過去のはなし、なな
大学の時のはなし。
DJという作品形態があった。
自分で決めたテーマを語り、自分で決めた曲を紹介する。
曲の力を借りながら、曲と、自分の紹介をする。
15分間の、ひとりしばい。
台本を全て自分で書き、曲を入れるタイミングも全て決め、照明も入れて、15分、立ち続ける。
さいこうに、さいこうにたのしかったのだ。
自分の好きな曲に囲まれながら、自分のことを語る、15分間。
ひたすらに、曲や言葉のチョイスや曲のタイミングにこだわる。
自分の好きなものを、自分の思っていることを語るのが、とても好きだ。
あのときのエネルギーの強さは自分でもわかる。
ほかのことでは、だめなのだ。乗らないのだ。