おすすめnote詩「余剰」

散文詩、と言われる形式だと思います。「世界」と「私」との関係が書かれている詩だと思い読みました。

全体の構成。まず「世界と今の私」が書かれています。そこから「世界と言葉」「世界と実在」「世界と時間」「世界と未来の私」というように書かれているのだと思います。


「世界」との関係性が書かれているのと同時に「言葉は彫り出し組み立てねばならない」にあるように「詩人としての在り方」も書かれているように思います。なぜなら「世界は私を支える言葉を持たない」からです。


言葉をいくつか拾っていきました。「言葉」「彫り出す」「マッチンクアプリ」「実在」「漫画」「音階」「アインシュタイン」「時間」。使用されている言葉が哲学や文化一般から風俗まで広範にわたっているように思えます。どこか社会学を思い出すのは私が大学の時の専攻が社会学だったからかもしれません。(ろくに勉強してませんが)
最果タヒさんのように「死」とか「殺」をイメージとして使うのも好きですが今回のような言葉の使い方もカッコイイな、と思いました。


2022年、8月号の現代詩手帖。「詩書月評」の中で須永紀子さんが「詩の散文化ということ」ということについて書かれています。面白いです。なるほど、今回の詩で言うと特に「用言止め」が多く使われています。また「直喩」ではなく「暗喩」が多く使用されているように感じます。(専門家ではないので間違っているかもしれません)


今回の詩からは色々と真似てみたいところがありました。

↓ 今日のメモ

夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。