おすすめnote詩「鳥の埋葬」
一読して何だか違和感を感じる。なぜだろうって思い何度も何度も読み返しました。
「鳥が落ちていた」を何度か読んで、落ちていた?普通、そんな言い方しないなと気づく。「小さな血」を何度か読んで、小さな血?とまたまた気がつく。そして気にしているのは「この子の内蔵はどうなっちゃってるんだろう」となる。内蔵?気になるのそこ?なんだか奇妙なズレを感じました。
そして中盤のテンポの良さと繰り返し。「そして埋葬/そして黙祷」なんだか明るい。
後半部。「わたしの切り傷を一つあげるから/飛びなよ空を/黄色の羽ある小さな鳥よ」。どうして切り傷をあげると飛べるのだろう。いやいや、というか傷はあげられない。
一見するとごく普通に読める文章も、よくよく読むと、どれもこれも少しずれている。そこがなんだか奇妙で魅力的。
でも人生も詩も、何もかもそういうものだと思っている。普通に見えてるものが普通らしく見えること。そのことがおそろしい。
↓ 今日のメモ
夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。