「今が一番楽しいと思うほど難しいチャレンジをしている」【YOURMYSTAR ENGINEER STORY 03】
プロダクト開発チームでフロントエンドエンジニアを務める古澤 棟熏さん。
創業5周年を迎えるユアマイスターに4年間在籍し、開発チームの変化をよくご存知の古澤さんにお話を伺いました。
ロードマップで進むべき方向が明確になった
ーープロダクト開発チームの変化について教えてください。
開発チームはこれまでも、スピードを重視しながら、それぞれの能力を最大限活かして開発してきました。 ですが技術的負債があり、それが足枷になっていました。
今も技術的負債と向き合っているところではあるのですが、以前は特に、技術的負債によってプロダクトを改修することが難しかったり、タスクに追われていたりしました。
結果として開発スピードが鈍化してしまい、新しい技術を導入することや、モチベージョンの維持が難しいと感じていました。
そんな中、今年の3月にテックリードとして入社した福田さんが、チームを大きく変えてくれました。
福田さんは入社後、まず、中長期の技術のロードマップを作成してくださったんです。アーキテクチャの理想やエンジニアとしてのスキルセットを示してくれました。
目指すべきところがわかったことで、これから進む方向も、進み方も明確になりました。
以前よりも目標をきちんと設定できるようになり、それによって1人1人がスキルアップのために何をすべきかがはっきり分かるようになったと感じています。
また、技術力の高いテックリードがチームに加わってくださったことで、今までは実現できていなかった技術にも挑戦できるようになりました。
僕は最近、ユアマイスターECサイトの認証基盤の見直しを進めています。
今はサイトを立ち上げた時からサービスの種類も増え、状況が大きく変わっているため、今の条件に合わせて、あるべき姿とは何か考えながら基盤の整備をしています。
今までで1番難しいと思うほどのチャレンジができているのが、とても楽しいです。
インプットとアウトプットを繰り返し、日々成長を実感
ーー福田さんがきてから、個人の能力をより高められるようになったんですね。
そうですね。実際に5か月前から、チームみんなで毎朝8:00に勉強会を行うようにもなりました。
勉強会の種類としては、学びを共有しあったり、実際にコードを書いたりと色々なものがあるのですが、福田さんにフィードバックをもらえることで知識を得られるのはもちろん、他のメンバーが質問を出すことで新たな気づきを得られるので、良い学習の機会になっています。
フィードバックが共有される環境があることで、チーム全体の技術力が向上しているのを感じています。
そして学んだことを活かしながら、プロダクトを見つめ直してフロントエンドの改善をどんどん進めています。
1番やりがいを感じたのは、ユアマイスターに出店していただいている業者さん用のサイトにリリースした、予約のカレンダー機能です。これは、毎朝コツコツ勉強していたVue.jsという技術を利用して実装しました。
業者さんの中には、手書きなどのアナログな方法で予約管理する方も多いのですが、ネットで簡単に予約を管理する機能を活用してもらうことで、業務の効率をあげられるようになります。
開発の前に、業者さんに何度もヒアリングをしながら現状を知り、エンジニアの領域を超えて要件定義やUI設計にも携わって、どのようにすれば使いやすいかを考えたのはとてもいい経験になりました。
ヒアリングしたことで、繁忙期における予約確認の漏れが発生することが現状の大きな課題だとわかったので、漏れが発生しないように、わかりやすいデザインにすることを心がけました。
機能をリリースした後、実際に「使いやすくなった」という業者さんの声を聞けたのは嬉しかったです。
課題の本質を見極め、ユーザーさんに寄り添った開発をする
ーーどんな思いでプロダクト開発をしていますか?
僕は昔から、ユーザーさんに寄り添い、ユーザーさんが喜ぶものを作り続けたいと変わらず思っています。
そのためには、表面的な変化で課題を解決するのではなく、多くの人にとって意味があるような、改善すべき課題を見つけることが重要です。
僕は今まで、自分の引き出しの少なさゆえに表面的な課題解決になってしまうことが多かったんです。
ですが、福田さんがいつも、ある設計について「良いと思うか」また、「より良い設計があると思うか」という問いかけをしてくれて、「どんな技術を採用すればより良い設計になるか」を1on1でディスカッションする場を設けてくれているおかげで、徹底的にこれまでの当たり前を疑いながら、本質的な課題に着目できるようになりました。
福田さんとお話することで、自分が知っている設計以上に良い設計があることを知ることができるので、とても学びが多いです。
また、課題の解決策を考えていく時には、用いる機能や言語、リリース時の影響範囲を言語化し、明確にすることを意識しています。
今は、課題解決のための枠組みを考えられるようになってきたので、これからはもっと知識の引き出しを増やして、具体的な解決策を出せるようになりたいと思っています。
自らの経験を伝えられる存在に
ーー古澤さんもフィードバックしているんですか?
はい。会社のバリューのひとつにFEEDBACK is GIFTという考え方があるんです。ユアマイスターの仲間は積極的にフィードバックしてくれるので、僕も誰かにフィードバックできる存在になりたいと思っています。
実は今、僕がメンターを担当している2人のメンバーとユニットを組んでいて、このユニットのみんなで成長できるように、日々進捗共有をしています。
具体的に行っているのは、1ヶ月ごとの目標決めと、毎週の振り返りミーティングです。振り返りの時に、もし達成できなかった目標があれば、その原因を明確にして、どんなアクションをとれば改善できるかを一緒に考えています。
入社して1年の佐々木さんは本番権限の獲得を、学生インターンでも戦力として活躍する築山さんはVue 3の導入に取り組んでいて、2人の姿に刺激を受けています。
これらの技術の取得は僕も通った道なので、僕が学んできたことを精一杯伝えるようにしています。
2人にフィードバックすることで僕自身もフィードバック力が上がり、大きく成長できているのを感じます。
新しい技術を取り入れて、成長し続けたい
ーーこれからの目標を教えてください。
目標は、モダンなフロントエンド開発をすることです。
僕はエンジニアとして常に技術力をアップし続けたいので、新しい技術を学び、取り入れて開発を進めていきたいと考えています。
新しい知識を身につけ、学んだことをすぐに試してフィードバックをもらう。このサイクルを圧倒的なスピードで繰り返して、成長し続けたいです。
ユアマイスターのプロダクト開発チームには、将来のビジョンを描き、導いてくれる福田さんと、貪欲に新しいことを学び続ける仲間がいます。
この環境で、これからも探究心を持ち続けながら、理想を実現していきたいです。
Profileーー
古澤 棟熏
仙台高専卒業後、SIerとして金融系のシステム会社に入社。
もっと感動を与えるものづくりにチャレンジするために、2017年10月社会人インターンとしてジョインし、2018年2月に正社員に。
社内のslackに独自bot「古澤語録」が存在し、日々の迷言が蓄積されている。
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