悩んでる時間が一番もったいない理由。
この世で最も時間を使い、最も生産性のない時間。
それが「悩み」を抱えている時間だ。
時間にすると、1日だいたい平均2時間ぐらいは、悩んでいる時間として使っているらしい。
人生は分岐の連続。
選択肢が多ければ多いほど、悩むもの。
そもそも、なぜ僕らは悩むのだろう?
答えはシンプル。
それは、失敗したくないからだ。
例えばこんな実験がある。
Q1.目の前にあるボタンを押せば、その場で10万円もらえます。
Q2.目の前にあるボタンを押せば、1年後に100万円もらえます。
しかし、いまこの場で10万円を預けてください。
さて、どちらを選択するだろうか?
ほとんどの人は、Q1を選択するんじゃないだろうか?
Q1は、確実に手に入るからだ。
逆にQ2はどうだろう?
1年後に大きな金額が手に入るとはいえ、10万円をあらかじめ預けておく必要がある。
このように、僕らはリスクを回避した選択をする傾向にある。
例題のように、メリットとデメリットが明確ではない場合、リスクを回避するために悩んでしまうのが性<サガ>なのである。
ある意味この考え方は、生存本能とも言える。
まだスマホもインターネットもない時代は特に怖い。
「知らない」ということ以前に「知ることができない」環境が当たり前だった時には、騙されたり、最悪の場合は命を取られてしまうこともあったかもしれない。
そう考えると、生きるために危険から逃れるのは、当たり前のようなことなのである。
じゃあ、今の時代はどうだろう?
気になる事は、大抵スマホで調べることができる。
ネットで調べてわからないことでも、SNSなどを通じて詳しい人とコミュニケーションをとることができる。
そんな時代に、何を悩む必要があるのか?
インターネットやSNSは、受け身だととても不自由だ。
情報が雑多に入ってきすぎて、必要のないものまで見えてしまいがち。
他人のスキャンダルや、買う予定のない商品の広告など、それが目に入るだけでも僕らは頭を使うことになる。
反対に、活動が能動的になれば、欲しい情報は好きなだけ手に入る。
手に入った情報をもとにすれば、悩む時間は確実に減る。
調べた事柄の知識は、次に活かせる財産にもなっていく。
感情に任せて決断することも、時には大切ではある。
だけど同じような選択肢に迷った時、同じように時間を使うことになりがちである。
こんなことを積み重ねていったら、人生なんてあっという間に終わってしまう。
脂ののった40代以上も、活発に動ける30代も、夢のある20代も、なんでもできる10代も、それぞれが一瞬だ。
過去に「人生という余暇を圧倒的に楽しむために」をテーマにした『自分の成長を知るためには、”記録”という足跡を残していくのが一番ということ。』という記事を書いた。
記録は足跡になっていく__。
といった内容に繋がっていくのだが、足跡を残すだけでも、選択に関する悩みは解けやすい。
過去に選んだことのある事柄かもしれないからだ。
僕らは余裕がなくなると、最善の選択ができなくなるもの。
焦って選んだ決断は、後悔にも繋がるかもしれないから注意はしたい。
その「余裕」を作り出すことから、選択は始まっている。
最初からいきなり考え方を正すことも、最善の選択を一瞬で判断することは難しいかもしれない。
習慣として定着するには、最低でも2〜3週間はかかるという科学的なデータも出ている。
なので少しずつで良い。
積み重ねを作っていき、定着をさせていこう。
悩んでいる時間の排除→決断力の向上
ここに繋がっていく。
選択肢が多いのは、良いことだ。
でもその選択肢に踊らされているのはもったいない。
人生は、選択の連続。
悩んでいる時間よりも、行動する時間を増やしていこう。
僕は、これから毎日自分にも言い聞かせる。