとリモートワークとも似ていると思ったので、その二つを交えて、個人的な見解を書いてみたいと思います。 そもそもオンライン学習(リモートワーク)って何が良いの?

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          CodeCampとプログラミング教育の6年間を振り返って

          CodeCampが2019年10月をもってサービスリリースから6周年を迎えました! 2013年10月から早6年。小学校だとしたら、もう卒業ですね!(謎) 多くの受講生の方、講師の方、そして社員やその他関係者の皆さまのお陰でまた一つCodeCampも歳を重ねることができました! (自分も先日、また一つ歳を重ねました笑) なお、毎年恒例の周年イベントも行いますのでご興味ある方はぜひご参加ください!(と思ったら申し込み期限が昨日迄でした笑、もし参加したい方はご相談を笑) 大

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          給料を決めるのは難しい

          今回は少し評価制度や報酬制度についてのお話を。 突然ですが、皆さんの会社の給料はどうやって決まってますか? 最近、コードキャンプ 社では上期(1-6月)が終わりまして上期評価をまとめている時期だったこともあり、色々話し合ったりしていたのですが、改めて「給料を決めるって難しいな」と感じています。 給料ってどうやって決まってるの?そもそも給料ってどうやって決まってるんでしょう? 従業員目線で言えば、何らかの社内評価制度があり、それに応じて翌年(ないしは翌期)の給料が決定され

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          「良い会社」と「働く上で良い会社」は違う

          前回の記事に続いて、個人のキャリアについて思うことを書きます。 前回、キャリアアップを保証する会社にしたいと書いたのですが、タイトルにある通り、「良い会社」 = 「キャリアアップに繋がる会社」とは言えないなと考えています。 良い会社とは?「良い会社」と聞いて、どういう会社を思い浮かべるでしょうか。 ざっと思いつくのは以下あたりでしょうか。 ・安定している ・年収が高い ・福利厚生がしっかりしている ・成長している ・将来性がある 上記全てを備えている会社は少ないかもし

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          終身雇用よりもキャリアアップを保証する会社にしたい

          しばらくぶりのnote投稿です。 毎週1記事書こうと開始時に誓いましたが、ネタ切れ感が否めず少し間隔が空いてしまいました(笑) 今後は、あまり毎週に固執せずに思いついたものをさっと書くスタイルで行こうかなと思います! 終身雇用が無くなるらしいさて本題ですが、どうやら終身雇用が無くなるらしいですね。 スタートアップで働いていると、「そもそも終身雇用って、まだあったんだ!?」という感が否めないですが、大企業でもリストラのニュースはよく聞きますので、終身雇用が難しいという発言

          終身雇用よりもキャリアアップを保証する会社にしたい

          GWを「学習ウィーク」にするのはかなり良い気がする

          今年のGWは10連休ですね。 みなさん、どのようにお過ごしになる予定でしょうか? 自分も旅行とか帰省とか色々考えましたが、結論としては基本は家にいる予定です。 みなさんもご存知の通りGWは飛行機やホテルの値段も高いですし、混雑も予想されますので、敢えてGWに旅行しなくても良いかなと思いました。 とはいえ10連休って長いですね。 何も考えないと、毎日PrimeVideoを見つつ、お酒を飲む日々にもなりかねません(笑) そこで自分はこんな長い連休は滅多にないので、「学習ウ

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          他のメンバーの「想い」を知れる! 社内プレゼン大会の効用

          3月末に社内プレゼン大会を開催しました! 今回が初開催となった本イベントは「行動指針評価プレゼン」と銘打ち、コードキャンプが掲げる行動指針に沿った取り組みを行ったメンバーを表彰する目的で開催しました。 ちなみにコードキャンプ の行動指針は以下の3つです。 ・最初にやる ・最適を見つける ・最高に頼りになる 開催の流れこのイベントは評価制度の一環となっており、上位入賞者には賞金が支給されます。(入賞者はオーディエンスからの投票により決定。) ただ、誰が一番か?を決める

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          海外からのリモートワークをやってみた所感

          下記の記事にもある通り、自分は今イギリスから日本の仕事をやり始めています。 リモートワーク自体はかなり一般化されてきましたが、それでも海外からのリモートは時差などもありますし、まだそこまで多くの人がチャレンジしていないかもしれませんので、その所感をお伝えしたいと思います。 海外からのリモートワークの現状イギリスは日本との時差が8時間(サマータイム)あるんですが、今はこんな感じで働いています。 起床  :7時(日本時間15時) 仕事開始:8時(日本時間16時) 昼食  :

          海外からのリモートワークをやってみた所感

          代表交代のお知らせとこれからのCodeCamp

          3/27の株主総会をもって、CodeCampの代表が池田からこれまで取締役COOだった堀内に交代になりました。 私、池田はそのまま取締役として残り、引き続きCodeCampの成長のために尽力します。 これまでのCodeCamp2012年12月に登記を済ませていた会社が、2013年5月のIncubateCamp準優勝を経て本格的に動き出しました。 その後、2013年10月にサービスを公開しTechWaveの記事がそこそこにバズりまして、良いスタートとなりました。 その後

          代表交代のお知らせとこれからのCodeCamp

          働き方の「分散投資」 安定があるからリスクが取れる

          一般の人からするとスタートアップを起業したり、スタートアップで働いている人は「リスク取ってるねー」と思われているかもしれません。 ただ、実は意外と「安定」を確保しているよという話を自身の経験も踏まえて書かせていただきたいと思います。 働く上での「リスク」とは?私が起業した6年前とは現在では少し状況が違う気もしますが、一般的にスタートアップで働くことや起業することはリスクが高いと思われていると思います。 ここでのリスクとは、 ・年収が下がる? ・会社が倒産する? ・(辞

          働き方の「分散投資」 安定があるからリスクが取れる

          働く上での「役割」と「自由」を両立させる!コードキャンプ における「裁量労働」とは?

          スタートアップ企業では「裁量労働制」を採用している会社が多いと思います。(弊社でも取り入れています。)しかし昨今、「裁量労働制」に対する風当たりは強いようです。 「裁量労働制」に厳しい目を向けられる理由としては、「定額働かせ放題」と揶揄されるように長時間労働に対して賃金を抑制する目的で利用されたり、そもそも労働時間や労働の仕方に対する「裁量」が実質的には無いにも関わらず「裁量労働」を謳っていることにあるようです。 確かに一部企業においては悪質な活用により労働者が不利益を被

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          「顧客が欲するもの」ではなく、「顧客の為になるもの」を売らないといけない

          近江商人の「商売の心得十訓」というものには、こういう言葉があるそうです。 「無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ」 この言葉は松下幸之助さんも使われていたそうですが、特にCodeCampのような教育業界では強くそう感じる部分があります。 「客の好むものも売るな」とは?教育サービスにおいて顧客は基本的に初心者の方です(法人研修を除く)。 初心者の方は当然ですが、これから習得しようとしているスキルやそのスキルを活かして就職される業界に対して、必ずしも正

          「顧客が欲するもの」ではなく、「顧客の為になるもの」を売らないといけない