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河合塾浜松校徹底レポ!料金は?自習室の実態は?

河合塾への入塾を検討しているけど、今ひとつ実態が掴めない...こう思っている方はいませんか?この記事では、高3の間河合塾浜松校に通い東大に合格した私が、1年間の経験を基に浜松校の実態を掘り下げようと思います。ぜひ参考にしてください!


  • 概要

  • 学費 (2024年1月現在)

  • グリーンコース(高校1・2年生)

  • グリーンコース(高校3年生)

  • 大学受験科

  • 現役生の受講講座数は?

  • 気になる自習室のリアル

  • 場所・席数など

  • 勉強環境としての質は?

  • 混雑の度合いと回避術

  • 自習室のみの利用は可能?

  • 河合塾浜松校のメリットとデメリット

  • メリット4選

  • ① 適度な授業量と課題量

  • ② 実戦に近い授業時間

  • ③ チューターのサポート体制

  • ④ 大学受験科のクラス分け制度

  • デメリット3選

  • ① 講座数の不足

  • ② 広すぎる生徒層

  • ③ デジタル化による不便さ

  • まとめ

概要

 河合塾は、愛知県名古屋市を拠点とする大手予備校です。

 基本的には現役生向けのグリーンコース、浪人生向けの大学受験科の2つのコースで構成されており、浜松校もこの2コースを設置しています。

 ここでは浜松校についての詳しい情報をまとめていきます。

引用:河合塾ホームページ:​https://www.kawai-juku.ac.jp/
浜松校ホームページ:https://www.kawai-juku.ac.jp/school/scl-top.php?ks=433

学費 (2024年1月現在)

 グリーンコースと大学受験科とでは算出方法が異なります。

 前者は受講講座数に応じて学費が決まりますが、後者は入塾の際の受講コース選択の段階で学費が確定します。

グリーンコース(高校1・2年生)

塾生サポート料 4,400円/月+授業料

グリーンコース(高校3年生)

塾生サポート料 6,930円/月+授業料

*塾生サポート料 は、テスト費用(模試等)・在籍データ管理料・施設利用料・システム利用料を含みます。

大学受験科

850,000円〜1,048,000円/年*(オンライン講師個別指導プラスコースを除く)

*授業料は受講開始時期により異なります。また、別途入塾金が発生します。最新の情報はこちらをご覧ください。

引用:https://www.kawai-juku.ac.jp/hgreen/fee/https://kawaijuku.meclib.jp/daiju2023tokai/book/#target/page_no=103

現役生の受講講座数は?

 私の周りには2〜3講座とっている人が多かったイメージです。

 私はあまり講座はとらない方で、3年生の1学期は「トップレベル数学IAIIB」の1講座、2学期以降は「ONE WEX英語」を追加した2講座を受講していました。

 学校の授業とのバランスも鑑み、オーバーワークにならないよう注意しましょう。

気になる自習室のリアル

場所・席数など

 常設の自習室としては、6階に仕切りのある個別ブース型が200席、1階と5階に自動販売機や休憩スペースも設置されている開放的なラウンジ型が100席、さらに本校舎から駅方面に徒歩8分程度の場所に駅前自習室が100席用意されています。それに加え、授業で使われていない空き教室が随時自習室として開放される仕組みです。

ラウンジ型自習室(一階)
ラウンジ型自習室(五階)

勉強環境としての質は?

 勉強環境としての質は 比較的良好 で、基本的に静寂はしっかりと守られています。塾や予備校によっては「派手目の人たちが教室の一角を占拠している...」「浪人生のおしゃべりがうるさい...」など自習室の環境の悪さを嘆く声も聞かれますが、浜松校では (少なくとも私が見聞きした範囲では) そういったことはありませんでした。

混雑の度合いと回避術

 勉強環境としては悪くないと先ほど述べましたが、一つ気になる点を挙げるとすれば 人の多さ。全体的に自習室の数は不足気味な印象があり、夏期講習開始から共通テスト終了までの期間はどの教室もほぼ満席といえる混み具合です。

混雑の回避術としては、

①小さめの教室を使う

②ハイグレード講座であるONE WEX受講者専用自習室を使う

③高1・2生は1・2年生専用自習室を使う

などの方法が考えられます。

自習室のみの利用は可能?

