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梅小路ポテル京都 - Umekoji Potel KYOTO 【京都の新しいホテル】

 京都でオープンしてから5年程度までのホテルを紹介しています。梅小路ポテル京都(Umekoji Potel KYOTO)は2年半前の2020年10月に開業しました。「ポテル」とは Port と Hotel を掛け合わせた造語ということです。私が宿泊したのはオープン直後の2020年11月で感染症対策による制限が厳しい時期でしたが、それでもホテルのコンセプトをおもしろく体験できました。当時のデータを基に紹介しますが、ウェブサイトを見ると現在はサービスが広がっているように見えます、ぜひそちらも見てください。

梅小路京都西駅を降りると…

 最寄り駅はJR嵯峨野線(山陰本線)の梅小路京都西駅です。京都駅から一つ目の駅でホテルのウェブサイトによるとここから歩いて5分程度になります。この時は駅にホテルのポスターが並べて貼られていました。 


 駅の改札を出て梅小路公園を東側(京都駅の方向)に歩いたところです。公園出口の先、右側にある窓の目立つ建物が梅小路ポテル京都です。
 路面電車は固定されて公園の総合案内所として利用されているようでしたが、時勢柄、閉まっていました。ここからは京都タワーがはっきりわかります。ホテルと京都タワーの間に見える、屋根が傾斜している建物が京都水族館です。梅小路京都西駅の西側には京都鉄道博物館もありますので、このあたりを見学してまわるには便利なホテルかもしれません。


ホテルの外観です

 梅小路公園の中を歩いてみました。ホテルを公園側(南側)から見たところです。

 ホテルの角まできました。柵と柵の間が細い通路になっていて、ホテルの入り口までたどることができました。公園を通っていくとまわり込む形になりますので、少し時間がかかります。


 ホテルのエントランス。北向きです。右側の空間が車寄せです。

 オープン直後で花が飾られていました。
 ここも通り越し、中に入ると右側にカウンターがあり、そこでチェックインします。通常の宿泊プランではチェックインは15時、チェックアウトは11時でした。


ガーデンツインを利用しました

 ガーデンツインに泊まりました。広さは31.6㎡。公園を眺められるこの部屋は、南側から撮った写真の中の一室のはずです。

 テラスです。写真の手前にもチェアがあり、二人で公園を眺めることができます。


 洗面台とそこに置かれていたアメニティです。ビニール袋に入った赤い小さい箱は牛乳石鹸、丸められていたのは泡立てるための布でした。併設の銭湯にはシャンプーとリンスしか置いていないということで、この石鹸を持っていきます。
 ここにあるアメニティはオープン当時のもので、環境への負荷軽減の考え方から変わっているかもしれませんし、今後変更されるかもしれません。ご注意ください。

 銭湯施設がありますが、部屋にはバスルームもあります。


 テーブルに木箱が置かれていました。開けると中に丸いカードが…。これはホテルの説明書でした。しゃれた仕掛けです。

 翌日、梅小路公園の向こうに見える山々の間から日の出を見ることができました。11月だったので太陽はこの位置でしたが、夏場だと建物寄り、もしかすると建物に隠れてしまっているかもしれません。


「あわいの間」というのだそうです

 建物中央の階段近くにパブリックスペースがありました。「あわいの間」というのだそうです。それぞれの階でいろいろと楽しめるものが置かれています。

 3階はブックとゲームの場所です。ボードゲームは子供と一緒に遊べるものを、本は京都丸太町の書店、誠光社がセレクトしたものです。

 4階はミュージックの場所です。レコード盤とプレーヤーがあり、説明書を読んで使ってくださいということでした。

 4階の窓側には靴を脱いでくつろげる場所も用意されていました。

Park プレあわいの間

 建物の2階東側にはパークという子供たちが遊べる場所がありました。上映会もあるということです。このときは予告編が流されていました。この写真の手前側には Blank、ブランク という、やはり子供連れで利用できる空間があるのですが、この時はイベントの準備で入れませんでした。

