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【どんな天敵も最高の味方に変える処方箋】~女性へのプログラミング思考のススメ~

【女性が出くわしてしまうもの】


私も含め比較的女性というものは、仕事、ダンナ、子育て、嫁姑問題、マウント女子問題・・と役割がおおいからか、その分巻き込まれる人間関係も多いように思う。いまだ多くの女性はホームラン打つ必要はないがずっとヒット維持して当たり前、という家事を背負い、日々家族の顔色を無視するわけにもいかず、なんやかんやと振り回されながら、お世話して過ごしてらっしゃる方は多いのではないだろうか。にもかかわらず、結構面倒臭いことに頭を悩まされていることも多いよう思う。私の周りにも、ママ友とモメてもう幼稚園の送り迎えにも行きたくない(や、、子供は、(笑))とか、ダンナがすぐ嘘をつくとか、姑さんの気質が荒くてコワいとか、、。そりゃもう犬も吐き捨てるものだらけだけれどその世界に入ってるものとしてはなかなかに参る。

また、一説によると、ある一定の年代までは働き甲斐において、男性が「収入」を重視する方が多いのに対し、女性は「自分らしくありたい」「人の役に立ちたい」を追及する方も多いといわれ、持ち前の健気なモチベーションでもって、自分を犠牲にしてしまっていることに気づかず、心身ともに疲れきってしまった方もいる。そのほかホルモンバランスの影響など不可解な沼におちそうになることは在る程度避けられないと思う。ただ悔しいのはこれがホルモンの崩れなどというどうしようもない要因であることはあとからわかってな~んだ、などもあるにもかかわらず、よくわからないまま不安になり、独りぼっちになり自分を責め、自分への評価を下げてしまっている方も割といるように見える。最近巷で「自己肯定感が」という言葉をよく聞くが、それはその混とんの正体の追及をスルーしたまま、知らぬ間に飲まれてしまったということも多いのではないだろうか。

【女性こそ自律体制が大事】


また、仕事から一旦撤退し、家庭に入った女性は、よくも悪くも評価をしてくれるボスを失う。それまで仕事をしていた方ならなおさらで、叱られることもなければほめられることもなくなってしまう。私も夕方向かいのビルのオフィスから帰る人たちをマンションの上から眺めながら『自分が自分のボスで部下』なんだ、シッカリしなきゃと思ったのを思い出す。サボるのも何かに取り組むのも自分次第。新しい局面において自律が必要となる。なかなかやってみると大変なものだ。初めて真剣に分析をしたようにも思う。沼に堕ちる堕ちない関わらず、平常時から自分を取り巻くものは何か。そこで起こっていることはなんなのか、把握しておくことが大事なんじゃないだろうか。


【プログラミング思考のすすめ】


ここまで読んでいただいた方にはおそらくロジカルシンキングはなじみのあるものだと思う。この手法にはさまざまなものがあって(演繹法とか帰納法とかもその一つ。ただその辺になると私もたぶん使いこなせないのだが)、是非活用してほしいと思うのがその中の一つ、『システム思考』である。このあたりで読むのを離脱してしまう方も多いと思うので、システム思考があればどういう習慣が生まれるのか、素晴らしい図解があるので見ていただきたい。

参考:(米国NPO<ウォータース・センター・フォー・システムズシンキング>は、「システム思考家の習慣(Habits of Systems Thinkers)」をカード形式でわかりやすく紹介しており、チェンジ・エージェント社が日本語翻訳の協力をしている)
https://www.change-agent.jp/news/archives/doc/onepage-habits-japanese-v3.pdf


しかしこのシステム思考、使うにあたっては、もう一つとても大事なエッセンスがあるとお伝えしたい。例えば私の本業「システム作り」を例に挙げると、実は同じお客様でも、立場がかわるとご要望は各々好き勝手違う。経営者はコストや売り上げ増加を効果として望むし、業務担当は業務を楽にしたい、システム担当は運用を楽にしたい。そして勿論、私(システム開発者)はシステム制作が楽なのが一番うれしい、となる。確かに目の前に起こる事実、現場の声をきけ、なのだけれどこの各要望をそのまま声のまま全部盛りすると、ベストどころか、なかには矛盾も起こり得て、最悪の場合全く使えないシステムとなる。また当然盛れば盛るほど重たくなるし、そのための大きな容量の領域を確保するにも当然かさむ。あんなものもこんなものも入れたいとなれば作ることはいくらでも可能だが、実は大して生産性を高めぬデータのお守りに毎月工数がかかり続けることとなる。


だからである、大切なのは、現場の声は必ずしっかり把握する、だがそれらの要望の本質は何なのか。どっぷり現状に使った現場の人は案外それがないと困ると思い込んでいることも多い。その上でこの現場で課題解決に一番効果的な変更箇所はどこなのか、それから、どこをどうすれば手に入れたい状況になるのか、どの要素がどう組み合わさってどんな動きをさせればいいのか、これを論理的に考えること、これを私はプログラミング思考と考え、これを生活の中で活用することをおすすめしたいと思っている。

(ちなみに文部科学省は、プログラミング的思考を次のように定義している。「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」 (出典:文部科学省:小学校プログラミンれグ教育の手引


セミナー時説明用資料

【最後に女性にすすめる理由をもう一つ。】


特に女性に取り入れてほしいという理由はひとつ。
前述したように、混とんとした闇の中で周囲の要素を切り分けることができなかったために、闇の中で心をすり減らしてほしくないのがひとつ。

それともう一つは、男性と口論したときに、「だから女は感情的なんだ!」とか「女とは話ができん!」という言葉を浴びてしまいがちな人にちょっと違う戦法をもってもらいたいという提案でもある。「過去のこと」については、女性は確かに記憶いいしそれは仕方ない(笑)。というか逆に都合よく忘れる男性もいらっしゃり心底羨ましい限りのですが(笑)リングに出す見解によりパワーを持たせることができるものなら、「過去」も立派なエビデンス。感情の吐露や罵倒なんかに持ち込む必要がなくなり、問題の点にだけフォーカスをあてて静かでまともな話し合いができる。犬も食わない大喧嘩になるのか建設的な話し合いになるのかの分かれ道。別にお互い喧嘩をしたいんじゃない。違うもの同士、そもそも惹かれたはずなのだから違うに決まっており、「それ、宇宙からきたようなおもろい見解やな、でも確かに一本とおってるわな」とフラットに交し合う環境で、生き方の幅やまったく違う感覚があることを探ってみても面白いのではと思う。そして感覚強めの女性の方に、ぜひ比較的論理が必要だと思われるビジネスの場面においても臆さずチャレンジできる場の創出のお役に立ちたい。
そんな思いをひっそり抱いております。


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日常活用編
1マザコン夫への処方箋
2 子育ての悩みに尽きないときの処方箋
3 会社でおつぼねに意地悪されたときの処方箋
4 子供をつくるか迷ったときの処方箋
5 ダンナと万年同じ喧嘩をするあなたへの処方箋
6 結婚するか迷い続ける彼を持つあなたへの処方箋
7 子供のギャンブルが発覚したときの処方箋
8 NOと言えないあなたへの処方箋
9 子供の習い事に迷った時の処方箋
10 子供が習い事をやめると言い出した時の処方箋
11 マウント女子に捕まったときの処方箋
12 探偵おばさんに捕まった時の処方箋
13 兄弟なかよく育てるための処方箋
14 お姑さんが玄関を掃除しにいらしたときの処方箋