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人生は灰色だから美しい

五体満足。
大卒。
家族も夫も友人も人並みにいる。

仕事も不定期ではあるが
スキなことでお金をもらってる。

大好きな英語で生活し
大好きな本に囲まれ
住む場所も取り敢えずある。

それだけ環境に恵まれていれば
文句なんて出ないだろうし、
むしろあったら罰当たり。

今そう思ったのは
私だけじゃないと思う。

私たちって
そうやって知らぬ間に
自分で自分を制御して生きている。

別にそれが
良いとか悪いって話じゃなくって

そうやって制御することで
「自分らしさ」や「自我」を
「世間体の目」に合わせて
どうにかバランスを取って生きている。

でも

もしそのバランスの取り方が
元々「しなくていい制御」だったら?

どれだけ環境や生活に恵まれていたとしても
「自分にとっての幸せや満足度」が
しっかり保てていないと

それは
やっぱり幸せではない。

その事実を
きちんと自分が自覚して
素直に受け止めて

「このモヤモヤも含めて人生なんだよなぁ」って

そこまで言い切れる人が
世の中にどれだけいるだろう?

残念ながら
私は、その他大勢の「言えない」1人だ。

「自分は良い生活をさせてもらってる」
「自分は幸せな人生を生きている」
「自分なんかが不幸者だなんて口が裂けても言えない」
「自分よりもっと不幸な人は世の中に五万といる」
「感謝しなくちゃ罰当たりだ」って

よくこういうフレーズが脳裏を横切る。

だけど

もうそういう自分に疲れちゃった。

「もう良いじゃん、受け入れようよ」って。

「今日もイライラして泣いてしまった」
「今日も目標タスクをこなせなかった」
「今日も友達のことで旦那にグチっちゃった」

理想はもっと違う発言をしているんだけど
現実は言いたくないことをバンバン発言してる。

なんとも捻れた人生…

でも
良いんです。

先のことは取り敢えず
横に置いておいて

今は
「不満たっぷりの自分」を
心でしっかりと抱きしめてあげるの。

勿論、言うほど簡単じゃないけど

それが本当に
出来た人だけが知っている「世界」

それが「グレーの美しい世界」。

私は、
この聞いた感じ薄暗くて
あんまりワクワクしない
モヤっとしたこの色の世界が

美しくて
愛おしいと

最近少しずつ
感じられるようになってきたんだ。

今日の言葉:
Life is not black and white. It’s actually more gray.
So, why don’t we try to accept the gray, “as is?”