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できる教師になりたければ、自分の強みと弱みを知れ!

 今回のテーマは、教師の自己分析に関してです。「自己分析」と言えば、就職活動や自己啓発本でよく聞くワードですよね。この概念は、教師の世界でも必要不可欠なものだと思います。自分の強みと弱みを知ることが、教師としての成長につながるのだと思います。

1:なぜ強みと弱みを知るのか

 そもそも、どうして自分を分析し、強みと弱みを明らかにする必要があるのでしょうか。一言で言えば「より良い教師人生につながるから」だと考えます。抽象的すぎてよくわからないと思いますので説明します。そもそも、教師として完璧な人間などいません。(と、わたしは思います。)毎年変わる子どもたち、学級、教室。変化づくしの学校現場で毎年のように完璧な1年をおくることができている教師を私は知りません。子どもたちとの相性もありますし、同僚との仲だってそうです。1人1人に個性がある以上、うまくいかないことがあって当然です。同時に、うまくいくことがあるのも事実です。うまくいったりいかなかったりするのは、教師の個性(性格・キャラクター)によるものが多いのです。その自分の個性を知ることで、自分の行動を変えることができます強みを活かし、弱みと向き合うことで、教師としての行動を考えることができます。

2:強みと弱みの知り方

 私はよく1枚のA4コピー用紙に自己分析をした内容を殴り書きしています。簡単に真ん中に線を引き、強みゾーンと弱みゾーンをつくり、思いつくままに書きだしていきます。ここで注意が必要なのは弱みの数が強みの数をこえないことです。弱みばかり思いつく人は、嫌でも強み項目を増やすか、弱みを減らすことです。そして、出来上がった1枚の用紙を見て自分なりにコメントをします。
強み
・努力家 ・よく本を読む ・子どもとの距離が近い 
・子どもの話をよく聞く などなど
弱み
・子どもに厳しくできない ・気になる児童に気が向きすぎる
・心配症すぎる などなど

 あくまでも例ですが、思いつくままに書き出し、自分なりに評価します。
私は勉強熱心で子どもと親密な関係を築くことができる教師だが、子どもの細かい行動まで気になり過ぎるところがある。こんな具合です。

3:強みを伸ばし、弱みは「こんなもん」

 強みに関しては、これから伸ばしていこうというきっかけにすればいいと思います。自分にはこんないいところがあると肯定的に捉えるのです。これからの教師人生でもどんどん続けて活かしていけばいいと思います。
 弱みに関しては改善するように努力していく・・・ことはしなくていいと考えています。怒られそうですが、本気で考えています。なぜなら、完璧な教師は1人もいないと思うからです。誰もがもっている不完全な部分がその弱みなのかもしれませんし、その弱みが強みを支えていることだってあります。厳しく指導できない教師は、その代わりに優しさを手に入れているかもしれません。心配症によって防がれたミスや危険がたくさんあるかもしれません。要は考え方次第です。弱みは「人間だれもがもっているもので、自分はこれなだけ」と考えれば良いのです。そんな弱みを認めてあげて、強みの方を活かしていきましょう。そっちの方が何より楽しいです。

4:終わりに

 自分の強みと弱みを知り、自分を認めてあげましょう。自分は自分です。他者と比較する必要もありません。自分のことを大切にし、教師人生をより良くしていきましょう。その努力が、きっと子どもたちの笑顔につながっていくのではないでしょうか。


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