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キミが精神崩壊した日のこと

個人懇談から帰宅すると


キミは「先生はなんて言ってた?」と何度も聞いたね。

先生がキミを褒めてくれたことも「あまのじゃく」と感じてることも、隠さずに全部キミに伝えたよ。

なのに何故キミは「本当にそれだけ?隠してない?」と疑うの?

「先生は自分のこと、きっと悪い子だと思ってる。」
と言うキミ。

昔のトラウマ

それは4年前のこと。
保育園の時、担任の先生はキミを叩いた。
何度も。
遊びのふりだったり、たまたまモノがあたったようにして、
キミの頭に何度も強い衝撃を与えた。

先生はキミを無視して、キミは「クラスの悪い見本」として扱われ、
クラスのみんなはキミの悪いところを見つけては先生に告げ口した。
先生はキミに「なんでキミだけやらないんだ、他の子はちゃんとやってるじゃないか」と叱り続けた。

それまで、発達において「指示に従えない」ということはなかった。
発表会も運動会もお歌も、みんなと一緒にできていた。

その年の担任の先生にあたってから、先生の指示に従えなくなり、
先生に叱られ続け、あおられ続け、たたかれ続け、
保育園に行くことを怯えだして、叫びだして、泣いて、呆けて、意識がうとうとする日が続いた。

児童精神科に行きだしたのは、そこから。

保育園は極力休ませた。(ちょうどコロナだったし、都合が良かった)

叩いていた担任は、保育園からいなくなった。

担任と一緒になって、キミを叱り倒していた他の先生は少しおとなしくなった。

保育園内の指導者が変わり、キミは少しずつ、園に行き始めた。

だけど、1度ズタズタにされた精神状態が回復するには何年もかかると心理師に言われた。

先生が怖い

キミはそれ以来、先生が怖い。
キミも自覚している。

キミにとって「学校」が安心できるかどうかは、先生から嫌われていないかどうかがまず最初にくる。

医師からこの精神状態において「特別な配慮を要する」という診断書をもらったので、小学校入学と同時に「配慮」をお願いした。

ところが残念なことに、1、2年生の支援級の先生は『「配慮」はしない、「平等に扱う」』ことを正義とした。

キミへの配慮を続けるとクラスの子が「あの子だけズル

い」となるからだ、と。

話があちこち言ってしまったが、母が思うに

キミは先生へのトラウマを抱えて生きていくことに間違いない

3年生になり、担任の先生も、支援級の先生も、本当に理解のある先生になった。
だけど、キミの根底には「先生が怖い」という思いは抜けない

それは、保育園時代のあの最低保育士のせいでもあり、
キミが「人に敏感」な気質のせいでもある。

過去は消せないし、
世の中には「配慮」できない人もいる、
その事実も消せない。

キミはそれを理解して生きていかないといけない。

過去にトラウマがなくても
「人に敏感」な人は、いろいろな場面で傷つきやすい。

自分はそういう人だから、どういう心持ちで過ごせばよいのかを見つけていかないといけない。

キミは早くから、大人のサポートを受けているからラッキーだと思うよ。

もしかしたら、あの最低保育士の1件があったから
「強くなれた」と言える日が来るかもしれない。

そうであってほしい。そうしたい。

キミがトラウマを持ったうえで、上手く生きていく方法を見つけたら、その経験が誰かの役に立つと思う。

母はそう思ってる。

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母がキミにどんな気持ちで向き合い、どれだけの人と話し合ってキミの将来をサポートしていくのか、ここに記録を残すね。

そして、noteに残していく内容が、同じような状況にいるお母さんへの励ましや、参考になりますように。




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