エピソード9 ~カァはワタシで遊ぶ~
カァと車で色んな所に連れて行って貰ったな~ 普段の散歩は勿論、カァの店、カァの友人宅、春には花見、カァの実家、墓参り、車で行ける所は色々。
駐車の場所に依るけど、例えばGSのトイレに行く時はワタシは必ず
「ヒューン」と鳴いてみせるよ~
これ犬の知恵やで。
だからカァはワタシをトイレにも連れて行ってくれたね。
水洗トイレの上の狭い三角形の上に乗せて「じっとしいや」とカァが言うので、狭い所でお座りをする。
今にも落ちそうやけど、車の中で一人で待つよりマシやんか。
落ちてしまわないか、カァはヒヤヒヤしてる(笑)
てな事で、多少言葉を覚えたので少しは理解出来るよ。
カァはワタシに色んな言葉で遊ぶんやで。
例えば、ベッドでピョンする件やけど、カァが寝る時、いつも「ピョン」と
言うとベッドに上ってカァと一緒に寝れる。
処が、いつもワタシで遊ぶんやで~
「ピョン」と言いかけたと思うと「ピョンの助」とか「ピョン吉」とか言うからベッドに飛び上がるのを止めるというこの瞬時の判断、
ワタシは理解力が中々やと思う。
カァは好くワタシの顔を両手で挟んで色々話かけてくれたよね。
この愛情表現でカァとの意思の疎通や言葉を覚えるのに役立ったと思うよ~
カァ「アンタはホンマにカァの遊び相手になってくれたよな。
でも本当の恩返しはこれからやね。
犬なんかと思う人も多いけど愛情で接して可愛がってあげると良く理解してくれて沢山の恩返しをしてくれますよ。
人間も顔を片手とか両手で挟んで話掛けて貰うと相手の話を聞き入ったり心に残ったりするのと同じ。
だから犬の躾なんて全然いらないです。
いつも愛情示して会話してあげれば理解してくれる。
このチビがホントに色々感動を与えてくれた話、まだまだ続きます」