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どめ12「時間は長い」


この毎日note生活始めてからまだ一週間も経っていないんだけど,すごい速度で頭の中の様子が変わってきている気がする。まだ1週間も経っていないのに,すごい長いこと自分の文章・思考と向き合っているみたいに感じて面白い。というか,このnote自体がいつもの考え癖の延長なのかもしれない。これまでずっとやってきた考えるっていうことの足跡を,せっかくなので皆さんにもお見せしている。そういった感触だ。

とにかく,最近頭の中の調子がすこぶる良い。おそらく生で一番くらい。
皆も大学辞めて毎日note書こう!!馬鹿で草。

見えやすい文章に変えるだけで,ただ頭で考えるよりも思考が整理されていく感覚がある。頭の中の余計な悩みとかにエネルギーを割かなくてよくなって,全く健康な北村僚というものがここに立ち現れている。そういう風に何日か過ごしていて気付いたんだけど,ちょっと北村僚という人間は元気が過ぎる。


皆,これ読んでる時間無駄だから,すぐやめて瞑想しよ。



最近は本当に大学行くことを諦めていて(というか大嫌いでかつ健康を害するということが明らかになったので,予定帳に授業の予定をいれるのをやめた),バイトするかこうやって文章書くかっていう生活をしているんだけど,昨日たまたまバイトが無くて,昼に2・3時間友だちと歩いた以外はほとんど机で座ってパソコンに向かったり,ただ座ったりしていた。

そうすると本当に何にも疲労がたまらない。
本当に何も疲れない。主に肉体的に。僕の疲れには二種類あって,頭が疲れるのと体が疲れるのがある。頭が疲れるときは頭がじんじんしてぼーっとする。こういう時はすぐに頭が痛くなってしまうので,本を読むのも勉強するのも文章を書くのも,全部大好きなのに全く手がつかない。

正確には本を読むのと勉強するのと文章を書くのでそれぞれ疲れ方に全く差があるんだけど,とにかく,頭にも体力ゲージがあり,これがなくなると何もできない。何をすると頭が疲れるか,どのくらい体力ゲージが長いかは結構な個人差があって,自分が得意なことだと疲れ知らずにいつまでもできることもあるし,一見頭を使わないようなことで酷く疲れてしまうこともある。

僕の場合,レジ打ちとか品出しとかのいわゆる単純作業のようなことで酷く疲れてしまう。いつもはかなり無配慮に人や物と関わっている僕でも,バイト中はお客さんに失礼のないように気を配ったり,物を壊さないように慎重に運んだりする。かなり健気な大学生バイトであると自認している(時に最近は)。僕自身バイト先の人間関係や勤務内容に現状不満はほとんどないので,バイト中にストレスを感じたり極度の疲労感を感じたりすることはないのだが,バイトが終わると一気に疲れが飛び出てくる。体感としては,目に見えない汗みたいなものが一斉に体中から飛び出てくるみたいな,そういう疲労感がある。

詳しく調べたりしてないので定かではないのだけど,僕はおそらくかなり交感神経が有意なタイプの人間だ。平均的な人は日中でも気を抜く時間を上手く作ってバランスをとっていると思われるが,僕の場合はかなりその気を抜くというのが苦手で,いつまでもどこまでも走っていきたくなってしまう,そういう性分で20年間を生きてきた。

なので,短くて3時間,長くて5時間程度の間,気を抜くことなくずっと緊張(nervousではなくtentionの意味での)を張り巡らしたまま業務にあたっている。気を抜きたいし,こまめに一息つく時間を作ってはいるものの,なかなか根本的に緊張をほぐすことはできない。

これがうわさに聞く気疲れというやつか。気疲れの話聞くたびに自分とは無縁の概念だと考えていたのだが,僕も立派に気疲れ人間をやっていたということになると,気の弱い人々に対してマウントを取りづらくなるな。これは重大な問題である。



小売店のバイトは気疲れするだけではない。肉体的にもかなり疲れる。だって5時間立ちっぱなしで動き回っているのだから。直径20メートルの円に収まるくらいの狭い店内だけれど,勤勉に歩き回って常に清掃などに当たっているので結構な歩数を毎回歩いている。

飲料の品出しはかなり腕に来る。1ダースをカゴにどかどか突っ込んで,心の中でうりゃーって叫びながら強がって片腕1本でなんとか支えるけれど,それだけで重い物持ったなーという感触が腕に伝わってくる。まぁこんなのはへっちゃらなんだけどね!(汗汗)といった面持ち。

このように,自分にとって小売店バイトは結構苦手なタイプの活動で,心身ともにかなり疲弊する。だけど,なんやかんやで1年半以上続けているのだから結構偉い。自分でもそう思う。僕偉い。バイトやっている人は皆頑張ってるよ。すごすぎる!!これがかの有名な「生きてて偉い」という感情。素晴らしいものがある。誇らしい。



