東伊豆町で風待ち週報 #1
こんにちは、はたじゅんです。最近悩み事で体調不良を起こして、休養もかねて1か月間東伊豆町で風待ちステイをさせてもらうことになりました。
と言っても、南伊豆町からの通いにはなりますが、地域おこし協力隊の勉強と自分を見つめなおす時間にあてております。
風待ち場所(湊庵)
面倒を見てもらっているのは、東伊豆町の地域おこし協力隊OBで湊庵【合同会社so-an】の荒武優希さんです。大学院で空き家改修プロジェクトに関わってから、卒業後そのまま伊豆に移住して7年目になる先輩です。
今自分が取り組んでいるMISSIONを先駆けている活動をしており、まだ数日ですが、学ぶことが多いと感じております。
1週目の過ごし方
宿の定期メンテナンスと掃除
湊庵は、3つの宿泊施設を管理・運営しています。丁度、滞在時期と閑散期が重なりエアコンや換気扇の清掃やシャワールームのワックス塗などの作業のお手伝いをしました。
通常運転の宿の清掃のお手伝いもしました。布団のシーツはがし、清掃、次のお客様用のベッドメイキングなど。
特に大変だったのは、morieという東伊豆クロスカントリー付近にあるコテージの清掃です。
「広い!!」
掃除機とクイックルワイパーをかけるのが結構時間がかかってテキパキしつつ退屈にも思える時間が印象として残っています。
月一の小学生お泊り会
週末には、morieを使った東伊豆町内の小学生お泊り会がありました。「よかったら手伝って」といった感じで誘われて、静大のインターン生と湊庵運営の新井さんと3人で1泊2日のお泊り会のお手伝いをしました。
17時から徐々に子どもたちが集まり始め、踊れよ騒げよと体育館以外の室内で汗をかくほど走り回ったのは何年振りかと思うくらい子どもたちのエネルギーに真っ向から対抗してへとへとになりました。
夕食と次の日の朝食を協力してみんなで作り、焚火をし、公園で思いっきり鬼ごっこをして、疲れたけど元気の出る時間を過ごせました。
空き家見学
荒武さんにと指名の空き家の相談があり、「空き家見学は無料だから」と見学に行くのに同行させていただきました。
東伊豆町稲取で徒歩1分未満で絶景の海が見える立地の大工小屋の空き家と依頼者の方のお宅の裏にある元子ども部屋の離れをみさせてもらいました。
とても立派なお宅で、まだまだ改修の必要なく活用できるきれいな物件でした。放置されないで、管理しながらどうにか後世に引き継げたら昔ながらの歴史が引き継いでいけるんだろうなと思いました。
アートプロジェクト
東伊豆町の偉人に、西山五郎というお医者さんがいます。その西山さんと所縁のある邸宅が残っており、湊庵では4件目として宿泊施設×アートというテーマで開拓をしていこうと動いています。
今回、アーツカウンシルしずおかの採択事業として助成を受けることになり、アドバイザーという立ち位置で参画しているeitoeiko 癸生川栄さんが歴史を知る地域住民への取材をするということで同行させていただきました。
南伊豆町や下田市の歴史を調べることはありましたが、東伊豆町のことはさっぱりでとても勉強になる時間になりました。
のんびりとした休憩時間
タバコ休憩やおやつ休憩、のんびりタイムが適宜挟まれて、THE・スローライフといった過ごし方です。農業バイトやDIYボランティアのときを思い出す、ゆったりした働き方してます。
金曜から月曜は、すみんこカフェが営業しているので看板娘の荒武家の天使赤ちゃんに和まされながら、お菓子やココアを飲みながらの休憩時間を過ごしてしまいます。
風待ち中の気持ちの変化
南伊豆町でも地域の方に仲良くしてもらっていることはあったし、関わっている人に邪険にされることはないのに感じてしまった孤独感。より日常的な物理的寂しさが原因なんだと痛感しました。
体調不良の原因が寂しさによるストレスで、日々人と会ってしゃべって、一緒に何かする。それだけで改善することなんだと他人事であれば呆気にとられる当たり前じゃんみたいなものに翻弄されていたと知り、くだらなくて笑いがこみ上げてきました。
不良化していた体調も改善されて楽しく1週目を過ごせました。
しかし、同時に今後自分とどう向き合っていくかという悩みが膨らむ一週間でもありました。