大学で“自分らしさ”を見つけたいなら――Your Voice Loungeをのぞいてみない?
Your Voice Lounge (YVL) は、2024年4月に設立された、関西大学の学生が運営する団体です。この団体の目的は、LGBTQ+やジェンダー、多様性についての情報を発信し、自由に意見交換ができる場を提供することです。設立の背景には、マイノリティの声を尊重し、すべての人が安心して集まれるコミュニティを作りたいという想いがあります。
YVLの設立は、学内外で多様性を理解し合える空間の必要性が高まっていることを受けて行われました。特に、LGBTQ+当事者やアライが安心して話せる場が少ない現状を変えたいという強い思いが設立のきっかけとなりました。
活動内容
Your Voice Lounge は、ジェンダーや多様性について考えるきっかけを作るため、次のような活動を行っています。
プライドミートアップ
「Pride Meet up!」は、日本人学生と留学生がLGBTQ+やジェンダーに関するテーマについて意見を交換する場です。
関西大学の千里山キャンパスにある悠久の庭で集まって、学生たちがリラックスして、昼ご飯を食べながら自由に話し合う雰囲気が特徴です。
このイベントでは、毎回異なるテーマが設定され、多様な意見や体験が共有されています。例えば、「海外と日本のLGBTQ+コミュニティの現状」、「ジェンダーアイデンティティの理解」や「モヤモヤをみんなと分かち合いたい」といったトピックがありました。
他団体やコミュニティとの連携
地域のLGBTQ+イベント(例:大阪レインボーフェスタ、京都レインボープライド)に参加し、他大学や地域の支援団体とも協力して活動しています。
他大学の学生団体とも定期的に勉強会を開催し、情報交換を通じて新しいアイデアや取り組みを学び合っています。これにより、団体全体のスキルや知識が向上しています。
学生向けワークショップ
LGBTQ+やジェンダーの課題について理解を深めるための講義やディスカッションを行い、コミュニティの基盤を強化しています。ワークショップでは、専門家を招いた講演も行われ、参加者は最新の知見を学べる貴重な機会を企画しています。
団体の構成
設立当初は3人のメンバーでスタートしました。それぞれ異なる経験や背景を持ちながらも、「包括的な社会を作る」という共通の目標を共有しています。現在は新しいメンバーも加わり、活動はますます広がっています。
現在のメンバーは5人以上に増え、いろいろな学部や学科の学生が所属しています。それぞれが異なるスキルを持ち寄り、イベント運営や広報活動を支えています。
今後の展望
独自イベントの開催
学内の研究者&職員や学外の専門家を招いた、「自分らしく表現できる」というコンセプトのイベントを計画中です。より多くの参加者が集まれるよう、学内だけでなく、地域の公共施設やNPO法人と協力したイベントも検討しています。
研究会の立ち上げ
ジェンダーや多様性について、学生・教職員・専門家が一緒に議論する場を設けたいと考えています。この研究会では、学術的な議論だけでなく、実際の問題解決に繋がるアイデアを生み出すことを目指します。
情報発信の強化
SNSやブログを活用して、活動をさらに多くの人に知ってもらうことを目指しています。現在、noteでのブログをはじめて、参加&開催するイベントの様子や活動内容を紹介する予定です。
活動の意義
Your Voice Lounge は、「多様性と受容」の意識を広める重要な役割を果たしています。孤立感を抱える人々にとって、つながりや支え合う場を提供することを大切にしています。
将来的には、関西大学ならではのジェンダー&セクシャリティセンターを設立し、誰もが自由に集まり、安心して話し合える場所を作ることを目指しています。
このセンターは、学術的な研究の場としての役割も果たし、地域社会への啓発活動にも力を入れる予定です。学生たちが自由に利用できるスペースとして、図書や映像資料なども充実させる計画です。
Your Voice Loungeの詳細や活動報告は、Notionページ や Instagram をご覧ください。