おすすめnote詩「遠くて近くて、やっぱり遠い」

一連目と二連目は対になっているようです。助詞の使い方や過去形の使い方が似ていてリズム良くテンポ良く読めました。

三連目。一連目と二連目が対であり、その説明が書かれています。でもここではまだ本当に伝えたいことは抑えられていて静かに進みます。

最終連。単文で言葉短く、本当は言いたかったことが打ち明けられます。前半部は布石で最終連で鮮やかに現実をひっくり返しているように読みました。

ここまでが自分が読んだこの詩の構成です。

では、再び一連目。
「空=君」なのだと思います。私から見た「空=君」は「雲一つない青空」なんでしょう。

二連目。「海=私」なのだと思います。私から見た空と海は「溶け合って」います。

三連目。私から見ると「空=君」には「海=私」の気配を感じない時があり不安を感じています。

そして最終連への展開からタイトルへ。
「遠くて」も「近くて」もくっついているようで「、」を挟んで遠い時がある。


空を見ても海を見ても、そこから心に浮かぶことはいつも同じだったりすること。私たちはいつも私たちを見つめてる。それぞれの「私たち」が近づいたり遠のいたりしている。

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