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エピソード3 ~甘える事を覚えたよ~
まだまだチビのワタシ。
まだ小さかったのでカァが車を運転する時は、カァの膝とハンドルの間に丁度ワタシが隙間に入れて安堵感に包まれるよ。
まだ1キロ位やったからね。
暫くすると、2キロ少しになるんやけど、それ位のサイズになると助手席に座らされたよ。カァの膝の上に乗りたいな~
或る日の事、今日も助手席だから「ヒーン」と泣いたら膝に乗せてくれた。
でも運転しにくそうな感じなので、結局、助手席に座らされたよ。
何回も「ヒーン」と泣いたので「運転しにくいから仕方やろ!」と言われた。
カァはもう膝の上には乗せてくれないのかな。もっと「ヒーン」と言うてみた。
やはりカァは怒る。でもカァの家に来た当時の怖さではないよ。
今は甘える事を覚えたし少し成長したし、カァの家に来て良かったと言う事も感じれる様になったし、シッコが完璧に出来る様になったので、閉じ込められる事もなく部屋の中のどこにでも行けるよ。
でも最初は部屋の隅をゆっくり警戒しながら恐る恐る見て回ったよ。
ペットショップからカァの家に来てホンマに良かったわ~
カァは色んな所に連れて行ってくれる。
今日もカァの友人宅に向かってる。
友人の男の子はワタシの事すきなんやて。
その子のママが良く言うよ。
ほらワタシがペットショップに売れ残ってる時に来た男の子。
この男の子が「メグメグ、僕の妹や」と言うて抱っこしてくれる。
ワタシはこの子のママが好きやから、カァが旅行で留守の時はこの子の家に預けられるから甘える人が増えたな~
カァ「チビの頃は1キロ位だったので運転中は膝の上に乗せてあげなきゃと思ってたし、 ホントはずっと抱いていたいよ。
でも膝とハンドルに挟まれるとチビの時は出来ても、成長と共にそうもいかないよ。
代わりにこれからどんどん色んな所に連れて行って大事にするね。
この男の子は今はもう20歳半ばになってるよ。
当時はメグを連れて遊びに行くと「メグメグ」と言うて凄く喜んでくれて、、、
動物を可愛がる心を潜在的に持ってる子で情操教育の一環にもなったと思う」