おすすめnote詩「深夜の冷蔵庫」


「自分の膝小僧のにおいをかぐと  なぜか落ち着く」

「夏の麦茶の美味しさとかで思い出してくれたらうれしいな」


この二文に特に惹かれました。全体として文体が自然で何回も読みたくなり、また何回読んでも疲れませんでした。飾りたてた比喩表現は抑えられていて、さらりと書いてあるからだと思いました。

各々の連が、大事なこと、核心に繋がっていきそうな導入から、するりと別の展開に切り替わっている。意図的にしろ、気質にしろ、そこが詩を軽やかに見せているところが、とても気が利いている。

過去の経験と日常の風景を書いているのだけど、こんなにも強く惹きつけられのは何故なんだろう。

夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。