 入塾のためには最低1講座の受講が必須であるため、自習室の利用のみを目的とした入塾はできません。

河合塾浜松校のメリットとデメリット

メリット4選

① 適度な授業量と課題量

 通常授業においては、現役生に講座数のノルマが設けられることはありません。浪人生は講座数を自分で調整することはできませんが、現在通塾している数人に話を聞いたところ、授業量や課題量の重さを問題視する声はありませんでした。

 さらに課題も予習中心でそこまで重くはないため、学校の授業や私生活との両立を図ることも比較的容易です。自分のペースで勉強を進めたい人には最適の環境といえるでしょう

② 実戦に近い授業時間

 河合塾の授業時間はグリーンコース・大学受験科共に1コマ90分〜180分で、駿台予備学校(1コマ50分)などの他の塾や予備校と比べて長めの入試本番を意識した時間設定です。

 実戦に近い長さの授業を繰り返し経験することで、本番で実力の全てを発揮しうるような集中力の養成が期待できます。

③ チューターのサポート体制

 浜松校では、グリーンコースは学生チューターと職員チューターの2人が、大学受験科は職員チューター1人が生徒1人を担当します。定期的に面談の機会が設けられるほか、生徒側から希望を伝えて随時面談をしてもらうことも可能です。

 この手厚いサポート体制は付近の塾や予備校にはない大きな魅力で、勉強計画や受験情報の共有はもちろん、モチベーションの保ち方やメンタルケアの方法など、幅広い分野の事柄を気軽に相談できます。このチューターさんのサポートは私の受験生活にも不可欠なものでした。

④ 大学受験科のクラス分け制度

 浜松校は市内の塾・予備校の中でも浪人生の受け入れを行っている数少ない校舎です。それだけに浪人生へのサポートは手厚く、東大や京大、名大などの難関国公立大学の受験に特化したコースも設けられています。

 また、年度始めのクラス分けテストに基づき教科単位で自分のレベルに合う講座を受講できます。個人の目標や実力を考慮した丁寧なサポート体制は大きな魅力です。

デメリット3選

① 講座数の不足

 浜松校では現役生が受講できる大学別対策講座は夏期講習などの短期講習に限定されており、通常授業では「難関国公立対策」のようなややターゲット層の広い講座を受けることになります。

 さらに、大学別対策講座がある大学受験科においても一部は映像受講となり、やはり大都市圏の校舎には授業の充実度の面で劣ります。

 このため、授業の充実を求めて都市圏の塾・予備校に入塾する人も一定数存在します(主に浪人生)。

② 広すぎる生徒層

 先の項目とも関連する事柄なのですが、そもそも塾や予備校の絶対数が少ない地方圏に位置することもあり、浜松校にはかなり広い範囲のレベル帯の塾生が集まります。このため学力差や勉強に対する熱量の差が浮き彫りになり、ストレスを感じる塾生もいるようです。

 ただしこのことは自分と異なる境遇の人々から新鮮な刺激をもらえる可能性にも繋がっており、一概にデメリットと言い切れない面もあります。

③ デジタル化による不便さ

 2023年度から紙媒体の積極的な廃止が始まり、プリント類の多くがデータ方式での配布に切り替わったそうです。現在通塾している数人に話を聞いたところ、復習のしづらさや家に帰って印刷を行う手間などの面で不便を感じている人が一定数いました。

 ただし合う合わないにはかなり個人差があるようですし、私たちより下の世代の方々であれば電子機器を活用した学習は既に十分な経験があるはずです。不安要素となるか否かは人それぞれでしょう。

まとめ

 まとめると、河合塾浜松校は

・学校の授業も大切にしつつ学習を進めたい人

・自分の学習ペースが確立できている人

・チューターさんに気軽に相談できる環境を求める人
におすすめの予備校といえます。

 なお、ここで挙げた情報の一部はあくまでも 私個人や数名の塾生の個人的な感想に過ぎません。入塾を検討しているけれど迷っている...という方は、ぜひ一度校舎を訪れて説明会に参加したり、個別に相談をしてみたりすることをおすすめします。

 また、河合塾の映像講座の受講が可能で、浜松にも校舎がある「河合塾マナビス」についても詳しく知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。こちらの記事では、塾に一切通わず東大に合格した方の体験談も読むことができます。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

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