エモーショナルなトラック×4人の若き才能が綴るパンチライン![Bonbero,LANA,Watson,MFS/Makuhari]#4
note書く時は8割方カフェで書いてます。
カフェの方が集中できるので。
Yushiです。
今回はHIPHOPの楽曲。Bonbero、LANA、Watson、MFSの4人のヒップホッパーが集まり、Zot on the waveとdubby bunnyがトラック提供した楽曲「Makuhari」を紹介。
エモーショナルなトラックに乗せて、4人が思い思いのリリックを紡いだ曲です。
1 HIPHOPイベントが企画した楽曲プロジェクト
この「Makuhari」という曲はHIPHOPイベント「POP YOURS」が主となって制作された曲。毎年幕張メッセで開催されていたことから、勢いのある若手HIPHOPアーティストたちを迎え、幕張をテーマに楽曲を作ってイベントを盛り上げようという流れでした。
ちなみにPOP YOURSというイベントは国内最大級のHIPHOPフェスとして知られており、POP YOURS 2024にはLEXやTohjiといった錚々たる面々がライブをしました。2日間で35000人を動員し、YouTubeのライブ配信でも総視聴者数は56万人、視聴回数は160万回を記録して、大盛況となりました。
2 各々が掴んだHIPHOPドリーム
HIPHOPの歌詞で多いのが、「ボースティング」と呼ばれるもの。
自分はこれだけ凄いんだ、これを成し遂げたんだ、というように自らを誇示することでパンチラインが生まれます。
この曲はフックからパンチラインが炸裂。
この曲のフックはLANAが担当しているのですが、LANAは2020年から活動し始めて19歳だった2023年にこの曲でこのリリックを書いています。如何にHIPHOPドリームがデカいものかがよく分かるフック。
数年前までは普通の少女だったのが、活動3年で幕張メッセに立ってるわけですからすごいもんです本当に。
HIPHOPドリームを掴んだのは他の3人も一緒。
この曲がリリースされたのは2023年ですが、その時点でBonberoが20歳、MFSが24歳、Watsonが23歳と全員若い!
「何を言うかよりも、誰が言うか」が大事なリリック、若くして幕張メッセという大舞台に立った精鋭たちの言葉は食らっちゃいますね。。
3 それぞれのスタイルが癖になる!
4人それぞれのラップスタイルが違うからこそ得られる満足感もこの曲の魅力。
LANAの唯一無二のハスキーな声は、メロディアスなトラックともマッチして聞き心地めっちゃいい。その後続くBonberoのラップはまるで言葉のマシンガン。
特にここの部分は個人的にめちゃくちゃ気持ちいいです。破裂音が多いので本当銃を連射してるみたいな感覚。
そんなマシンガンラップBonberoの後に続くのがMFS。
MFSはBonberoとは異なりゆったり、のらりくらりラップするイメージ。この緩急にやられちゃうんですよね~。
その後フックを挟んでLANAのバース。
歌唱力劇高のLANAのフロウは思わず「歌うまっ」と感心してしまう程。
最後のバースはWatson。Watsonも声が特徴的なので病みつきになる人も多いかも。リリックも面白いので注目してほしいところ。
最初4小節「ダチも」「歌詞を」「履き物」「パチモン」とaio(n)で脚韻踏んでいて聞き心地◎
「ギャルと見にいくミニオンか 今日頑張って近づくMillion dollar」っていうリリックも「生きとった」「ミニオンか」「Million dollar」で踏めるんかっていう発見があって面白いですよね。
今回はBonbero,LANA,Watson,MFSの「Makuhari」を紹介しました。
HIPHOPも奥があって深い曲沢山あって、何より聞き心地最高なんで是非是非聴いてほしいです!