ゆるコーヒー会

スペシャルティコーヒーをゆるくおいしく楽しむ会。ロースター主導でなく、飲む人の視点を大切にし、偏りがち・言ったもん勝ちのコーヒーワールドとは全く違う自由な視点と自由なとりくみで楽しむ環境を拡げようと活動中。月イチ東京圏でドリップ会やってます。

ゆるコーヒー会

スペシャルティコーヒーをゆるくおいしく楽しむ会。ロースター主導でなく、飲む人の視点を大切にし、偏りがち・言ったもん勝ちのコーヒーワールドとは全く違う自由な視点と自由なとりくみで楽しむ環境を拡げようと活動中。月イチ東京圏でドリップ会やってます。

最近の記事

SCAJ2024コーヒビレッジ出店者をしらべてみた

いつのまにかできていた、SCAJのオマケ企画(?)コーヒービレッジ。じわじわと出店者が増え、今年はついに130を超えた。それらを筋金入りのスペシャルティコーヒーエンスーシアスト目線でしらべてみたのでここにちょこっと報告をしたい。 前提 おいしいスペシャルティコーヒーを飲みたい、と、1消費者がどうやってそれにたどり着けるのか?という視点で考えてみると、以下の情報が重要になってくるのではないか、と思った。つまり、スペシャルティコーヒーを構成するトレーサビリティのどれが重要なのか

    • 次回ゆるコーヒー会は6/25sun@東京大塚にて開催。参加者募集

      次回のゆるコーヒー会は、東京大塚にて6月25日(日)午後に開催。前回開催のカフェ里葉にて。フライヤーせっかく作ったんで、こっちにも載せておきます。 申込はインスタでメッセージくれるか、DMを送ってもらうといいかな。pietixで受け付けてますが、ひとまず声掛けください。 自宅それぞれで使っているコーヒー器具を持ち寄って、同じ銘柄同じ水の条件でコーヒーを淹れたらどうなるのか?ひとつとして同じ味にならない不思議を体験し、楽しむのがゆるコーヒー会。 自分のドリップって、正しい

      • 拠点が変わっていく

        コロナ禍ですべての活動が止まってました。 最近やっと、ほとぼりがさめてきたので、改めて活動を再開しています。 コロナ前までの拠点だった新橋は消滅し、今はその都度場所を定めて募集をしています。 ゆるコーヒー会は、今のところ東京大塚のカフェ里葉さんで開催しています。次回は6月25日(日)予定。平日火曜日開催でも準備中です。 豆の持ち寄り会は5月に東京曳舟と目黒で開催しました。 しれっと、アクティブメンバー中心に、動き出しています。 キッチン付きのオサレな場所をさがしてるけど開

        • フレーバーホイールをいじる

          スペシャルティコーヒーの評価基準である、フレーバーについて、その基準をホイールリストにしたものがあります。 これね。 で、これをかっこつけていいところばかりを語る人が多いのですが、リストを注視すると、半分は消費者的にはまったく役に立ちません。 それを私は「おもしろ香味」と名付けていじることにしました。 Solty 塩っぽい Medicinal薬っぽい Cardboard(段ボール Phenolic フェノール Musty/Dusty ほこりっぽいかび臭さ  酢

          参加者たちの変わった(?)コーヒーのハンドドリップを写真とともに。

          ゆるコーヒー会では、いろいろなドリップ法が見られます。それぞれでうまかったですよ。おもしろ写真に見えますが、何らかの工夫の成果をカップに感じましたよ。では、行ってみましょう。 ふたに手を添えてそーっとコーヒーを淹れている人がいました。熱くないんだろうか。。。 このアイデアはなかった。 シリコンのビーカーをポット代わりに使って。 普通のドリップシーンに見えるけど、ドリッパーをくるくるまわす手法。すごいうまいコーヒーだけどね。 急冷式を極めると、こうなるらしい。氷全部入

          参加者たちの変わった(?)コーヒーのハンドドリップを写真とともに。

          カッピングスプーンは、れんげで十分

          スペシャルティコーヒーのテースティングに使うスプーンは、専用のものを使おう、と言われていますが、あのすすり方ですすれれば何でもいいので、私たちはれんげを使っています。 安いから。 気軽にできるし、ちょっとがんばってそろえてもいいかな、ってアイテムだから。 さらに、わたしたちはプラスチック製のものを使っています。100円ショップだと7本くらいついてきます。 難があるとすれば、使い続けるとコーヒーの油分がれんげの表面にくっついてしまうこと。これは食洗で洗えば取れますけどね

          カッピングスプーンは、れんげで十分

          ゆるコーヒー会向け銘柄の発注完了

          しました。 あまり銘柄チョイスについて書かないんですが、最近巡り合った豆の中では、今回の銘柄は面白すぎます。 ナチュラル精製 パカマラ種 シナモンみたいなミッドロースト この3つのイメージは、だいたい以下のような感じ。 ナチュラル精製 ・独特の香味で賛否が分かれる ・複数の香味を同時表現する傾向だが、ロースター毎に表現は別々 ・ドリップの成功率は低い パカマラ種 ・大きい豆で大味のイメージ ・なじみが薄い シナモンみたいなミッドロースト ・日本国内のロースターは、

          ゆるコーヒー会向け銘柄の発注完了

          カッピングの評点時の香味表記、なのか?