梅小路横丁

 ホテルの北東側に梅小路横丁があります。これは北側の歩道から取った写真です。向かって右側が銭湯「ぽて湯」、左側は「梅小路発酵所」です。

ぽて湯

 銭湯施設のぽて湯です。出入口は一般客用。宿泊者はホテルの中に通路があり、外に出なくてもここまで来ることができます。

 部屋に備えられていた袋にはバスタオル、フェイスタオルが入っていました。浴衣代わりの館内ウェア、館内シューズに着替え、この袋と洗面台にあった牛乳石鹸を持って「ぽて湯」に向かうのがよいでしょう。

梅小路発酵所

 ぽて湯の向かい側に梅小路発酵所があります。名前のとおり、ここで麹を使い発酵食品を作っているということでした。

 私はこの時おすすめだった「発酵肴皿とちょい飲み」セットをお願いしました。

Roof Top Terace

ホテルの屋上です。周りに高い建物が無いので眺めがいいです。


 夜も明かりを点けて、いい雰囲気になります。


 東海道線をはさんで向かい側に東寺があります。ちょうど東海道新幹線が新大阪方面から京都駅に到着するところでした。

レストランとカフェ

 中央がカフェ、奥がレストランになります。

 レストランではディナーもいただけますが、朝食会場にもなっています。ご飯が釜炊きになっていました。

 私はお魚をメインにブッフェから少しずつ選んでみました。

 デザートも選べます。和菓子にしてみました。

※2020年11月に宿泊しました。当初、2020年6月開業予定が同年10月に延期されたのでオープン直後に利用したことになります。当時、制限はあったものの、それでもホテルのコンセプトをおもしろく楽しめました。

 ウェブサイトを見ると、やはり当時と比べて変更があるようです。例えば、ホテルの中央近くで本やゲームを楽しめる「あわいの間」では現在セルフサービスによるドリンクの提供があるようです。当時は考えられなかったサービスです。のどが渇いても、もう自分の部屋まで戻らなくていいのです(Q&Aによると、ここで提供されるアルコールは自室で飲むようにとのことでした)。ウェブサイトを見て、どのように利用できるかを想像するのも楽しいと思います。
 また、ウェブサイトだけではわからない当時からの変更点があるかもしれません。ご容赦ください。

 一つ気になることがあるとしたら梅小路京都西駅に停まる電車の本数です。当時、1時間に4本、15分間隔だったと記憶しているのですが、現在の時刻表を調べたところ昼間は1時間3本でした(京都発は10時から16時、京都行きは9時から15時)。嵯峨野線(山陰本線)は特急や快速も走っていて、その間に各停が走る形になっており本数に限りがあるのかもしれません。そのあたりの理由はわかりませんが、少なくともホテルを出発する前に時刻表を確認しておいた方がいいでしょう。
 この時は天気が良かったので公園を歩きましたが、もし雨になったら…。私だったら京都駅とホテルの間を、タクシーで行き来すると思います。


京都駅新幹線口のタクシー降車場所でもう一つ気になることが…

 観光シーズンの京都市内道路はどこも混雑しているのですが、昨年タクシーの運転手さんから聞いた話しでは、京都駅新幹線口の付近は、周辺整備が終わった頃からタクシーを駅の決められた降車場所に付けるのが難しくなっている(時間がかかっている)というのです。タクシー降車場所の直前で一般の自動車とタクシーの導線が重なっていて、一般車両が駅からでる信号待ちの列でタクシーが降車場所に入るのに時間がかかっているのです(実際に私もそこで引っ掛かったことが何度かありました。その運転手さんの説明で歴史的背景がわかりました)。さらにその影響で駅に入れない自動車が数珠つなぎで、2つ、3つ手前の信号までつながっているのに遭遇したこともありました。
 京都駅北側(ジェイアール京都伊勢丹側)でタクシーを降りると、新幹線の改札まで長い連絡通路を歩かなければなりませんが、それでも新幹線口で降りるよりも早いことがあるようです。時の運もありますので、タクシーの運転手さんと相談して京都駅のどちら側で降ろしてもらうかを選ぶとよいかもしれません(その後改善されているかもしれませんし…)。

(2023年4月16日)

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