フィルム入門「写ルンです」の仲間たち
手軽にフィルム写真を始めるなら「写ルンです」がとってもお勧めです。今までのわたしの記事でも何度か紹介してますが、とにかく難しいこと抜きに直ぐにフィルム写真が始められます。
フィルムカメラを始めるときにハードル
今の時代、ただ写真を撮るならスマホで必要十分でしょう。
そこを敢えてフィルム写真を撮りたいというのは、懐古趣味というか、物好きに見えるかもしれませんね。2000年以降に生まれた方々には、フィルム写真の世界はとても新鮮なモノなのでしょう。
懐古趣味にしても、新鮮な世界に飛び込むにしても、フィルム写真にはデジタル写真には無い魅力があるとわたしは確信してます。
しかし、実際フィルム写真を今から1から始めるとなると、低くはないハードルがあります。
①カメラの用意
現在市場では、新品・現行品のカメラ(一部トイカメラは覗く)は販売されていません。
なので、フィルム写真を始めるとなると、中古のカメラを探して買うことになります。そのカメラ選び、購入にはある程度の知識やリスクが存在します。知識豊富で親切な専門店に行くとか、経験者の知人・友人にたよることが出来ると良いですねぇ
カメラの目利きや選定は、やはりネットの知識だけでは限界があります。
②フィルムの選択
少なくはなりましたが、それでも、写真用フィルムはまだ多種多様なバリエーションがあります。カラーネガフィルム、モノクロフィルム、カラーポジフィルム、赤外線フィルムなどなど、、、。
その選定も悩みますね。
わたしからは初めてのフィルムとしては、「カラーネガフィルム」で「ISO感度400」をお勧めします。
③カメラの操作
スマホやデジカメは、シャッターを押せば写ります。
しかし、フィルムでは、押せば写るというカメラは、1990年代以降になってからになります。それでもフィルムをカメラの入れるのは手動です。
カメラによっては、絞り、シャッタースピード、ピント、ISO感度設定、フィルム巻き上げなど、すべての操作が手動(マニュアル)操作というモノも少なくないです。
そして、撮影が終わってたフィルムを巻き上げる必要もあります。
また、それらの操作方法はカメラごとに違ったりもします。しかも中古カメラの場合、説明書がないことも多いです。(この点は大抵ネット検索で解決します)
その一つ一つの手順が楽しみでもあるのですけどねぇ
④現像をどうするか
そして、撮影が終わったら、撮影済みのフィルムを現像しないと肝心の写真を見ることが出来ません。
近所に、フィルムを現像してくれるお店があれば、いろいろ相談も出来るし、現像も出来るの常連になりましょう!
ネットからフィルム現像対応のお店
お店が近くにない場合は、ネットから手続きできて郵送で現像、プリント、データ化が出来ます。わたしも利用しているお店で「Print1」さんが、価格も良心的でお勧めです。
そこで「レンズ付きフィルム」(『写ルンです』など)がおすすめ
富士フイルムの「写ルンです」をはじめとして、コダックの「ファンセーバー」など、「レンズ付きフィルム」(使い捨てカメラ)がお勧めです。
前述のハードルを④以外は、すべて低くしてくれます。
①「カメラの用意」商品を買うだけ!新品です!
②「フィルムの選択」フィルムとカメラが一緒になっているから心配ないです。
③「カメラの操作」フィルムは装填済み。巻き上げてシャッターを切るだけ。暗かったらフラッシュをON!それだけ!!
FUJIFILM「写ルンです」
最近、再び人気が高まっているそうですねぇ
レンズ付きフィルムと言えばの「写ルンです」❗❗
中身のフィルムはカラーネガフィルムでISO感度400
一応、以下に作例記事を載せておきます。息子が撮ったわたしの写真なので、参考になるかは、、、、
Kodak「Funsaver」
コダックが出しているレンズ付きフィルムが「ファンセーバー」です。以前は「スナップキッズ」って言うのがあった気がしますが、、、。
この商品は、ISO感度800!他の商品より暗いところに少し強いです。フラッシュの光が若干ですが、遠くまで届きます。
「写ルンです」と「ファンセーバー」の比較記事(外部ブログ)を見つけたので、↓貼っておきます。
Kodak レンズ付き白黒フィルム トライ-X 400
コダックの代表的なモノクロフィルム「トライーX400」が入ったレンズ付きフィルムがあるとは知りませんでした。
せっかく見つけたので、ここでご紹介します。
ILFORD レンズ付きフィルム XP2
モノクロフィルムや印画紙などで有名な、イギリスの写真用品メーカーイルフォードのカラー現像(C-41)に出せるモノクロフィル入りのレンズ付きフィルムです。
この商品は使ったことがないのですが、中身のフィルム「XP2 Super 400」は、作例があるので参考に↓の記事をご覧ください。
Lomography Simple Use Film Camera
トイカメラや独自の開発のレンズ、フィルムなどで有名なロモグラフィーのレンズ付きフィルムです。
こちらはISO感度400のカラーネガフィルムフィルム「LomoChrome Metropolis」が装填されています。フラッシュにカラーフィルターが付属していて、フラッシュの光をいろんな色に変えて、様々な効果を楽しめるのが特徴です。
Lomography Simple Use Film Camera Black&White
ロモグラフィーのモノクロフィルム入りのレンズ付きフィルムです。こちらもISO感度400です。
ロモグラフィーのフィルム独特の描写が楽しめます。
モノクロフィルム現像対応のお店に現像に出す必要が有ります。お店によってはカラーより割高な場合があります。
ILFORD Ilfocolor ラピッドレトロ
正直、イルフォードのカラーフィルムは一度も使ったことがないので、なんとも言えないのですが、信頼のおけるフィルムブランドなので、品質は確かだと思います。
アグファ LeBox Flash
アグファのカラーネガフィルムは、彩度が高めで、赤色が強くでる印象です。ハッキリした描写で派手目な印象です。独特の描写なので好みにハマる方には、良いフィルムだと思います。
AMBER スパークディスポーザブル フィルム カメラ
このカメラには、D400 カラー ネガ映画フィルムが入っているようですが、通常のカラーネガフィルムと同様のC-41現像だそうです。
フィルムが特徴的なので、ちょっと変わった写真を撮りたい方には、良いかもしれません。
Amber Tungsten ディスポーザブル フィルム カメラ
このカメラは、ISO感度800のタングステンフィルムが入っています。
タングステンフィルムは、撮影用照明機材のタングステンライトとの組み合わせを前提に作られたフィルムです。通常の照明や太陽光の下では、独特の色味になります。
そして、ISO感度800のフィルムなので、他のレンズ付きフィルムよりも室内やフラッシュ撮影の際など暗いシュチュエーションに強いです。