基本的に苦手な活動なので,バイトのシフト提出は必要最低限に抑えているのが常なのだが,授業に行くことを諦めた今,与えられた時間は無限大にも近い途方もない量だったので,久々に受けれるヘルプ要請をすべて受けて,ここ一週間は毎日のようにバイト先に赴いた。

バイトの内容はいつもと全然変わらなかったけど,精神や肉体がいつもの何倍も健康なので,いつもは疲れて諦めてしまう業務も踏ん張って最後までやったし,同僚のサポートも惜しみなくした。完全に優等生的なバイトだった。

業務っていう共通の敵を倒す共闘のように捉えると,同僚はクエストをともに戦う仲間のように思えるし,業務が終了すると一緒に何かを成し遂げたかのような連帯感に包まれる。仲間同士が些細なことで嫌いあったり,愚痴りまくったりしてるのもなんだかリアリティがある。リアルなんだけど。

そういう共闘的な捉え方ができる一方で,一歩引いてこれは単位ゴールド稼ぎなんだから,そんなに一生懸命やっても仕方ないでしょという捉え方もできる。西村ひろゆき的なリアリズム。

さらには,労働と資本の関係も絡んでくるので,大変ややこしい。僕らが必死に頑張っていても,実際に経済的な利益を得るのは資本の方だったりする。

そう考えると,僕が一従業員として優等生的な勤勉さを見せていることは,単純に偉いことなのか,はたまた愚かなことなのか,奴隷的な盲目さなのか。いろんな解釈ができるけど,まぁ床はできるだけ綺麗な方がいいし,人と接するときはできるだけ丁寧な方がいいよなと思う。そういう極めて直感的な行動指針に素直に従うのが結局一番心地いい気がしている。

資本と戦うのは目の前の埃を掃いてからでいいし,いくら馬鹿らしいと思っても目の前のお客さんに丁寧に接さない正当な理由には全くならない気がする。

親切にこちらから積極的に経済的な尺度を持ち出すのはかなり危険な行為だと思うけど,皆はどうなんだろうと思う。まぁどっちでもいいけど。



昨日はそんなバイト三昧週間のささやかな休憩で,親友と3時間程散歩をした。お金のない僕らはいつもこうして散歩をする。正確には,お話したいだけなのに東京にはゆったり座れるところもありはしないので,体力の許す限り歩きながらべちゃくちゃしゃべるというのが二人の間で通例になっている。

昨日も昨日で考えられないような早口でべちゃくちゃしゃべりまくり,合計8キロくらいをほとんど休まず歩き続けた。立ち止まったのはほんの数分間。父からもらったスニーカーの紐がやたらとほどけるようなので,彼が何度も立ち止まってはそれを締めなおすのを,僕は少し偉そうな顔で待っている。そうやって時々立ち止まってはまた,用事もないのにせかせかと歩き出す。僕らの歩くスピードが早いのは,根っからの東京育ちだからなのか,DNA的なものなのかはわからないが,とにかく競うように歩いてしまうのは二人の少し良くないところだ。



ここ三年間は帰ってきて真っ先にすることと言ったら,You Tubeを開いて腐るほど湧き出てくるコンテンツの泉でパシャパシャすることだった。これパシャパシャしてるなーと思いながら,パシャパシャしていた。パシャパシャしてるのが心地いいようで,同時にむなしいような,そんな気もしていた。

そんなパシャパシャ人生が,noteを毎日投稿するぞと決めて以来,急速に変化を見せている。なんか毎日書かないといけないので,とりあえずnoteを開くようになった。昨日もノータイムでnoteを開いて今日投稿する分の清書的なことをした。僕にとって文章(こういう気軽なエッセイ)を書くのは瞑想みたいなものなので,書き終わった後はかなり賢者モード(個人的には賢者モードより賢者モード)になって,駆り立てられる余分な欲望がすって全部消える。そのせいなのか知らないけど,You Tubeを徒に見るみたいな時間が全く無くなってしまった。

「見る時間が無くなった」というか,You Tubeをそんな長い時間見れなくなってしまったので,いよいよすることがなくなった。

そうなると夜の時間はめちゃくちゃ長い。本読もうにもめんどくさいし,寝ようにも体が元気なので眠むれない。もう最近元気が有り余っているので8キロ徒歩程度では全く疲れない。むしろ親友と話せて元気が増してしまった。
これは困ったなということで決死の強硬手段に出た。そうそれはどか食い気絶。若者が無意識にやってしまって後悔することランキング上位に位置するどか食い気絶だが,昨日の僕は「どか食いを気絶しよう!!」という強い意志でどか食いを敢行。みごと気絶を果たした。



やっぱコンテンツを見すぎだよ。
皆,これ読んでる時間無駄だからすぐやめて瞑想しよ。
上にも一応書いとくか。


人生短いとかいうけど,意外とそうでもないなと思う。ほとんどすべてのことは認識の仕方で変えていけるという啓蒙的な捨て台詞を吐こう。



時間は長い でした。








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