結崎剛 YOUQUI Go

ゆうき・ごう 歌人 https://youquigo.booth.pm/

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【音声版】短歌の具体的な読者01-結崎剛『青空の函』

結崎剛があなたの短歌の読者になります。 まずはわたしが結崎剛さんの短歌を読みます。 結崎剛歌集『青空の函』(2018)https://youquigo.booth.pm/items/1143502 短歌の送り先☛ youquigo@gmail.com https://docs.google.com/forms/d/1jpx3OhoXKHlO4n_1YYWPUjKTcaSUryuVinNWKHsDuig/edit

    • シュペルヴィエル「空のふたり」

      シュペルヴィエル『海に住む少女』永田千奈訳、光文社古典新訳文庫

      • シュペルヴィエル「セーヌ河の名なし娘」

        シュペルヴィエル『海に住む少女』永田千奈訳、光文社古典新訳文庫

        • 《夜の帳にささめき尽きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ》妄解のつづきのつづき

             歌とは声に出すものであるはずだ。  しかしそれにしても、この晶子のうたは声に出したとして、というか、だれかが声にだしたとして、それを耳で聞き、内容を理解できるようなものなのであろうか。  それはわたしが、このうたの内容を、十数年の時を経てようやく少しは解る、と思ったことからも、愚問である。まあ、迂闊な歌読みであるわたしがわたしにする阿呆な自問自答と聞いてくれたまえ。  それに、われわれの人生の経験から言っても、歌というものは、短歌にかぎらず、なぜか知ら覚えてしまってい

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        【音声版】短歌の具体的な読者01-結崎剛『青空の函』

        【音声版】短歌の具体的な読者01-結崎剛『青空の函』

          《夜の帳にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ》妄解つづき

           きのう書いていろいろと書きそびれたと思ったことがあることに気づいた。  というか、書きながら、どうにかまとめようとして、どうしても思ったことを書ききれず終らざるをえなかったのだが、とにかくこうでもしないと物は書き続けられないのかもしれない。ま、久しぶりに文章を書くのだから、こんな具合でゆっくり始めさせてもらおう。  わたしが晶子の歌について書くことによって、考えようと思ったのは、凝縮された短歌の表現のことなのである。  晶子の歌《夜の帳にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢の

          《夜の帳にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ》妄解つづき

          與謝野晶子《夜の帳にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ》妄解

                          與謝野晶子  夜の帳【ちやう】にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢【びん】のほつれよ                     きょう労働しながらふとこの歌が口を突いてきた。與謝野晶子の第一歌集『みだれ髪』の巻頭一首であり、それなりに有名な短歌のはずだが、どうもなにを言っているのかわからないということでも有名で、わたしもじつは特に意味を考えず覚えている歌の一つである。しかも始末の悪いことに、それにもかかわらずいい歌だと思っている。歌人というのは

          與謝野晶子《夜の帳にささめき盡きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ》妄解

          折口信夫「歌の話」2

          折口信夫『歌の話 歌の円寂する時 他一篇』岩波文庫 p.19‐p.26

          折口信夫「歌の話」2

          折口信夫「歌の話」2

          折口信夫「歌の話」1

          折口信夫『歌の話 歌の円寂する時 他一篇』岩波文庫より

          折口信夫「歌の話」1

          折口信夫「歌の話」1

          源氏物語を読む その2 桐壺

          中野幸一訳『正訳源氏物語本文対照』(勉誠出版)第一冊より「桐壺」p.24-46

          源氏物語を読む その2 桐壺

          源氏物語を読む その2 桐壺

          牧野信一『気狂い師匠』

          牧野信一『ゼーロン・淡雪』岩波文庫より 2021.05.10収録 じぶんの楽しみのために録音したが、牧野信一を読んでいる時のわたしの声って嬉しそうだなあ。

          牧野信一『気狂い師匠』

          牧野信一『気狂い師匠』

          源氏物語を読む その1

          中野幸一訳『正訳源氏物語本文対照』(勉誠出版)第一冊より「桐壺」p.3-24 一発撮りで御聞き苦しいでしょうが一人の楽しみのために。

          源氏物語を読む その1

          源氏物語を読む その1

          短歌の具体的な読者その3「伊川佐保子さんの回文短歌」

          小松英雄さんの『やまとうた』読んだら仮名がおもしろいなあと思って、 ますます仮名の自由さで回文短歌を書いた伊川さんの作品が 魅力的に見えてました…… (音声ファイル修正のため順番が③と④逆になりました……)

          短歌の具体的な読者その3「伊川佐保子さんの回文短歌」

          短歌の具体的な読者その3「伊川佐保子さんの回文短歌」

          短歌の具体的な読者その4「伊川佐保子さんの回文短歌」

          小松英雄さんの『やまとうた』読んだら仮名がおもしろいなあと思って、 ますます仮名の自由さで回文短歌を書いた伊川さんの作品が 魅力的に見えてきました… その3の続き! 前回3首しか読めなかったから、思わず。

          短歌の具体的な読者その4「伊川佐保子さんの回文短歌」

          短歌の具体的な読者その4「伊川佐保子さんの回文短歌」

          extweet|ほんとに不思議なんだけど、若い頃に覚えた歌は絶妙なタイミングで正に「口を突く」。駅の階段を降りてたら、老夫婦と中年のカップルが、それぞれ横並びに前にいて、避けづらかった時。「二人でいよう 離れてしまわぬように 抜けるような青空でチーズピザ食べよう」ジュディマリだ〜笑。今日は快晴。|2020.10.29. 12:03

          きょうおもしろいことがあった。 ほんとに不思議なんだけど、 若い頃に覚えた歌は絶妙なタイミングで正に「口を突く」という話だ。 駅の階段を降りてたら、 前に老夫婦がいらして、手すり持ってゆっくり降りてゆかれるので、避けようとした。 やや遅刻ぎみで、急いでいたからだ。 そうしたら、避けようとした先に、 これまた、 中年のカップルがいて、 このおふたりと先程のお二人との間が、また実に避けづらい。 邪魔だな〜と一瞬思ったけれども、 でも お二人でいらっしゃるその後ろ姿に

          extweet|ほんとに不思議なんだけど、若い頃に覚えた歌は絶妙なタイミングで正に「口を突く」。駅の階段を降りてたら、老夫婦と中年のカップルが、それぞれ横並びに前にいて、避けづらかった時。「二人でいよう 離れてしまわぬように 抜けるような青空でチーズピザ食べよう」ジュディマリだ〜笑。今日は快晴。|2020.10.29. 12:03

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          長後|Chōgo|20201028

          長後|Chōgo|20201028

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          改訳「月下独酌」李白

          月下独酌李白 さくらの花のさかりに壺一杯の酒を 独り 飲んでいたが そんなやつあほかに一人もなかった 盃を持ち上るとお月さまを迎えるかたちになって それで影までもが現れて 三名となった お月さまはもとから飲むってことが解ってないし 影ときたらこちらを空しく真似してくるだけ しばらく お月さまと影とそうしていた けれども 楽しいことをするなら春っきゃない―― わたしが歌うとお月さまはうろうろしだした わたしが踊ると影はどっかへ行った 酔っていないときはいっしょになっ

          改訳「月下独酌」李白