【政治】杉村太蔵氏、やっぱり、真正の「バカ」だった。「選挙行っても、何も変わらないよ」
元自民党衆院議員で政治評論家の杉村太蔵氏(45)が、26日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜午前11時55分)に出演。衆院選投開票前日の放送で、選挙の投票率をめぐり、独特の持論を展開したところ、ネット上で批判の声が相次いだ。
杉村氏は「若い人たちの投票率が低いのは、今じゃなくて、ずーっとですよ。今の60代70代も、若い時は投票率が低いんですよ」と指摘した。
「だんだん大人になるにしたがって、国のことや社会のことを考えるようになり、世の中が見えてくるようになってきて、働き始めて保険料を払う、税金を払う…だんだん政治に関心を持ってくるっていうのが…」と話した。
「『行けば変わる』って言うでしょ、皆さん。過度な期待を持たせ過ぎてるんじゃないかって。『あなたの1票で日本が変わる』そんな訳ないから!」との主張まで展開。これには、MCの今田耕司(58)が「元政治家、怖っ! 変わんないってこと?」とツッコミを入れ、スタジオの出演者もザワついた。
杉村氏は「だって『あなたの1票』以上に、『あなた(杉村氏)の1議席』でも変わらなかったんですから。『あなたの1票が日本を変える』っていうのは、すごくキャッチーなんだけど…」と、実体験をこめて続けた。 さらに「若い人は、まだ自分の力で何とかできません? 我々、年を取って働けなくなった、病気になった、こういったところに社会保障、国のお金って使われるべきでは? 弱者だから」と述べた。
社会起業家の石山アンジュ氏(35)が「そこは異議ありですね」と、若い世代の国民負担率が高いことを指摘するも、杉村氏は反論。
「児童手当が増えました。子育て支援策も増えました。待機児童もどんどん減った。ずーっと改善され、支給もされていますと。僕からしたら、そこは十分やっているんじゃないかな。いま候補者を見ても、(政策に)そんなに大きな差はないんじゃないかな」
さらに「『これじゃ不満だ、もっと欲しい』という方がいたら、1つだけ選択肢があって、『そういうあなたがぜひ立候補してください』ということなんですよ、民主主義は」と持論を繰り広げた。
石山氏から「太蔵さんは、『変わらなくてもいい』と思ったから2期目を辞めたんですか?」とツッコまれると、杉村氏は即答。
「そう。僕は『日本を変えない』っていうのがキャッチフレーズでいい。今の日本は素晴らしい国。僕自身は何の不満もない。これ以上いい国があるなら、ぜひ紹介してほしい。僕は何一つ変えるところがないから立候補しない!」と開き直って笑いを誘った。
一連の杉村氏の発言を受け、インターネット上は騒然。「その通りかな」「本当に変えたいのなら立候補した方がいい」と賛同の意見もあったが、「やっぱ今でも自民党なんだな」「既得権益層の組織票だけあればいい」などの声が相次いだ。
さらに「元政治家が自分の利益のために投票行動に水をさすのは卑怯」「考え方は一部の金持ちインフルエンサーみたい」などと厳しい意見も並んだ。
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