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怒られるとヘラヘラ笑う子について

2歳、3歳の時の息子は、
大人から怒られてもヘラヘラ笑ってるので、
さらに大人を怒らせていました。


周りの子は、怒られた時点で泣き出すのに、
息子はすぐに泣かない子でした。

テヘペロ的な感じで、「へへへ」と目をそらして笑うのです。

その態度に、大体の大人は「バカにされてる」「まだわかってない」と思い
息子の肩をつかみ、揺さぶりながら、「ふざけるな!」だの
息子の顔をおさえ、「ちゃんと目を見て話を聞きなさい!」だの
ひどい場合は大人にほっぺをつねられ、体罰を受けます。

肩に手を置おいて、延々と説教を続ける図

10分、15分・・それ以上、延々と、
息子の顔の前で『大人が顔をしかめて怒り続け』ています。
息子の目はそれを見ないように、右へ左へ、あちこち動いていました。
顔の表情が一瞬で変わったと思いきや、声をえぐらせながら「えーん、えーん」と泣き始め、おえつ(吐きそうな声)で泣いていました。
それから、なかなか泣き止まないので、
大人からまた「うるさい!」「もう泣くな!」とまた怒られる始末でした


私は、息子が「へへへ」と笑うのはなぜだろうと思い、周りに聞いたりしましたが、同じような子はいませんでした。

お母さんが真剣に怒ってないと思ってるんじゃない?真剣に怒れば子どもに伝わるはずだよ。

なんて、アドバイスをもらうと、イラッときました。

ネットで調べると、

・防御本能:心を守るために笑顔を作る。
・怒ってる親を笑顔にしようとする。

ネット調べ

と、書いてありました。

よく考えた結果、
私がたどり着いた答え

①「へヘヘ」と笑っていても、1度注意して理解しているようなら、それで良い

②ただし、命に関わること、相手の心を傷つけることは、「へへへ」笑いは許さない

私はこの①②のスタンスで息子に関わることにしました。


私の感触としては、息子は『泣かなくても』、言葉を聞いたら理解できてるんじゃないかと感じたのですが、
周りで見ている人がそれを許してくれませんでした。。

2歳、3歳、なんて、まだまだ「楽しくなったら」笑い声が大きくなったり、走ろうとしたりします。注意しても・・。

子どもたちが、はしゃぎだして迷惑になりそうな時
親は一斉に怒り出し、ほとんどの子は泣き出すのですが、
うちの子は泣かずに目をそらしているので、
が息子を怒り出したり、おばあちゃんが怒り出したり、私のが怒り出したり、時には、世話好きなおじさんが怒り出したりして、先述したように
息子の肩を抑えて、「わかってるんか!?」と声を荒げます

他の子は、親が泣いてる子をひとしきりなだめて、次の遊びにとりかかっているのですが、
うちの息子だけ、説教をされ続け、ようやく泣き出したところで説教タイムは終わりました。

なかなか泣き止まないどころか、オエオエ言いながら泣いてる息子に「いつまで泣いてるねん!」と追い打ちをかける始末。

私は「地獄・・」と思いました。

そして、みんなが私に言うのです。
親が甘いから、こうなるねん。
怒られることをありがいと思わないとロクな人間にならんぞ。」


今思えば、怒り続ける大人に「もうやめてくれ!」と怒鳴ればよかったです

子どもを泣かすまで説教を続けたところで、
一緒に怒られた周りの子も、うちの息子も、また楽しくなればはしゃいで騒ぐのです。

他の子は3分怒られて、3分で感情を立て直していたのに、
うちの息子は20分怒られて、40分泣いていたのです。

こんなの、どうなると思います?

息子「大人は子どもの気持ちがわからない。大嫌い。

です。


保育園の先生が結局、息子の「へへへ」笑いが勘にさわって、泣くまで説教し、おいつめ、逃げる息子を羽交い締めしていた流れになるのですが、

爆弾を落とされるように大人に怒られてきた息子は、
大人に怒られる「怒り、悲しみ、恐怖」の度合いが大きすぎて、まずはパニックになります。衝動的に走り出し、怒りをあらわにしていました。大人に暴力をふるっていました。それから、無気力になり、ぐったり。保育園に行くことを嫌がり、小学校も先生との信頼関係ができるまで、学校に行くのがつらそうでした。

※保育園でパニックを起こすようになってから、私は息子を叱りつけてる人を「私から言うので、やめてください」と止めてます。医師からも『息子への関わりには配慮が必要』という、診断書が出ています。

今でも、公園にいるお父さん、お店の人、通行人、・・・いろいろな大人に、「自分が悪くなくても、こいつウザいって怒られるかもしれない」と息子は恐怖を感じてしまい、1人で買い物もできません。
学校に行く途中も怖がって、親と一緒に登校してます。(現在、小3)


息子は、自分に対して真正面から叱ってきた大人たちに感謝の気持ちなんて微塵も感じてません。
逆にトラウマを植え付けられただけです。


すぐに泣かないお子さんをお持ちの方は、「この子は注意したことを理解してるのかしら?どこまでしっかり叱れば良いのだろう?」と悩んでいると思います。

ネットを見たら、
しつけに厳しいママさんのコメントが多いですが、気にしなくて良いです!

「泣く」=「理解できてる」わけじゃないです。

泣かない子なら、それでいい。
伝えるべきことをしっかり伝えて、最後は「次は気をつけようね」と抱きしめてあげるか、頭をなでてあげたら良いと思います。

それで、子どもが注意されたことを繰り返したら、周りから「甘い」だのなんだの、言われると思いますが、気にしないでオッケー。
「泣いてた子」だって、注意されたことを繰り返してます。
2歳、3歳なんて、何度も何度も注意を伝えて普通の時期ですよ。


言葉が堪能になった息子(小3)に、
昔、叱られると「へへへ」と笑ってたことを覚えているか聞いてみました。

息子の回答がこちら↓
息子「覚えてないけど、オレは叱られてみんなの前で泣きたくない。恥ずかしい。その時のオレ、強がってたんじゃない?

なるほど、昔から精神年齢が「2学年上」と周りから言われてきたキミなので、3歳の時はすでに「5歳」のカッコつけが芽生えていたのかもしれないね。

今度は息子に「いろいろな大人がキミを厳しく叱ってくれたのを覚えてる?」と聞いてみると、

息子「覚えてないけど、子どもを『厳しく叱ればいい』と言ってる大人は、『感情コントロールができない人』。『厳しく叱ればいい』なんて『自分をコントロールできない大人』がよく使う言い訳。

息子「子どもを叩く大人も同じ。自分の感情をコントロールできていない。子どもを叱るまえに、自分をなんとかすべき。


今まで、息子の肩をおさえつけて叱ってきた大人たちへ・・

子どもをしつける前に、自分の感情をコントロールしよう・・。

怒りながら正論を言っても、その正論、全然頭に入りませんからね。


母がキミにどんな気持ちで向き合い、どれだけの人と話し合ってキミの将来をサポートしていくのか、ここに記録を残すね。
「いろいろあったけど、これで良かった」
って後悔ないように、やっていこう。
そして、noteに残していく内容が、同じような状況にいるお母さんへの励ましや、参考になりますように。

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