見出し画像

【東大学生寮】目白台インターナショナルビレッジを入居者が徹底レポ!

はじめに


 みなさんこんにちは! #YourChoiceProjectライターのシータと申します。初めての記事なのでつたないところもあるかと思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。
 さて、大学進学のために実家を離れる際の大きな障壁の1つとして、住居の問題があるのではないでしょうか。一人暮らしにするのか、寮にするのか。食事はどうするのか、洗濯・掃除はできるのか、安全面は大丈夫なのか……。実家を離れる本人はもちろんのこと、送り出す側の保護者の方も心配になりますよね。
 今回の記事では、地方から東京大学に進学して寮に暮らす当事者として、私が現在暮らしている東京大学目白台インターナショナルビレッジ(以下、MIVと略します)をご紹介したいと思います。
 実際に暮らしてみるまでは不安なこともありましたが、今はとても楽しく、精神面でも成長できたと感じています。この記事を通して、MIVの実情や、寮で暮らすことの魅力をお伝えできたらうれしいです。


MIVってこんなところ


 MIVについての情報を簡単に説明します。詳細はぜひ東京大学によるサイトなどを見ていただきたいですが、入居者の視点からこのあたりは知っておくべき! と思ったことをつらつら書いていきますね。


 MIVは2019年にオープンした、東京大学の寮です。日本人学生だけでなく、留学生や海外から来た研究者も居住しています。
 最寄り駅は東京メトロ有楽町線の護国寺駅というところで、池袋からは2駅。寮は駅から徒歩5分ほどの立地にあります。東京大学の学部1、2年生が主に通う駒場キャンパスへは合計で50分ほどかかってしまうので少し遠いですが、3、4年生が主に通う本郷キャンパスへは、30分ほどでたどり着くことができます。


  (写真は公式サイトから引用)

 学部生は基本的に10m²、または15m²の部屋に住んでおり、月額施設使用料と月額管理費と月額光熱水費(インターネット代こみ)の合計で、それぞれ1月で82,300円、96,800円かかります。多くの学生は前者に住むので、部屋が狭いのは覚悟した方がいいでしょう。
 食事は出ません。寮にしては珍しいかもしれませんね。代わりに共用のキッチンがあり、包丁やフライパン、炊飯器、電子レンジなど、自炊に必要なものはひと通り揃っています。キッチンは広々としているので、料理していて気持ちがいいですよ。自炊するかはその人次第で、する人としない人で半々くらいな感じです。
 他にも、洗濯機やトイレ、シャワーが共用です。掃除をしなくていいのは楽ですが、トイレが共用なのはピンチのときを考えると少し気になるかもしれませんね……。ただ、どれも複数個あるので、他の人が使っているせいで使いたいのに使えない、といったことは、私はほとんど経験していません。
 近所にはスーパーが複数箇所あり、MIVの敷地内にコンビニやレストランがあります。定期的にキッチンカーも来るので、自炊しなくてもご飯は確保できます(下の写真はキッチンカーのメニュー)。子どもが多くて、治安はいいと感じますね。


(写真は公式サイトから引用)

 また、私はまだお世話になっていないので詳しくありませんが、病院も周りにひと通りあったと思います。何かあったら同じフロアの人で助け合えるし、フロントにも人がいて助けを呼ぶことができるのは、寮ならではの良さですね。
 郵便受けや宅配ボックスもきちんとあります。宅配ボックスは個数も多く、スーツケースくらいなら入る大きさです。

女子学生向けの住まい支援を利用したMIV入居までの流れ


 東京大学は女子学生向けの住まい支援を行っており、この支援の対象の住居を選べば、1か月3万円の補助が得られます。実際にどの住居が補助の対象になるのかは毎年変わるらしく、情報もあまりありませんが、MIVは毎年ほぼ対象となっています。
 私もこの支援を使ってMIVに住んでいるので、申請や決定の流れについて書いていきたいと思います。なお、これは2024年度に一般選抜で入学・入居した私がとった流れであり、記憶があいまいだったり変更されたりで実際とは異なるかもしれないので、ご注意ください。
 私がとった流れは以下だったと記憶しています。

①MIVを始めいろいろな寮を見学したり、生協の住まい相談会に参加したりする
②1月、女子学生向けの住まい支援を申し込む。申し込むと、対象物件のリストがもらえる
③2月、試験当日に同伴した親に対象物件を見てもらい、申し込み先を決めて応募する
④3月、東大の合格発表の日に、MIV当選の電話を受け取る
 
 よくある質問として、MIVの倍率はどのくらいか、というものがあります。正確な数字は不明ですが、空き部屋も一定数あるので、そこまで高くないと予想しています。
 また、寮は人付き合いが面倒なのではないか、と思われる方もいらっしゃると思います。MIVではトイレやシャワーが共用なので完全に人との接触を避けることはできません。しかし、自炊をしない人は逆にそれら以外での接点があまりなく、門限もないため、見かけたことはあるけれど話したことはほとんどないなあ、という人もいます。

おわりに


 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました! 
 大学進学で実家を離れるにあたって、住居探しは時に悩みの種ともなりますが、同時に新しい出会いのきっかけにもなります。私はMIVに住むことになって、自炊ができるようになり、同じ地方出身東大女子の友人が多くできました。
 大学進学で羽ばたいていくみなさん、その保護者の方、MIVってどんなところか読んでみようと興味を持ってくださった方に、この記事が少しでもお役に立つことができたらうれしいです。

参考

住居情報 │ 目白台インターナショナルビレッジ 2024/10/22 閲覧

いいなと思ったら応援しよう!