【洋画】🎬『マトリックス』の5作目がつくられる。ただし、脚本と監督はウォシャウスキー姉妹ではない。
『マトリックス』シリーズの5作目の脚本と監督を務めるのは、『オデッセイ』や『グッド・プレイス』を手がけたドリュー・ゴダードだという。“シミュレーションの未来”は大きく変わろうとしている。
「Saying the quiet part out loud(言ってはならないことを言う)」。
なぜか、これこそがシリーズ映画『マトリックス』の根幹にあったメッセージだったように感じられる。シミュレーション理論、クールな弾丸回避、クールなサウンドトラックとともに、『マトリックス』シリーズはわたしたちを取り巻く見せかけや偽者を指摘しようとしてきた。
悪の力はすべての人を懐柔しようとする。それを止めるには、それについて話さなければならない。
だからこそ、姉のラナとともに最初のマトリックス3部作の脚本と監督を務めたリリー・ウォシャウスキーが、このシリーズがある意味トランスジェンダーの物語であることを認めたとき、多くの人が納得の表情を浮かべたのだ。
だからこそ、わたしの頭からは、ある問いが離れなくなった。
それは「なぜ、ドリュー・ゴダードがマトリックスの新作をつくるのか」
というものだ。ゴダードを批判する気はないが、彼は真面目すぎる。あまりにも真面目だ。スパイスは少し物足りなかったとはいえ、『オデッセイ』を原作よりも素晴らしい作品に仕上げたし、『エイリアス』『クローバーフィールド』『LOST』『キャビン』など、ゴダードはミステリーをつくるのに長けている。
しかし、彼の作品をエッジが効いていると評価することはできない。どれも大衆を喜ばせる作品だ。一方、『マトリックス』シリーズが誰かを喜ばせるためにつくられたことはない。だからこそ、おもしろいのだ。
通常、この問いの答えは「金」なのだろうが、前回の『マトリックス』、つまり2021年の『マトリックス レザレクションズ』は、それほど大ヒットしたわけでもない。
おそらく、この点を立て直す試みとして、ゴダードが選ばれたのだろう。ディスカバリーとの合併以来、ワーナー・ブラザースは確実にヒットする作品にばかり集中し、『バットガール』のような映画はお蔵入りさせてきた。
『マトリックス』を大衆受けのよい作品に軌道修正するために、おそらくゴダードに“ネブカドネザル号の鍵”を手渡したのだろう。言ってはならないことをあえて言うと、映画から奇妙さを取り除き、興行収入を増やすチャンスだと、捉えたのだろう。はぁ。。。
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