インターナショナルビジュアル:Vol,1 映画のファーストコミュニケーションは映画そのものではない。『若き見知らぬ者たち』インターナショナルビジュアルに込めた想い。
映画『若き見知らぬ者たち』の共同プロデューサーを務めるHATCH Inc.本間 綾一郎です。
7/4に特報が公開され、これから映画の内容が少しづつ明らかになっていきますが、今回は主演の磯村勇斗、共演の岸井ゆきの、福山翔大のメインキャスト3名を迎えたインターナショナルビジュアルについて制作の背景と込めた想いについて解説します。(前編)
映画のファーストコミュニケーションは映画そのものではない
『若き見知らぬ者たち』はフランス、韓国、香港、そして日本の4つの国と地域で共同製作されています。そのため、企画初期段階から国内外でのグローバル展開が可能な施策を考える必要がありました。
海外の映画祭やマーケットで最初に目にされるものは映画そのものではなく、ビジュアルです。作品の本質的な世界観やメッセージを表現し、グローバルな観点で興味喚起を促すビジュアルコミュニケーションとは何か?感覚に訴えかけるノンバーバルなアプローチなのか。想像力が広がるような行間のあるコラージュなのか。 劇場の椅子に座ってもらう以前からすでに映画ははじまっています。私たちの最初の一手はコンセプトを伝えるワンビジュアルからはじめよう。企画時から内山監督とプロデューサーチームは『インターナショナルビジュアル』について様々な議論を重ねてきました。
時代を映し出す鏡のような作品にしたい
内山監督が企画書に添えたボディコピーがありました。
いつだって、わたしたちそれぞれに物語がある。
わたしたちは、常に若き見知らぬ者たちだ。
このメッセージには人は今が常に若いときであり、誰もが現代社会の中で個々人の葛藤や孤独と戦っているのだという背景が込められています。
「この作品において、演者も、作り手も、そして観客も、わたしたちは皆、誰とも異なる、一人ひとりの人生における表現者なんだと思う」そう語る内山監督の想いに深く共感していく過程で、この『若き見知らぬ者たち』という作品は、時代を映し出す鏡のような存在なのではないかという感覚が生まれてきました。
この感覚を表出することが我々にとって作品のCore<核>になるはず。それを1枚のビジュアルで表現しようと決意しました。
一枚で力強く魅せる
抽象と具体。このテーマを表現するにはどうしたらよいか?チームで議論をしている中、とあるグラフィック広告について話が及びました。
広告業界に触れている人ならば誰しもが見たことはある「この」ビジュアルです。
ワンビジュアルの中にパッション、時代、世界、タレント、すべての熱量が込められた一枚の写真。我々が映画のファーストインパクトに求める全てが詰まっていると感じました。一枚で力強く魅せる。予定調和から解放されるような、こうでなくてはいけない、という潜在的な矛盾と対峙するような姿勢を示したい。この感触を内山監督、宮前プロデューサーと確認し合いました。未知なるものを創る。ものづくりにおける期待と怖さを両方一気に感じる至福な瞬間です。僭越さなどを完全に放棄して、このPARCOの広告をつくられた井上嗣也さんに飛び込みでオファーをしました。
(続く)
■映画『若き見知らぬ者たち』2024年10月11日(金)新宿ピカデリー他で全国公開
オフィシャルサイト:http://youngstrangers.jp
映画公式note:https://note.com/youngstrangers
映画公式X(旧Twitter):https://twitter.com/youngstrangers
映画公式Instagram:https://www.instagram.com/youngstrangers_movie/
原案・脚本・監督:内山拓也
出演:磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大 他
製作:「若き見知らぬ者たち」製作委員会
企画・製作:カラーバード
企画協力:ハッチ
配給:クロックワークス
©2024 The Young Strangers Film Partners