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歌集感想「光と私語」(吉田恭大)
今回は歌集「光と私語」から好きな歌を取り上げて簡単な感想を書いてみたいと思います。
(感想と言いながら、結局どういう風にしたらこういうものが書けるのか、というものになってしまいました)
「笑わなくてもあかるく、そして、地下鉄の新しい乗り入れの始まり」
いいですね。何がどう良いのかよくわからないけれど、とにかく良いです。
こういう歌の作り方はよく知らないけれど、先に思いついたフレーズをまず決めてしまうことが大事なんじゃないでしょうか。
そして、そのフレーズをつなげてみる。そのフレーズとフレーズの間、空間、距離、それがどれくらい広がっているか、言葉を調節して、その距離を限界まで開いてみせること、あるいは近づけてみる、ずらしてみる、その調節にこそ作り手の楽しさがあるように感じます。
歌が出来てから、そのイメージに抒情が後からついてくる感じです。
今回の歌では、たしかに地下鉄の構内、人工的な明るさのなかで私は笑顔ではないし、その中で電車の乗り入れがあって、たくさんの人が入れ替わり、みんなどこかに向かっている、歌にしてみると確かにどこか奇妙だった光景が目に浮かんできます。
最近ツイッターで思いついたフレーズをツイートするようにしてます。歌と詩の違いはよく知りませんが、よく似てるなとは思います。
今日のメモ ↓
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