          コーヒー豆がオークションなどでスペシャルティコーヒーとして認定されるには、カッピングジャッジたちによる評価をパスしなければなりません。カッピングをするにも、あらかじめ決められた焙煎度合に焙煎をし、ジャッジの人数をそろえ、カップを準備して、評価がなされるわけで。 で、この認定時に、フレーバーの特徴リストが発表され、その結果として何点になったか、が出ます。 この点とフレーバーリストをバイヤーたちが見て(たいていカッピングジャッジでもある)、オークションに参加して落札する。これ

          カッピングの評点時の香味表記、なのか?

          スペシャルティコーヒー体験会で使う銘柄選び

          同日に開催するゆるコーヒー会の銘柄選びとほぼ重なるものの、スペシャルティコーヒー初心者を想定して、はっきりした味のほうがいいだろうな、という思想で、以下のようなルールをからめて選んでいます。 ブレンドは使わないスペシャルティコーヒーのそもそもの経緯は、農園単位でしっかりと作られた銘柄をそのまま世界に紹介する、ということなので、銘柄選びは当然ながら「シングルオリジン」になります。 楽しみ方の縦移動、横移動*記事(後日登場)で詳しく書きましたが、 1.銘柄の浅煎りから深煎り

          スペシャルティコーヒー体験会で使う銘柄選び

          ゆるコーヒー会は、質問力

          コーヒーを淹れる人は、豆を保存容器から出してカップにそそぐまでにさまざまな工夫をしているのが見て取れます。同じ道具を持っているようでも何らかの改造をしている人が多数。それを見つけ出し、質問する楽しみがあります。 ゆるコーヒー会で他人のドリップを見ることは貴重です。 上手下手にかかわらず、同じ豆、同じ水という条件下でどんなドリップをするとどういう味になるのか、という全容が目の前で行われています。何人ももいればいるほど、それぞれのドリップとその結果(カップに振る舞われたコーヒ

          ゆるコーヒー会は、質問力

          誰もあなたに期待してないから大丈夫

          ゆるコーヒー会は、ドリップ初心者のための会です。コーヒーの魅力に目覚め、自分で自宅で淹れてみよう、道具はどうしようか、というような人たちの参加を目指しています。何度も参加して自分の淹れ方をアップデートした高レベルの参加者もいますが、ゆるコーヒー会は、参加を認めています。 初心者と思いこんでいる妄想初心者の人が陥る勘違いは、「経験値低い=初心者=低レベル」という妄想。ゆるコーヒー会では、ドリップのポイントをおさえた人は回数に関係なくおいしいコーヒーを抽出しており、それは全会一

          誰もあなたに期待してないから大丈夫

          豆の密かな交換会してました

          きょうはコーヒー仲間と豆の交換会してきました。銘柄情報で偶然買って持ってたものがあって、持ってきて、とうるさく言われてもうた。 レポートは明日以降順次時やっていきます。 夜遅くになってしまったので今日は短文で。 あとでアップデート予定

          豆の密かな交換会してました

          コーヒーを楽しむ人が持つ当たり前のマナーとは

          たべものやさんに行くときのマナーと同じで、においのあるものをつけない、させない、ということですね。特に、コーヒー会やカッピング会では、以下のようなものにも気を付けないといけません。 ・香水 ・においの強い化粧水 ・ボディソープ、シャンプーのにおい ・口臭 ・体臭 ゆるコーヒー会でも過去こういったにおいをつけたまま来場した人がいらっしゃいました。香水はさすがにいなかったけど。 においのつく食べ物も、NGです。とくにスペシャルティコーヒーを楽しむ場合には、ほのかな香味を感じ

          コーヒーを楽しむ人が持つ当たり前のマナーとは

          センセイのいないコーヒー会

          ゆるコーヒー会は、茶会のようなものです。自分の淹れ方をみんなの前で披露する。有名なカフェマスターや、センセイになるような人はめったに来ません(というか、基本的にNGの方向です。参加の場合は事前にかなり話し込みます)。コーヒー好きたちが試行錯誤して自分なりにおいしいと思えるコーヒーを淹れる人たちが、集まってきます。 さて、この状態を「つまんない」と形容する人が多くいらっしゃいます。 想像性がないな、と私は思います。 豆と水は同じ条件。から想像できないのか使う豆と水は同じ条

          センセイのいないコーヒー会

          コーヒーのチャンピオンシップ勝者とは、「グッドスタート」。

          食の世界におけるチャンピオンシップとは、「新人の登竜門」。なんのバックグラウンドもない若いチャレンジャーが、その到達点を争い、世間のお墨付きを得るはじめての競争環境、という位置づけです。特にヨーロッパではその傾向が強いですね。フレンチやイタリアンはもちろんのこと、ワインやパン、コーヒーにもチャンピオンシップがあり、スペシャルティコーヒーにおいてはローストの腕を競う「ローストマスターズ」ドリップの腕を競う「ブリューワーズカップ」「ハンドドリップチャンピオンシップ」、ラテアートの

          コーヒーのチャンピオンシップ勝者とは、「グッドスタート」。

          語りより、おいしいコーヒー

          コーヒーを語る人、自分は実は大の苦手です。といいつつ私も語っていますが。 苦手なのは、その知識のほとんどは科学的根拠の裏付けのないのばかりだと思うから。コーヒーの成分要素の解明は全く進んでいないですし、さらに言えば基本5味についても科学的裏付けはまだはじまったばかりですので、その人の経験則をもとに「語り」ができていくわけで。 しかしそれらも再現性があやしいものばかりだな、というのが正直なところ。困ったことに、こういうことを語る人は何時間も語ってきます。コーヒー好きなら、こ

          語りより、おいしいコーヒー